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目次
保育士の資格
保育士になるための取得方法
- 指定保育士養成施設を卒業するか
- 保育士試験に合格するか
試験を受ける際には、まず受験資格があるかどうかを確認することをお勧めします。
学歴や勤務経験など、さまざまな条件が細かく設定されています。
全国保育士養成協議会のウェブサイトでも情報を調べることができます。
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保育士試験の流れ
保育士試験は年に2回行われています。(平成28年度から)
試験は筆記と実技の2つの部分があります。
筆記試験では9科目すべてで60%以上の得点を取った方が実技試験に進むことができます。
もし筆記試験でいくつかの科目に不合格になった場合でも、3年以内に残りの科目に合格すれば大丈夫です。
保育士試験申し込みの流れ
step.1
全国保育士養成協議会に手引きを申請(インターネットから取り寄せることも可能)
step.2
受験料を支払い、必要書類を揃えて送付
step.3
受験票が自宅に届く
保育士試験内容、日程
次に、当日の試験内容とその日程です。 (平成28年度の場合)
1日目(全4科目。朝10時30分スタート)
1科目目【保育の心理学】
- こどもの心の発達と保育実践の関わり
- 生涯発達と年齢ごとの発達過程の理解など
2科目目【保育原理】
- 保育の歴史と思想に関する代表的な人物
- 保育所保育指針や保育関連の法制度について
3科目目【児童家庭福祉】
- 児童や家庭をとりまく状況と課題について
- 児童の人権擁護と児童家庭福祉に関する理念と制度の仕組みなど
4科目目【社会福祉】
- 社会福祉施策と行政機関などの制度の仕組み
- 社会福祉従事者などの対応や相談援助技術について
2日目(全5科目。朝10時スタート)
5科目目【教育原理】
- 教育の思想と歴史に関する代表的な人物
- 教育基本法、学校教育法、幼稚園教育要領などの制度について
6科目目【社会的養護】
- 社会的養護の現状、歴史、課題
- 児童福祉施設の設備および運営に関する基準、などの制度について
7科目目【こどもの保健】
- 発達障害の特徴と対応
- こどもの疾病や感染症への適切な対応
- こどもの心身の健康と安全の基礎知識について
8科目目【こどもの食と栄養】
- 食育の基本と対応
- こどもの食生活の課題と現状について
9科目目【保育実習理論】
- 保育実践のための保育所
- 児童福祉施設の役割と機能や
- 音楽、造形、言語表現の基礎知識と技術について
以上、9科目です。
教育原理と社会的養護のみ30分間、その他はすべて1時間の試験となっています。
筆記試験で6割以上とれた場合、実技試験にすすみます。
試験分野は3種類あり、うち、2つを選択し受験することとなります。
- 音楽表現に関する技術:課題曲2曲を弾き歌い
- 造形表現に関する技術:課題のお話しの中から1つ選び、素話
- 言語表現に関する技術:当日出されたお題にそって、45分間で下絵から色塗りまでを完成
難易度、働ける場所
次に、試験の難しさについてお話しします。
筆記試験の合格率は全体の10%〜20%程度です。
内容自体は特に難しいわけではありませんが、年によって各科目の難易度が変わることがあります。
科目によっては簡単になったり、逆に難しくなったりするため、傾向や対策を立てるのが難しいこともあります。
最後に、保育士の資格を取得した後、どのような職場で働けるのかについてお話しします。
保育士として登録を終えた後は、保育所だけでなく、さまざまな施設で働くことができます。
保育士として働ける場所
- 児童厚生施設
- 母子生活支援施設
- 児童養護施設
- 知的障害児施設
- 児童自立支援施設
- 児童生活支援センター
- 情緒障害児短期治療施設 など
また、民間企業によるベビーシッターサービス、ベビーホテル、乳児向けの学習塾で託児を取り入れている企業も増えているため、働き方は色々あります。