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弁護士秘書として弁護士事務所での経験についてお話しします。
弁護士の先生を支える役割を担っていましたが、弁護士秘書の具体的な業務や、苦労したこと、嬉しかったことなどを紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
弁護士秘書の面接
私は以前、弁護士秘書という少し珍しい職業に就いていたことがあります。
その職業を選んだ理由は、大学で法学を学んでいたからかもしれません。
法律の知識を活かせる仕事をしたいと考えていました。
法律事務所の面接で印象に残ったのは、「司法試験を受ける予定ですか?」と聞かれたことです。
私は司法試験を受けるつもりはなかったのですが、法律事務所に就職する人の中には、司法試験を目指している人が多かったのだと思います。
今はロースクール制度に移行したため、働きながら司法試験の勉強を続ける人は以前よりも少なくなったかもしれません。
私の熱意をしっかりと伝えたおかげで、その法律事務所で弁護士秘書として働くことができました。
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弁護士秘書の仕事内容
弁護士秘書の主な仕事内容
- 来客応対
- 弁護士のスケジュール管理
- 経費精算
- 請求書発行
など、弁護士の先生を陰ながらサポートするものが中心でした。
正社員として採用されたため、週休二日制でボーナスも支給され、給料も他の事務職と同程度だったと思います。
年末年始にはまとまった休暇があり、忙しい時期を除けば残業もそれほど多くありませんでした。
弁護士秘書の仕事を通じて、他の職業ではなかなか得られない経験がいくつかありました。
その中でも特に、裁判所や検察庁を訪れて、そこの事務員とやり取りをすることが挙げられます。
裁判所や検察庁は、一般の人が頻繁に訪れる場所ではないかもしれませんね。
そのため、私も初めて行ったときはとても緊張して、「どんなところなんだろう!?」とドキドキしながら裁判所や検察庁の建物に足を運んだ記憶があります。
何度か訪れるうちに、裁判所は私にとってそれほど緊張する場所ではないと気づきました。
市役所や郵便局のような雰囲気を持っているかもしれません。
裁判所では、弁護士が作成した書類を提出したり、裁判所から返された書類を受け取ったりします。
その際、手続きに不備があったり、わからないことがあれば、裁判所の職員が親切に教えてくれる印象でした。
一方で、検察庁は少し緊張感があり、何度行ってもドキドキする場所だと感じています。
弁護士秘書の大変だったこと、良かったこと
仕事で苦労したことはいくつかありますが、その中でも特に守秘義務の厳しさが印象に残っています。
就職して最初の研修で、クライアントの情報は絶対に外部に漏らしてはいけないと教えられました。
「家族や友人に仕事の話をする際も、クライアントに関することは絶対に話してはいけない」というルールは、かなり厳しいと感じました。
なぜなら、仕事の愚痴を家族や友人に言いたくなることが多いからです。
具体的な内容を話せないとなると、ストレスが溜まることが多かったです。
仕事に取り組んでいて嬉しかったのは、クライアントからの依頼が成功した瞬間だと思います。
裏方として弁護士やクライアントのサポートができたことに、心から満足感を感じました。
そんな時には、弁護士の先生から感謝の言葉をいただくこともあり、努力が認められたようでとても幸せでした。
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弁護士秘書の仕事を通して
弁護士秘書の仕事には、良いことも大変なこともありましたが、現在はその職に就いていません。
辞めた理由は、弁護士秘書とは異なる職務を経験したいという気持ちがあったからだと思います。
友人から他の会社の仕事内容を聞くうちに、自分の視野をもっと広げたいと感じるようになりました。
それでも、弁護士秘書という少し特異な業界での経験は、私にとって非常に貴重なものであったと感じています。