美容師の面接
私は、幼い時から美容師になるのが夢でした。
髪の毛を切るというよりも、セットアップやメイクアップに興味があり、絶対に美容師になるんだと心に決めていたのです。
高校は商業科に通っていて、求人に美容室がなかったので、自分で美容室に求人を取りに行きました。
そして面接は美容室で行われ、まだ学生でしたので面接は制服で臨みました。
面接で気をつけたこと
- 必ず面接官の目を見て話をする。
- 事前に自己アピールや動機を考えて暗記をしていった。
動機を聞かれ、美容室で何をしたいかどのように働きたいか具体的に聞かれたのですが、具体的にと言われると、どのような美容師になりたいのか曖昧で上手く答えられなかったです。
面接が終わり、どのような仕事をするのか見学をさせてもらえました。
美容師といえば、髪の毛をカットしたり、カラーをしたりだと思っていましたが、他にも掃除やミーティング、整髪料の販売などにも力を入れていて、思っていた仕事内容よりも、大変そうだなという印象が強かったです。
美容師として採用後
面接を受けてから1週間くらいで合否の連絡!
無事、内定を頂き、美容学校には通信制で通いながら美容室で働くことになりました。
初めの1週間は本社で研修。
美容師に関係する技術を学ぶのではなく、接客のいろはの研修です。
発生練習や、接客応対。クレーム処理や心理など、美容には関係ないですが、とても楽しく学ぶことができました。
主な仕事内容は、初めはアシスタントから始まるので、掃除、洗い物、洗濯、在庫の確認をします。
中でも掃除に関してはかなり厳しく、先輩のチェックで合格しなければやり直しです。
そして、営業が終わればレッスンです。
シャンプーレッスンから始まり、だんだんできることが増えるとカラーやパーマのレッスンもできます。
レッスンは先輩に指導していただいた後も自分で復習しながらレッスンします。
営業後のレッスンになるので、毎日帰るのは朝方で、家にいる時間は3~4時間でした。
美容室での仕事はあっという間の毎日
営業が始まってからも忙しく、1日はあっという間に終わります。
お昼休憩は5分あればいいほうで、ご飯などは噛む時間がもったいないので、飲み込んでいました。
毎日が目まぐるしく、最初の1年は辛いだけですが、だんだんと出来ることが増えてくると、上司に認めてもらえるようになったり、シャンプーなどはお客様から指名を頂けたりして、とてもやり甲斐を感じることができました。
お給料は月13万円です。
出来ることが増えてくるとお給料がアップして来ます。
私はカット以外をさせていただけるようになった時、17万円になりました。
お給料は、他の仕事をされてる方よりも少ないほうです。
実際、残業になることもありますので、時給に換算すると、300円ほどだなと思うことも…
しかし、スタイリストになり、指名をもらえるようになると月に80万円頂けるようになるので、頑張ってスタイリストになろうと思うばかりでした。
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疲労が重なりドクターストップ…
しかし、私がカットのレッスンに入った頃、今までの蓄積された疲労が爆発しました。
美容室の営業後、倒れてしまい、救急車で運ばれる始末。
ストレスによる過呼吸が原因でした。
私は少し休めばよくなると思い、1週間ほどお休みを頂き、家で療養しました。
1週間後、仕事に復帰すると、またもや過呼吸で倒れ、救急車で運ばれました。
そして、まさかのドクターストップ。
精神科を受診するように勧められました。
自分では、精神面を気にしたことがなかったのですが、心と体は別らしく、精神面は大分やられてると言われました。
確かに、厳しい環境の中で2年半頑張ってきましたが美容師になりたいという一心でした。
上司や同僚、家族と相談を重ね、結局辞めることになりました。
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