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女性が多く活躍する『ウエディングプランナー』。
そんな華やかな世界と思われている業界でも、ブラックな会社は存在します。
ウエディングプランナーの仕事はやめた方がいい?
ここでは、ウエディングプランナーとして働いてきた女性の辛く大変だったブラック企業体験談を紹介していきます。
目次
私が体験したブラック企業
10年の間で2社のウエディング会社に就職しましたが、どちらもブラック企業でした。
一つは、お客様第一主義を大事にしすぎてスタッフはぼろぼろになってしまっている企業。
もう一つは、ウエディング企業ならではの闇です。
昨今、ウエディング業界事態がブラックといわれておりますが、正にその通りで仕事量に対して見合った給料を頂いたことはありません。
後半はその事に対して本部へ直々に連絡をいれたことまで記載させていただきます。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
1社目のブラックウエディング会社
1社目に関しては、テレビでも報道されていた半年予約がとれないレストランでした。
社長は著者もしており、全国からサービスを学びにコンサルティング事業などもおこなっている中小企業です。
が、裏では正社員のスタッフが悲惨なことになっていました。
社員に対しての劣悪な対応
まず、アルバイトがいても人件費カットの問題で正社員をつかうので、休みがとれず最大で21連勤したことがあります。
社長は酒、女好きのうえにすごくケチでした。
また、ルール上営業時間内に、店長はお客様の全席に挨拶に回らないといけなく、タイミング的に回れなかったりすると、全て席を担当していたスタッフの責任となり私は女ですが何かとミスがあった際、裏階段につれて行かれ営業時間内にも関わらず胸ぐらを掴まれたこともあります。
何か上の方の腑に落ちないことがあると、何かと下っぱはミスを押し付けられ深夜に渡り反省文を書いて提出。
それが終わるまで帰宅も許されませんでした。
始発まで待ったことも何度かあります。
また、「お客様が席を立つときが閉店時間」というルールがあり、青山のレストランというと女性を口説くために利用するお客様も多かったです。
そうなると大抵女性を口説くのに粘ったりで最後お客様が席を立つのが深夜1〜2時になることもあり、スタッフはそれまで片付けもできない挙げ句帰れません。
勤務体制が整っていないうえ、だらしない正社員の男性スタッフも多く、社長をはじめ飲みの強要をされることも多かったです。
当時は若かったので嫌な思いもたくさんし、お陰で一時は男性恐怖症にまでなりました。
そういうところだったので、新人が入っては直ぐに辞めてしまう状況で全く後任が育たず、私自身退職届を出してから一年半してようやく退職することができました。
勿論退職金はありません。
2社目のブラックウエディング会社
2社目の会社は、ウエディングの大型会社で、中でも私が所属していた会場は宴会場が4つしかないのに年間700件以上の施工を回すブラック会場でした。
宣伝費も多用し大手出版社にも広告費を出してバンバン載せていたので世間の評判は良かったですが、これだけ回してるという現実はなんだか世間に後ろめたいと感じてしまいます。
基本毎日残業で終電で帰れるかどうかがやっとでした。
仕事は多いのに、クリーンな報告を本社にするためにも休憩は毎日一時間はとっていることにして、一ヶ月の残業規定は守らなければならないことからタイムカード合わせが毎月苦痛でした。
終業時間になったらとりあえずタイムカードはきる。
月末のタイムカード調整では休憩など取ったことがないがあえてとったように時間ずらしながら毎日一時間は取っていると嘘のタイムカードを作成して報告をあげる。
実際の勤務時間は、1日8時間で終わったことがありません。
休む暇もなく働き通し
基本出勤は10時〜19時ですが、土日は朝一のウエディングもナイトウエディングも担当していたので二次会会場まで新郎新婦を見送った時点で深夜の1時過ぎ、そこから会場の掃除・片付けを行い、翌日は早朝5時には出勤して朝一のウエディング担当ということもざらにありました。
勿論家には帰れないのでどこかのホテルを探します。
休憩室なんてものはないので本当に仮眠をとりたいだけなのに毎週末自分の寝床探しが大変でした。
宿泊代が支給されるわけでもないので全てがお客様との信頼関係構築のためだけに回っているように思えます。
やりがいを感じるとともに体はボロボロ
やりがいは確かに有りますが精神的、肉体的にもかなり追い詰められます。
私もそのためか病気になりました。
それが仕事を辞める理由の一つにもなりました。
また、提供する商品がウエディングとなると、お客様の温度も高いことからミスを一回でもしたり、少しでも回答のニュアンスが異なったり、希望が通らないと担当変更を希望されるお客様も多いです。
勤務歴が長くなると、その分後輩たちのフォローに入らないといけなかったりするので仕事量が増し、社内情報、顧客情報を持ち帰ってはいけないことから休みの日も出勤して仕事をすることがほとんどでした。
そのため、ウエディング会社の会社情報に記載してある労働条件はほぼ偽りに近いと思います。
私も含め、それ以上に得るものも多いことからそれを承知の上で職務についている方がほとんどではありますが、今転職をし業界がかわって外からみたときに本当に悲惨な業界だと痛感しました。
男尊女卑社会ならではのパワハラ問題
以前ニュースにも上がったことがありましたが、プランナーは女性がほとんどなのに対し上層部は男性がほとんどです。
そのため、この業界はパワハラ被害もよく問題点として浮上します。
私の上司も男性でしたが、パワハラ被害を受けている同期や一方で上司と関係をもって仕事内容を免除してもらっているプランナーがいました。
同期は、面談の際に交わされた言葉のやり取りを録音し、本部へ送ったこともありました。
ですが特にお咎めなく、現場注意だけで終わったようです。
基本的に私たちへ向けられる主語は「おまえら」呼ばわりです。
なにか問題があっても「○○なんじゃないのー?」とかまるでこちら側が悪いような言い種で精神的に追い詰められてしまい結果その子は過呼吸になってしまいました。
私はタイムカードを切ってまで残業しているのにそれに見合う給料が頂けないことに納得いかず、私が所属していた会場がその会社のなかでも大黒柱と言われる全体の半分の利益を出している大きなバンケット会場だったこともあり、他の式場に比べ仕事量もバカみたいに多かったのですが、一度その件で本部の相談窓口へメールで問い合わせをしたことがありました。
メールで送った内容として、
- 上司の指示のもと、私たちがタイムカードをきって毎日残業していること。
- 週末は帰れないので近くのホテルを自分でとっていること。
- 給料が出ないのに仕事をするのは理解ができず作業に身が入らない現状であること。
以上を送ったのですが、これもあろうことか、何かあったときのために私たちの部署の送受信メールは上司にもいくように上司がシステム部に依頼し設定していたようです。
翌日早々上司に呼ばれて注意を受けてしまいました。
その日の夕方ごろ、本社の人事部の方から私の携帯に電話があり、「メール頂いた件で連絡しました。一度状況について役職者も含め説明していただけないか。」とのこと。
ですが私は、「メール設定があったようで今回のメールを上司にも既に見られており、今朝早々に注意を直々に受けたばかりなのでこれ以上ことを大きくしたくないこと、また私自身も辞める決断ができたのでこれ以上話したくないです。」と、最後は本部の上層部の方々ともこのようなやり取りをして辞めることにしました。
本部に全てを打ち明けてから辞めればよかったかな、と少し後悔していますが、これ以上関わると精神的に参ってしまいそうだったので、スパッと辞めることができて良かったと思っています。
ブラック企業は全国に多く潜んでいるかもしれませんが、自分が「ブラック企業かも」と思って悩んでいる場合は、誰かに相談するか体がおかしくならないうちに退職することをおすすめします。
以上、ウエディングプランナーの仕事体験談でした。
ウェディングプランナーになりたいと思っている方にとっては少々複雑な心境で読むことになっていたかもしれません。
ですが、全てのウエディング業界がブラックというわけではなく、こういった体験をしている人は自分の経験値として次へのステップへ進んでいます。
ウエディングプランナーの仕事詳細
ここで、ウエディングプランナーの仕事は基本的にどういったことをするのかを紹介していきます。
簡単に言うと、結婚式の計画や準備のサポートするプロフェッショナルです。
ウエディングプランナーの仕事内容
- カウンセリング・打ち合わせ
- 予算管理
- 会場の選定
- ベンダーの管理
- 日程調整
- トラブルシューティング
- ゲストの管理
- アイディア提供
カウンセリング・打ち合わせ
カップルとの面談や打ち合わせを通じて、彼らの希望やビジョンを理解し、結婚式に関する具体的な要望や予算などを把握します。
予算管理
カップルが設定した予算内での結婚式の計画を支援し、予算に合った提案や選択肢を提供します。
ベンダーの選定や交渉も担当することがあります。
会場の選定
カップルと共に、結婚式を行う場所を選定し、予約手続きを行います。
会場の雰囲気や広さ、立地などを考慮して最適な場所を提案します。
ベンダーの管理
カップルの希望に基づいて、フラワーアレンジメント、ケーキ、音楽、写真家などのベンダーを選定し、契約から調整までを管理します。
日程調整
結婚式当日や前日のスケジュールを立て、全体の流れを調整します。
挙式や披露宴、写真撮影など、すべての要素がスムーズに進行するように計画します。
トラブルシューティング
問題やトラブルが発生した際に、迅速かつ効果的に対処し、解決策を見つけることが求められます。
ゲストの管理
招待状や席次表の作成、ゲストリストの管理など、結婚式に参加するゲストに関連する業務も担当します。
アイディア提供
カップルに対してテーマや装飾、儀式などのアイディアを提供し、個々のカップルに合った特別な演出を計画します。
ウェディングプランナーは、カップルにとって特別な日をスムーズかつ思い出深いものにするため、計画、協力、柔軟性、クリエイティビティなどさまざまなスキルが必要になります。
人生の一大イベントを一緒に盛り上げていきたい・人のために何かしてあげたい、という人にぴったりの職業です。
ウエディングプランナーになるには?
ウエディングプランナーになるためにどんなことをしたらいいのでしょうか?
教育とトレーニング
ウエディングプランナーには特定の学位が必要とされているわけではありませんが、関連する分野での教育やトレーニングは役立ちます。
結婚式やイベントプランニングに関連するコースやワークショップを受講することで、基本的なスキルや知識を身につけることができます。
実践計画を積む
経験は非常に重要です。
ウエディングプランナーのアシスタントとして働いたり、イベントプランニング会社でインターンシップを経験することで、業界の実際の仕事に触れ、スキルを磨くことができます。
ネットワーキング
イベント業界でのネットワーキングは重要です。
業界関係者や他のプランナーとつながりを持ち、仕事の機会を増やすことができます。
業界のイベントやセミナーに参加することも有益です。
認定資格の取得
ウエディングプランナーの資格や認定プログラムが存在します。
これらの資格を取得することで、プロの証明として活用でき、クライアントに対して信頼性を示すことができるので、資格の有無は就職の際にもとても重要です。
ポートフォリオの構築
過去のプランニングプロジェクトや経験をまとめたポートフォリオを作成することで、クライアントに自分の実績やスタイルをアピールすることができます。
ビジネススキルの向上
ウエディングプランナーはビジネスとしても運営されることが一般的です。
マーケティング、予算管理、クライアント対応などのビジネススキルも磨くことが重要です。
クライアントとのコミュニケーションスキル
ウエディングプランナーはクライアントと密接に働くため、良好なコミュニケーションスキルが必要です。
クライアントの要望を理解し、柔軟に対応できる能力が求められます。
これらのステップを経て、実践的なスキルと信頼性を築くことができれば、ウエディングプランナーとしてのキャリアを積むことができます。
ウエディングプランナーの給料は?
気になるウエディングプランナーの給料、いったいどれぐらいもらえるのでしょうか?
ウエディングプランナーの給料は、地域、経験、専門化の程度、実績などによって異なります。
以下は一般的な目安としての給料範囲です。
なお、これらはあくまで一般的な傾向であり、具体的な条件により大きく変動する可能性があります。
初級者(勤務1〜3年)
初級のウエディングプランナーは、通常、年収やプロジェクトごとの報酬で支払われることが一般的です。
年収の場合、200万円から400万円の範囲が考えられます。
中級者(勤務4〜6年)
中級のウエディングプランナーは、経験が増えるにつれて収入が向上することがあります。
年収が400万円から700万円の範囲が考えられます。
上級者(勤務7年以上または独立者)
経験豊富で実績のある上級のウエディングプランナーは、独立して仕事を受けることが増え、そのためのコンサルティング料や成功報酬が含まれることがあります。
年収が700万円以上になることもあります。
なお、フリーランスや独立したプランナーは、プロジェクトごとに異なる報酬を得ることが一般的です。
また、地域や需要によっても給料が変動するため、具体的な市場調査を行うことが重要です。
ウエディングプランナーの収入は、そのプランナーのスキル、ネットワーク、マーケティング戦略にも大きく影響されます。
ウエディングプランナーに適している人
ウエディングプランナーとしてのキャリアが適しているかどうかは、個人の性格、スキル、興味に依存します。
以下は、ウエディングプランナーの仕事に向いているかどうかを判断するための一般的な要因です。
ただし、これらはあくまで一般的な観点であり、全ての人に当てはまるわけではありません。
ストレスに強いかどうか
ウエディングプランナーは、イベントの計画と実行に関する多くの細かい作業に携わります。
プランニングの間に発生する予測できない問題やトラブルに柔軟に対応できるかどうかが重要です。
クリエイティブな要素への興味
ウエディングプランナーはクリエイティブなアイディアを提案し、カップルの夢の結婚式を実現するために創造的な能力が求められます。
クリエイティブな側面に興味があるかどうかが重要です。
コミュニケーションスキル
ウエディングプランナーは、クライアントとベンダーと常にコミュニケーションをとりながら仕事を進める必要があります。
良好なコミュニケーションスキルが求められます。
柔軟性
イベントプランニングの仕事は予測不可能な状況が発生することがあります。
柔軟で、計画を変更しやすい性格が適しています。
時間管理スキル
複数のイベントを同時進行できるか、期限を守りながら仕事を進めるスキルが求められます。
顧客サービスの向上心
ウエディングプランナーは、カップルの期待を超えるサービスを提供することが求められます。
顧客に対する高いサービス志向が必要です。
最終的な判断は本人の意向や嗜好に依存します。
ウエディングプランナーの仕事が向いていると感じるなら、スキルを磨き、キャリアを築いていくことができるでしょう。
逆に、向いていないと感じる場合は、異なる職種やキャリアに挑戦することも検討してみてください。
ウエディングプランナーの資格
ウェディングプランナーとしての資格には、特定の国や地域によって異なるものがあります。
以下は、一般的なウェディングプランナーの資格の例ですが、最新の情報を確認するために所在地の規制を調査することが重要です。
ウエディングプランニング協会の認定
一部の国や地域では、ウェディングプランニングの協会や団体が資格認定プログラムを提供しています。
これらのプログラムを修了することで、特定の認定を受けることができます。
例えば、アメリカでは「Association of Bridal Consultants (ABC)」や「Wedding Planning Institute (WPI)」などがあります。
大学の専門学校のプログラム
一部の大学や専門学校では、ウェディングプランニングに特化した学位や証明書プログラムを提供しています。
これらのプログラムは一般的に実務経験や理論的な知識を組み合わせて学びます。
地元の規制
各国や地域によっては、ウェディングプランナーになるための資格試験が設けられている場合があります。
地元の行政機関や産業団体が提供する資格取得プロセスに従うことが必要です。
認定プロフェッショナルの取得
一部のウェディングプランニング協会や団体は、一定の基準を満たしたプロフェッショナルに認定を授与しています。
これにより、クライアントに対して信頼性をアピールできます。
オンラインコースやワークショップ
オンラインで提供されるウェディングプランニングに関するコースやワークショップも存在します。
これらのプログラムは柔軟性があり、自分のペースで学ぶことができます。
資格取得のための具体的なステップは、所在地や個々のプログラムによって異なるため、確実な情報を得るために地元の規制を確認し、適切なプログラムに参加することが重要です。
ウエディングプランナーを学べる学校はある?
ウェディングプランナーとしてのスキルを磨くためには、ウェディングプランニングに特化した学校やコースを探すことが一般的です。
以下の内容を参考にしてみてください。
イベントプランニング学校
イベントプランニングの学校や専門のイベントマネジメントコースでウェディングプランニングに焦点を当てている場合があります。
これらの学校では、イベントプランニング全般に関する基本的なスキルを学びながら、ウェディングに特有のニーズやトレンドについても学ぶことができます。
オンラインコース
ウェディングプランナーの学校は、オンラインでも提供されています。オンラインコースを受講することで、柔軟性があり自分のペースで学ぶことができます。
有名なイベントプランニング団体や専門のウェディングプランニング団体が提供するオンラインコースもあります。
認定プログラム
ウェディングプランニングの分野で認定を受けたプログラムや資格もあります。
例えば、国際的に認知されている組織や協会が提供する資格を取得することで、信頼性や専門性をアピールできます。
実習機会
学校やコースが実習プログラムを提供しているかどうかも確認してください。
実際のウェディングイベントでの経験が、理論だけでなく実践的なスキルの向上に役立ちます。
卒業生の成功例
学校やコースの卒業生がどのような実績を上げているかを確認することも重要です。
成功したプロのウェディングプランナーがその学校やコースを経ているかどうかを調査しましょう。
ウェディングプランナーになるためには、学校での学びだけでなく、実際の経験やネットワーキングも重要です。
学校の選択に際しては、自身の目標や予算、スケジュールに合ったプログラムを検討しましょう。