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社会保険労務士試験の難易度は?資格内容や取得して就ける仕事を紹介

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社会保険労務士の資格は難易度が高く、勉強することがたくさんあります。

企業の問題を解決したり、人事や労務についての業務を行います。

社労士の資格を持っていることで転職にも有利で、何より自分の成長のためのスキルにもなります。気になる方はぜひご覧ください。

一生ものな社会保険労務士の資格

どの会社でも人事・労務といった仕事は欠くことができません。

今回はそれらの部署で活躍できる社労士(社会保険労務士)のお仕事をご紹介したいと思います。

この資格は国家資格となっていて、一度取得してしまえば更新する必要もなく、一生有効な資格です。

また、企業に勤めるだけでなく、個人の事務所を立ち上げることも可能です。

 

就職にとても有利ですし、資格を持っているだけで色々な仕事をすることができます。

 

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社労士の受験資格

  • 行政書士の資格を持っている
  • 短大卒と同等以上の学歴がある、又は一定の事務経験がある

試験概要

  • 試験日時:1年に1回行われる
  • 回答法:マークシート形式
  • 合格ライン:全体で60~70%正答すれば合格

定員はないので、他の受験者の出来に左右されることはありません。

 

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社労士の難易度

次に試験の難易度ですが、なかなか難易度は高めといったところだと思います。

出題内容

労働法令科目、社会保険法令科目(※出題範囲はとても広い)

 

イメージとしては、税理士ほど難しくはなくて、行政書士と同じくらいといったところです。

2年目にやっと合格したといった方が多いようです。女性に人気があり、受験者にも女性が多くみられます。

 

毎年の受験者は4万5000人~5万人くらい。年度によってバラつきはありますが、大体7~10%の合格率となっています。

 

なお、この受験は午前と午後に分かれていますが、1日合計5時間近くの受験時間があります。

体力も必要といえるかもしれません。

 

社労士は覚える範囲がとても多い

独学で勉強することも可能ですが、せめて通信講座くらいは使っておきたいといったところだと思います。

範囲がものすごく広く、網羅するだけでもとても大変です。

働いている方や、主婦の方は毎日結構無理して勉強しないと合格は難しいかもしれません。

 

 

社労士の資格を取得すると

なかなか難しい社労士の資格取得ですが、取得できれば企業にお勤めの方でも、個人で開業しようとしている方でも、活用できる場は沢山あります。

 

企業で働く場合

人事・労務といった社員が働く環境を整える仕事に就くことができます。

企業での採用や昇進、退職などの仕事の他、総務関連の部署ではなくてはならない存在です。

 

雇用保険などの相談も受けることができます。

他にもセクハラやパワハラなど悪い社内環境の改善や、労働条件に関して企業にアドバイスしたり、よく分からない年金の仕組みなどもアドバイスしてあげられるようになります。

 

社労士の強み

社労士にしかできない独占業務があるということです。

  • 行政機関への提出書類の作成や事務処理
  • 事務所に義務付けられている帳簿書類の作成など

このような作業は、法律上社労士にしか許されておらず、企業にとって社労士は必要不可欠な存在だといえるでしょう。

 

難関資格だからこそ活用できる場が沢山あるんですね。

 

独立して働きたい場合

社労士であれば自宅でも開業することが可能です。

こちらも社労士にしかできない書類の作成や手続きの代行などを行うことができるため外注で書類の作成を代行して請け負ったりすることもできます。

 

実生活においても、年金問題や雇用環境、その時に応じてどんな保険が適用されるのかなど知らないと困るようなことにも詳しくなるので、社労士の資格を取ることで自分や家族を助けることにも繋がります。

 

 

社会保険労務士の仕事内容

企業が活動するためには「人」「金」「もの」の3つがありますが、社会保険労務士は人に関するエキスパートとして問題を取り扱う仕事です。

社会保険労務士は雇用や労働に関して悩みがあれば相談に乗り、従業員が企業に採用されてから退職し無事に年金を受給できるようにサポートします。

仕事の流れは企業が従業員を採用すると労働保険や社会保険に関する手続きをしますが、その業務を代行して働きやすい環境を作ることが特徴です。

 

企業の困っていること、働きやすい環境を作る手助けをするのが社労士の仕事です。

 

社会保険労務士は書類の作成や企業の人事、労務、給与計算などに携わり、専門家として貢献できるように働きます。

勤務場所は企業内の人事部に所属するか独立開業をして顧問になり、最適な方法を選ぶと便利です。

 

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社労士の主な業務内容

業務内容

  • 社会保険に関する知識を活かして書類作成や申請
  • 給付などの事務手続き
  • 労務に関する相談やコンサルティング
  • 給与計算 など

このため、社会保険労務士になるためには社会保険労務士の国家試験に合格する必要があり、学校で学ぶか企業内で働きながら資格を取る人もいます。 

最近では年金の仕組みも変化し複雑化しているため、社会労務士に対する期待が高まっている傾向が強いです。

 

企業のサポートを行う

仕事内容は企業の総務部が行う業務を代行しますが、頻繁に法改正が行われるためスペシャリストとして行えるようにする必要があります。

社会保険労務士の仕事は一般企業に勤めていれば他の社員とスケジュールは同じで、働きやすいようにサポートをします。

 

専門の事務所で働くときは基本的に事務所と顧客の間を往復し、法人や個人の顧客を回って面談してその合間にデスクワークを行います。

 

社労士試験に合格するために

仕事をするためには国家試験の社会保険労務士試験に合格することが求められ、受けるためには学歴、実務経験、その他の国家試験合格のいずれかを満たすことが必要です。

試験の合格率は1割以下になるため難しく、試験に合格しても2年以上の実務経験を積んで指定の講習を受けないといけません。

 

試験を受けるためには大学、短期大学、高専以上の学歴があれば可能で、専修学校でも2年以上で授業時間が通算で1700時間以上ああればできます。

一方、高卒であれば行政書士試験の合格を目指し、関連企業や事務所などで3年以上の実務経験を積むと可能です。

 

仕事をするときは専門的な知識を活かし、企業に貢献できるようにする必要があります。

企業の従業員は社会労務士のサポートを受けて働くため、環境を作って貢献できるようにすることが大事です。

 

社会保険労務士の仕事をして思うこと

社会保険労務士は企業と従業員の橋渡し役になり、専門的な知識を活かしてお互いに信用されるようになる必要があります。

最近では、労働や年金制度、保健に関する法律も変わりやすく、雇用された従業員が混乱しないようにサポートしないといけないため苦労するものです。

 

仕事内容は法律の専門家として貢献できますが、信用を失わないように勤務先に合わせて働かないといけないため責任が重くなります

 

最近では、終身雇用制度の崩壊などで従業員が正社員として企業に雇用されても定年まで永遠に働けるわけでなく、人員整理などでリストラをすることもあります。

このような場合は労働に関する知識を活かし保険や退職金の扱い方を確かめ、今後の人生をどのように生きればいいかサポートしていきます。

 

企業の社員は規模に応じて配置される人数が決められていますが、社会保険に関する書類の作成や申請、給付などはスペシャリストにしてもらわないと厳しくなります。

社会保険労務士は企業の業務をスムーズにできるように貢献し、なおかつ従業員が安心して働けるように環境を整えることが必要です。

 

企業の問題を確実に解決する

最近では、社会情勢が大きく変わりやすく、従業員から相談を受けることも多くなりました。

人事労務に関する法律は労働基準法や雇用保険法、健康保険法がありますが、度々変更されるため最新の情報を確かめて対処できるようにしないといけません。

仕事をすると世の中は今までよりも大きく変化しつつあり、従業員や企業の経営者などから相談を受けやすくスペシャリストとして貢献しないといけないと感じます。

 

社会保険労務士になることは難しいですが、勤務場所に応じて1日の流れが変わります。

大手の企業では総務部が行う業務をスペシャリストとして任されるため、人数が多いとそれなりに苦労しますがやりがいがあります。

 

企業にとって社労士は神のような存在なので、会社が困っていること・気になることをベストな回答で問題解決していくことが社労士の使命です。

 

社労士の魅力

仕事をするときは少しでも働きやすい環境を作り、企業の利益に貢献できるようにすることが大事です。

人間の人生は一度しかありませんが、生活をするためには働いて稼がないといけません。

 

働いて稼ぐためには仕事をしやすい環境を作らないと退職者も出て問題になり、起きないようにサポートをすることも必要です。

社会保険労務士は国家資格が必要でハードルが高いですが、やりがいを感じて働けることや給料が高いことが魅力です。

 

仕事をするときは企業の経営を改善できるように専門的な知識を活かして貢献し、従業員から感謝されるように謙虚な気持ちで働きましょう。

 

社労士は需要の高い資格

近年、年金問題などで社労士の需要は高まっていると考えられます。年金はどのくらいもらえるか、どのような手続きが必要なのか不安に感じている方が多くなっています。

企業だけでなく個人の相談などもこれから先どんどん需要が高まっていくと考えられます。

 

個人からも依頼がくる職業なので、幅広く対応できる仕事です。

 

また企業では人事、労務といった仕事がなくなることはなく、景気がどんなに悪くなったとしても社労士の仕事がなくなるといったことはありません。

就職の幅も、自分の知識もぐっと広がる資格だといえると思います。

 

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