アナウンサーの仕事

地方局アナウンサーという仕事

大学3年生になると始まっていた就活。
もれなく私も就活を開始し、IT関係のベンチャー、保険、弁護士事務所の事務員など分野に特にまとまりもなく無事に内定をもらうことができました。

その中からじっくり選ぼうと思った矢先、自宅で夕方のニュース番組を見ていると、自分と年齢があまり変わらない女性がニュースを読んでいました。
そのとき、こういう職業もあるか!とひらめいて、さっそく採用情報を確認。
「なんとしてでもアナウンサーという内定がほしい!」そう思った私はすぐにアナウンススクールに通うことを決め、バイトで貯めたお金でスクールに通うことにしました。

スクールに通うと、すぐに採用情報が入ってきて、幸運にも「私が放送という仕事でやりたいこと」というお題の小論文と履歴書を送ったところ無事通過し、スクールに入って1ヶ月半で地方局のアナウンサー試験を受けることになりました。


小論文試験内容

試験内容は面接原稿読み
面接では最初に自己紹介をし、質疑応答でした。
学生時代にがんばったこと、それで得られたこと、自分の弱みと強みを聞かれました。

そのあと3本ニュース原稿を渡され、5分下読み、そのあと試験官に言われたニュース原稿を読むという流れでした。
ニュース原稿は、その地方独特の地名や祭りの名前などが入っていたり、「古文書」など、いっけん「こぶんしょ」と読み間違いをしてしまうようなひっかけ語も入っていました。

合否はその日のうちに電話で告げられました。
倍率は高く、最初の小論文試験の段階でおよそ130人から30人まで絞られ、最終的に合格したのは私1人でした。

入局してからの研修は、先輩アナウンサーについてもらって発声練習と原稿読みをとにかく繰り返しやりました。
最初はアクセントに気をつけてゆっくりと。
そのあと時間を計りながら、時間内に読む練習をし、ラジオニュースからデビュー、いわゆる「初鳴き」をしました。


アナウンサー

テレビでの初仕事

研修をおよそ1ヶ月受けた後、お昼の情報番組を担当することになりました。
仕事内容としては、朝9時半ごろ出勤して、すぐにヘアメイク。
メールチェックや番組冒頭の挨拶の原稿を作った後、10時半ごろからリハーサル。
修正点を確認して原稿を作り直したり、下読みをします。

それから本番でした。
番組が生放送だったため、自分で時間調整をしながらやっていきます。
これが難しい。
最初の頃は時間内に収まらないこともあり、視聴者の方からお叱りのご意見をいただくこともありました。

番組が終わると、午後はラジオニュースを読んでいました。
ラジオを担当しないときには、番組のコーナーにあわせて、自分でカメラを持って取材に行くこともしょっちゅうでした。
自分で撮った素材を編集して出したり、ディレクター業務も兼務していました。

退局時間は、その取材業務次第ですが、早くて夜7時ごろ。
遅い時は深夜0時をまわることもありました。
でも自分で企画を提案し、取材して映像を撮る、またはカメラマンに撮ってもらう、そしてその素材を自ら編集したり、編集マンについてもらって編集作業に立ち会って一緒に作り上げていく楽しさはとても大きなものでした。
帰りが深夜になっても気にもならないくらい、24時間しかないということに苛立つくらいの楽しさがありました。

そして、その企画を放送し、いい反響があったときは、ずっとこの仕事をしていたいと何度も思いました。
その反面、取材がうまくいかないときや、自分が欲しい映像がとれなかったとき、あまり反響がないときは当然のごとく落ち込みます。


アナウンサーの仕事_落ち込む

給料面

そして、この仕事で難しいことは、災害があったときです。
大雨や台風、今では地震がよく起こっていますが、そういったときの対応はとっさの判断と、冷静な情報整理が求められます。

自分が慌てていたら、視聴者が欲しい情報を伝えることができません。
だから緊急時の訓練は、正直面白くなくても日頃からしっかりやっておく必要がありました。

また、楽しい情報ばかりだったらいいのですが、悲惨な事故のニュースや、事件を伝えることもあります。そういったとき、自分の感情を入れすぎないこと、入れなさすぎるのも変なので、そこの塩梅が難しかったです。

給料は意外かもしれませんが、時給でした。
ほかのアルバイトよりちょっといいくらい。能力によりましたが、だいたい1000円前後。
華々しい職業なのに、給料は寂しいですよね。
(有給はありますが、ボーナスはなく、待遇はあまりいいとはいえませんでした。)

私は5年間働きましたが、辞めたきっかけは出産です。
いわゆる産休や育休が取りづらく、妊娠したら辞めるという暗黙の了解がありました。

ワーキングプアや、育休の充実などをニュースで伝えるのに、伝える側は全く体制が整っていないという本末転倒な状況でした。これがキー局や大きい局であればそういったこともないと思いますが、地方局ではこれが現実でした。


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