記事 ブラック企業体験談

ブラック企業での勤務|宅配会社の単純作業かつ肉体労働な仕事内容

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大手宅配便会社での厳しい労働環境についてお話しします。

一見、単純作業で楽そうに思えるかもしれませんが、実際には体力を要する仕事です。

倉庫内作業に興味がある方は、ぜひご一読ください。

 

大手宅配便会社での仕事

私は宅配便を扱う会社で勤務していました。

主な業務は倉庫内での荷物の仕分け作業でした。

ベルトコンベアから流れてくる荷物を、エリアごとに分けた籠車に入れるというシンプルな作業を行っていました。

最初は派遣社員として働き始め、周囲には同じような立場の人が多くいました。

この作業は肉体的には単純ですが、稼ぎやすい環境であるため、同じ目的を持つ仲間が多く、助け合いながらコミュニケーションを取りやすい雰囲気がありました。

 

ブラック確定な業務内容

 

誰でもできる単純作業とはいえ、実際にはその作業ができない派遣の方も存在します。

そのような方々に対する社員の態度が厳しくなっているのを目の当たりにしたとき、私は驚愕しました。

しかし、生活のために心を抑えて作業を続けるしかありませんでした。

 

作業エリアによっては、派遣よりも高い賃金のアルバイトが楽な仕事を任されていることもあります。

これは派遣いじめではなく、単にそのアルバイトの作業効率が悪く、私の方が作業をこなせていたからです。

それでも、毎日高賃金の楽なポジションを与えられることに違和感を覚え、怒りが湧いてきます。

 

繁忙期には、間違って流れてきた荷物を投げる社員も見受けられました。

実際、これはかなり頻繁に行われている行為で、荷物を投げていない日はほとんどないと言っても過言ではありません。どこかのエリアは必ず詰まっています。

連日、ベルトコンベアの最後のエリアが荷物で溜まり、破損しているものもあるのに、増員の気配は全くありません。

繁忙期以外はほとんどレギュラーのメンバーしかおらず、日勤は夜勤に比べて賃金が低く、過酷な状況が続いています。

賃金を上げれば人が集まり、お客様の荷物を正確に届けられる確率が高まるのは明白なのに、それを実行しようとしない会社の姿勢には疑問を感じます。

 

必ずいる会社内の非協力的な人達

社員の中には、単純作業に従事しているためにコミュニケーション能力が不足している人がいます。

お礼を言えない人や、自分のミスを認めない人も少なくありません。

荷物が破損した際には、まるでこちらが責任を負うべきかのような視線を向けてくる人や、契約更新を告げると明らかに不満を示すリーダー社員もいます。

 

賃金の差ではなく、作業効率を重視して人を選ぶ体制を変えるつもりはないのでしょうか。

作業が終わった後も、本来やるべきでない仕事を強いられることが多いのです。

 

荷物量が多すぎて追いつかない

毎日、多くの荷物が流れる某メジャー通販サイトでは、流すタイミングを調整しています。

しかし、土曜日など人手が少ない日でも荷物の量は変わらず、非常に厳しい状況です。

あまり口にしたくはありませんが、荷物の流れが止まらず、何度かベルトコンベアが詰まっているのを無視して作業を続けたこともあります。

実際には、頑張ればベルトコンベアを詰まらせずに作業を進めることも可能ですが、毎週続くとさすがに疲れが溜まってしまいます。

 

さらに、このサイトの荷物を扱う際、外国人留学生が同じエリアで何も考えずに100個ほど一気に流してくることもあります。

荷物を流すのはベルトに乗せるだけで簡単ですが、エリア分けは住所を一つ一つ確認しながら正確に行わなければなりません。

 

100個の荷物が一度に流れ込むスピードに、エリア分けが全く追いつかず、作業全体がしばらく停止してしまいました。

外国人留学生が流す必要のない荷物を流してしまったことが原因ですが、これが一度きりの出来事であれば良いのですが、実際にはこうした問題は頻繁に発生しています。

それを解決しようとする意欲も、誰にも見られません。

 

最終的には、流れてきた荷物を積みきれないからといって蹴飛ばすという事態にまで至っています。

毎日雇われている人たちが来ていますが、中には体力がなく、作業のスピードについていけない人もいます。そうした人たちへの支援は全くありません。

社員からは「自分で何とかしろ」という圧力が強く感じられます。

 

そのため、本来社員がサポートすべき部分を私が担わなければならない状況になってしまいました。

社員は自分の作業にのみ集中しており、他人を助ける気持ちはほとんど見受けられません。

その結果、荷物に損害が出ても気にしないという態度が目立っています。

 

男性の多い職場はそれなりな環境

休憩室が靴箱と一緒になっているため、どうしても匂いが気になります。

特に男性が多い職場では、足の匂いが靴に移り、それが休憩室全体に広がってしまうのです。

以前はリラックスできていたのに、今ではその匂いが気になって仕方ありません。

もしかしたら、疲れすぎていて匂いを気にする余裕がなかったのかもしれません。

 

また、どの会社にもいるかもしれませんが、毎日出勤している社員がいて、彼らの存在が他の社員に影響を与えています。

体調が少し悪くても、出勤しなければならないという雰囲気が漂ってしまうのです。

 

さらに、荷物を運ぶ作業を任されることがありますが、どこに置けばいいのかの指示がないため、他のエリアの社員から注意を受けることがあります。

安全を重視しているはずなのに、作業スピードが遅いと指摘され、プレッシャーを感じることが多いのです。

 

会社の雑な対応で溜まるストレス

基本的に送迎バスを利用して倉庫に向かいますが、日雇いの方々が多く乗車するため、バスは常に満員状態で、通勤や退勤の際には大きなストレスを感じています。

仕事自体も厳しい上に、通勤時の快適さがないのは非常に過酷です。

バスの本数を増やすことができるはずなのに、それが実現されていないのが残念です。

また、エリアごとのチームで行うべき日々の細かい作業(ごみ捨てなど)も、社員が忘れたり、やらなかったりすることが多く、結局は一人でその作業をこなさなければならないことが頻繁にあります。

 

周りの同僚の様子

 

周囲の現場はすでに諦めムードが漂っています。

現在の体制が当然のように受け入れられ、お客様の荷物が破損することは避けられないと考えられています。

日雇いの労働者が多く、その日の仕事が時間内に終われば良いと考える人が多いため、作業のパフォーマンスは低下しています。

 

そのため、こうした人たちのミスを補うために、普通に仕事ができる派遣社員が中途半端に手を貸さなければならない状況です。

毎日異なる日雇いの人に同じことを教えることが苦痛になっているのか、社員同士のコミュニケーションも少なく、結局は現状維持に甘んじて波風を立てない状態が続いています。

私自身も、過酷な労働に対して賃金が低いため、辞めることにしました。

 

こんな会社でも良いところはある

 

体力に自信がある方には、単純作業が向いているかもしれません。

荷物を正確に分けるだけで、周囲の同僚からの評価を得られるため、達成感を求める方には最適な環境です。

面接はほとんど行われず、体力がありそうであれば即座に採用される可能性が高いです。

面接が苦手な方には、特にチャンスかもしれません。

 

夜勤の場合、食堂は開いていませんが、手頃な価格の弁当が販売されていますので、食事の心配も少ないです。

普通に業務をこなせるようになれば、すぐに正規採用の道が開けるでしょう。仕事が常にあるため、時間が経つのもあっという間です。

髪型や髪色に制限がないのも嬉しいポイントです。

 

人と関わることが苦手な人にはおすすめ

他人に無関心な人が多い現代では、自分から話しかけない限り、挨拶だけで一日が終わってしまうことがよくあります。

そんな中、コミュニケーションが面倒だと感じる方には特におすすめです。

確かに悪い面もありますが、単純作業が中心なので、エリアの振り分けが良ければ楽に終わる日もあります。

ただし、体力を使う仕事なので、ダブルワークには向かないかもしれません。

 

私の経験では主に夜勤をしていましたが、厳しい仕事を終えた後、他の人が働き始める時間に一杯を楽しむことができるのは、ある種の優越感を感じさせてくれました。

何よりも、朝日を浴びながら帰宅できるので、すがすがしい気持ちで眠りにつける人も多かったのではないでしょうか。

 

 

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