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介護支援専門員は、居宅介護支援事業所や介護保険施設に欠かせない職業であり、一般的にはケアマネージャー(ケアマネ)として知られています。
私がこの資格を活かすために現在の職場に就いた経緯についてお話しします。
目次
介護支援専門員として勤務
資格を取得してからの4年間、私はその資格を活かすことなくパートタイムで働いていました。
しかし、子育てが一段落し、子供のために貯金をしたいと考えるようになりました。
そこで、せっかく取得した資格を活かすために、現在の会社で正社員として働くことを決意しました。
通勤場所は重要
自宅の近くでのサポートを探していると、特に求人は見当たらなかったのですが、居宅支援事業所を発見しました。
自宅から徒歩で約15分の距離にあり、万が一子供に何かあった場合でも学校にすぐに駆けつけることができます。
また、朝8時からの勤務でも車なら5分ほどで到着できるため、通勤条件も非常に良好です。
まずは話を聞いてみようと電話をかけたところ、面接の機会をいただけることになりました。
求人が出ていなくても、直接話を聞きに行くのは良い方法だと思います。
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面接での様子
面接の際、私は35歳でした。
リクルートスーツを持っていなかったため、ジーンズにワイシャツというカジュアルな服装で臨みました。
実際には、これはあまり好ましくない選択でしたが、募集が出ていないこともあり、あまり真剣に考えていなかったのです。
しかし、施設長(40代男性)との面接が進むにつれて、会話は次第に面接の枠を超え、施設長が抱える悩みや困難について語り始めました。
私は介護業界での経験があったため、「共感し受け止めること」を大切にしており、その姿勢が施設長にとっても話しやすい環境を作ったのかもしれません。
「君の経験を考えると、良い職員になれると思う。現在ケアマネは一人いるが、ぜひ来てほしい。利用者が少ない間は併設のデイサービスを手伝ってもらいたい」と言われ、見事に採用され、働くことになりました。
介護支援専門員(ケアマネ)の仕事内容
ケアマネとしての採用後、デイサービスを手伝いながら約2ヶ月間働いていたところ、突然、前任のケアマネが退職することになりました。
その後、4ヶ月が経過した時点で、居宅支援事業所の管理者として、前のケアマネが担当していた30名のケースを全て引き継ぐことになりました。
ケアマネの経験がわずか4ヶ月しかない中での管理者任命、しかも自分一人での業務に対して、精神的な不安が募りましたが、「何とかなる!」という楽観的な気持ちもあり、なんとか続けることができました。
ただ、一人での業務は気軽に相談できる相手がいないため、頼りにしていたのは市役所の介護課でした。
しかし、何度も連絡をすると面倒がられ、逆に叱責されることもありました。
また、管轄の包括支援センターにも足を運び、管理者の方と密にコミュニケーションを取りながら、さまざまなことを教えてもらいました。
身近に相談できる人がいなくても、市などには相談窓口がありますので、困った時にはぜひ問い合わせてみてください。
忙しい職場の中で学んだこと
困難な状況を乗り越える中で気づいたのは、「情熱があれば、何でも可能だ!」ということです。
お金を稼ぐのは容易ではありませんが、私が仕事に励む理由は子供たちです。
愛する子供たちの未来のために努力する、その気持ちが私にとって何よりも大切なのだと感じています。
ケアマネ&管理者としての勤務形態
出勤日は利用者様のニーズに応じて、日曜日に出勤することもあります。
しかし、出勤時間は数時間に限られているため、平日に振替休暇を取得して参観日などに参加したり、子供が熱を出した際の急な学校からの連絡にも柔軟に対応できるように工夫しています。
育児と仕事を両立できるおかげで、とても助かっています。
仕事量に見合った給料
給料は月に約30万円です。
残業はあったものの、今では仕事にも慣れてきたため、効率よく働き、できるだけ残業を避けるようにしています。
介護業界の魅力
この仕事が最も好きだと感じる瞬間は、人とコミュニケーションを取りながら相手の気持ちを理解し、今後どのように支援していくべきかを考えることです。
これが自分の人間関係に大きな影響を与え、円滑な関係を築くための学びが日々得られることに喜びを感じています。
毎日が成長の機会であることを実感できるのは、この年齢になって特に嬉しいです。
また、日常生活の中で突発的な緊急事態や選択を迫られる場面でも、以前よりも多くの選択肢を考えることができるようになりました。
こうした多様な経験を通じて、この仕事を続けて良かったと心から思います。
介護保険は高齢者の増加に伴い、年々変化しています。
利用者様の多様なニーズに応えるために、ケアマネージャーとして学び続け、子供たちからも尊敬されるようなプライドを持って働ける素晴らしい職場だと感じています。
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