ホテルのフロント業の仕事
地方の温泉に新規で建設されたホテルに就労したことがあります。
当時大学を卒業してから福祉施設に栄養士として勤務していましたが、実家の方で新規にできるホテルで社員を募集しているとのことで、私自身も実家に帰りたかったこともあって、迷わず面接を受けることにしました。
ホテルの面接・見学・研修
面接
面接で聞かれたこと
- このホテルへ就職を希望する動機
- この職業に対する意欲
- 職種がフロント、客室、調理場、施設管理、バーの管理などあり、どれに希望するか など
私自身はサービス業に興味があったのと接客業を体験してみたかったということを言いました。
接客業なので清潔な服装を心がけあまり個性を強調しないようにしましょう。
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見学
見学に行ったときは中で働いている人の雰囲気を感じるように心がけました。
ただ新規にオープンするところだったので、今にして思えば、従業員の休日面など福利厚生の内容が確認できるようだとよかったと思います。
また、どちらかというと調理師さんや客室係さん、施設管理をしている方などが長く定職されたいるかなども確認するといいと思います。(こういうところは手先になって働いている方の情報はいいにつけ悪いにつけた後々の保身のために重要ですので)
研修
研修は一週間ほどあり、フロントに配属され、基本的な接客のマニュアルに沿った講義がありました。
お互いをお客様に見立てて案内したりクレーム処理の仕方を学んだり障碍者のお客様のための簡単な介護の仕方など普通に暮らしていれば基本的なところですが、フロント全員で方向性を一緒にするというのは初めにやっておいたのでチームワークが良かったです。
ホテルでの一日の流れ
勤務時間
- 早番は6時出勤16時退勤
- 中番は9時出勤18時退勤
- 遅番は17時出勤で朝6時まで勤務(大抵の場合男性が担当)
行楽シーズンなどは繁忙期ですので、これが少しズレて昼休みを2時間とる代わりにお客様の到着時間に合わせてまた出勤したりと結構拘束時間が長くなることもありました。
仕事の内容
- 予約を取る
- お客様の出迎え、送り
- 玄関回りの掃除
- 他の部署との調整
などとにかくコミュニケーション能力を毎日試されているようでした。
身につくことは「ホスピタリテイ」と「忍耐」です。
思いがけないハプニングへの対応能力ができてくること、でしょうか。
給料は地方ですのでそれほど高くはありません。
残業も入れて月手取りが14万から15万です。
新規オープンだったので年功序列ではなく能力給でした。
若い方でも幹部クラスで40万ぐらいだったそうです。
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ホテル業の大変なこと
大変だったことは他部署との折衝です。
予約の段階で、客室が回転できるかどうかの余力や調理場で特別職などのお願いを快く聞いてもらうようにするにはどうすればいいかなど、新規にできた経験者の少ない職場だったので、そこが大変でした。
嫌な場面
お客様に無理難題を言われ解決できなかったときや、理不尽な文句を飲まなければいけないときなどです。
嬉しかったこと
売店もフロントの係りで、地方発送のときに取引業者から提供された試供品などを入れてお送りした時にわざわざお礼の電話を頂いたり、小さな子供からたどたどしいお礼の手紙を頂いたり、「満足でした、また来ます」などの言葉を頂いた時です。
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ほどで結婚退職して、実家を離れましたので、以来この職業には就いていません。
結構色々なことを教わりましたし、嫌なことよりも楽しかったことしか思い浮かびませんし、今でも人にサービスを提供するのはやりがいがあると思っています。
チャンスがあるのならもう一度やってみたい職業の一つです。