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私は以前、放送局のリポーターの仕事をしていました。
リポーターとして働いていくには、様々な知識も必要ですし、何より時間が不規則だったり遠方へ取材に行ったりなど、体力面はしっかり管理しておかなければなりません。
やる気と根性を兼ね備えた上で、リポーターの仕事をこなしていくことが大事ですね。
目次
帰国後に選んだリポーターの仕事
私が放送局のリポーターの仕事をしようと思ったのは、アメリカへの短期留学から帰国して何もすることがなく、放送局がリポーターを募集しているということを知り、マスコミの仕事は一度してみたいと思っていましたので、ダメ元で試験を受けてみることにしました。
試験の倍率は100倍以上で、とても受かるとは思っていませんでした。
試験内容
- 筆記試験
- 面接
- IQと適正テスト
- 面接が複数回
- マイクテスト
テストばかりでどんどん人数が減っていくのでした。
私は最終テストまで残っただけでも驚きでしたが、最終テストにも合格して、見事、リポーターになりました。
リポーターの面接
面接ではいろいろなことを聞かれましたが、私は落ち着いていたので、「いつも落ち着いているのですか?」と聞かれたのを覚えています。
ほかにはどんなことを聞かれたのか、あまり覚えていませんが、かなり本当は緊張していたのだと思います。
私は緊張すると落ち着くという妙なところがあって、面接の時もかなり緊張していたのですが、緊張が過ぎて、逆に落ち着いてしまったのです。
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マイクテストではスタジオでマイクの前で、母校の前にいると想定して、リポートしてみて、というものでした。
私はリポートを始めましたが、どんどん長引いてしまって、話が長くなって、終わりが見えなかったのです。
それで途中でやめたのですが、その時に試験に落ちたかな、と思いました。
試験を受けるには「容姿端麗」という条件があったのですが、なんとかそれにも対応できたようです。
私は声の良さには自信がありましたし、英語が話せるという強みもありました。
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リポーター業の研修
全部合格してリポーターになったら、研修が始まりました。
朝から夕方まで研修があって、合格者は私を含め7名でした。
最初の試験の時の受験者数は1000人を超えていたので、狭き門でした。
リポーターの研修内容
- 発声練習
- 俳句のレッスン
- 見えるものをリポートする訓練 など
リポーターは確実に物事を伝えなければならないので、表現力が必要とされていました。
それで色々なものを見て、表現する練習がされ、3泊4日の合宿研修もありました。
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リポーターに求められるスキル
リポーターとして働き始めると、現場で飛び交いながら様々なノウハウを習得しなければならないことが待ち受けています。
様々な現場でのシュミレートをすると言う意味合いで、「災害現場」「事故現場」「グルメ」「ファッション」「芸能」と言う形で多岐に分かれている現場でのリポートをする会議や打ち合わせのシュミレーションを実施したり、記事内容について何を伝えたいのかを協議する場として、入社前の研修では実施されることでしょう。
リポーターの職務は、現場で肌で感じたことをそのまま口にして自分の言葉として発信するのではなく、どのような内容を記事にするのかを話し合わなくてはなりません。
まずは、リポートをする前に、どんなジャンルでも打ち合わせはしっかり実施することを目標としているので、現場に入る前の打ち合わせは非常に重要です。
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ただリポーターとして、予想した打ち合わせで動くことができればそんなに支障はないのですが、予期せぬ出来事や何も知らされていない段階で、突如発生した事件や事故に巻き込まれるなど、リポーターは現場によってやり方が違います。
現場があらかじめ決まっていてアポイントが取れている状態と、事故や交通状況や天候の乱れの予期せぬ事態が起こった場合とがあります。
現場に赴いて突撃でインタビューする場合については、十分な打ち合わせを行わずに自分の感性で取材をして、現場から生の声を発信しなければなりませんので、そこでリポーターとしての資質が問われるシーンも発生します。
そこでリポーターとしての責務を実感して、やりがいに繋げていける人もいますし、突然のアドリブ的な内容についていけないという人も出てきます。
多くは、そのような予期せぬ現場が想定されることも踏まえてリポーターの養成学校がありますので、そこでの現場経験を元にリポーターとして入社する前に事前に自分自身で、リポーターとしてのノウハウや基礎を養成学校で吸収します。
リポーターとして入社後、すぐに研修無しで現場に向かわされることも多いので、養成学校で基礎的な内容を学び、習得するということが入社前の研修での目的になります。
リポーターの仕事の大変さ
朝の番組の時
午前3時頃起床
化粧をして5時前に本社へ出社
7時からの放送に間に合うように待機
朝の番組の仕事の時には午後から空くので1日を有意義に使うことができました。
その代わりに冬の午前3時に起きて本社に行くのはとても大変でした。
交通機関が動いていない時間帯なので、自分の車で本社に行っていました。
昼の番組の時
10時頃本社に出社
12時半からの番組に出る
午後3時頃には仕事が終わる
大変なことは、人前に出る仕事なので、いつもきちんとしていなければならないことです。
サインを求められたり一緒に写真に写って欲しいと言われることもあって、それに笑顔で応じなければなりませんでした。
とてもやりがいがある仕事で、生放送なので、本番に強い自分になることができます。
一年間、不規則な休みで、土日も番組によっては仕事があるのです。
年末も仕事で大晦日のリポートをするために大晦日の午後まで仕事をしていました。
とてもやりがいがある仕事なので、充実していました。
ただ、私はやはりアメリカの大学に戻って大学を卒業したいという願望がありましたので、放送局をやめることにして、渡米しました。
それでも、渡米中もリポーターの仕事は続けていて、アメリカから日本に生放送でリポートしたりしていて、仕事の経験は役に立っていました。
リポーターの仕事をして良かったこと
リポーターの仕事はご想像のとおりで、いつも報道現場等で最前線で活躍されてるテレビ画面に向かいながら熱心に現場での状況等を解説していきます。
リアリティーにいち早く、現場からテレビ視聴者に分かりやすく何が起こっているのかを伝える職務なので、スピードや効率も重要視される仕事です。
ニュースキャスターはスタジオでリポーターが現場から届けた声を更に視聴者の方々に分かりやすく発信するのが仕事ですが、リポーターは、全国各地を飛び回っているというイメージですね。
1日のうちに様々な現場を移動をしたり、一か所だけではなくて、点々と様々な場所に出向いていきます。
そのために、やはり頭の回転の良さと機敏さが求められる仕事です。
リポーターとして現場取材を続けるにも、短い限られた時間で分かりやすくかみ砕いて発信する必要性があり、そこで頭の良さが求められることになると思われます。
リポーターとして取材をする際にも時間は限られているので観ている人が知りたい情報を時間内で引き出さないといけません。
また、現場によっては、複数のリポーターで取材して結果を出さなければならないこともあります。
そのために、効率の良さや、頭の回転の速さだけではなくて、コミュニケーション能力や現場でのとっさのリアクション等も求められるのです。
リポーターは体力重視な仕事
また、日中だけでの仕事が多いように思えるリポーターの仕事内容ですが、夜中に現場に入り、撮影をするリポーターの方もいるので、夜間の勤務も伴う非常に過酷な仕事でもあります。
リポーターの仕事は意外とハードで頭のキレだけでなく、体力も重視される仕事です。
夜中にリポーターの仕事に入る人は、寝ないで仕事をするという過酷な状況も発生するため、必ずしも日勤だけの仕事ではないということを理解しておかなければなりません。
ただ過酷な分、年収1000万円プレーヤーも存在する職域でもあるので、給与面に期待できる仕事です。
リポーターの仕事をして良かったと思うことは、やはりリポーターの職業の内容がほとんど失敗が許されない現場からリアルタイムで届けられる情報のため、ミスが許されない仕事なので、生放送が終わった時の達成感が何ごとにも変えられない位に嬉しいことです。
コミュニケーション能力が身につく仕事
また、職業柄誰とでも話ができて、コミュニケーション能力が必要になり、コミュニケーション能力を獲得できる仕事なので、リポート活動を通じて自らのコミュニケーション力が向上できます。
お祭り等の人が集まる会場にインタビューしにいくことがあっても、人前に出てマイクを握ってインタビューをとにかくし続ける状況になり、知らずとイベントの雰囲気に慣れていくことができます。
そのため、リアルでの私生活においても、人見知りがなくなり気兼ねなく人に話しかけることができるようになります。
リポーターの仕事を始めるまでは、極度に緊張する人・コミュニケーション能力が低い人などいましたが、リポーターでの積極的な活動を通じて、コミュニケーション能力を飛躍的に向上できる人が大半でした。
また人付き合いについてもフランクな関係で対応できることにも繋がります。
リポーターの場合は、現場によっては基本的に自分自身で取材をして、独自の感性で現場で取材を行うことになりますので、怖い発言や、心無い発言を言われたり、侮辱されるようなこともカメラが回っていない所では体験することになります。
やはり高額な給料の裏では、必ず過酷な現場が存在しますので、そういった様々な場面での過酷な現場を通じて、自分自身を成長させることができるのです。
ストレスに強い人材が有利です
また、ストレス耐性がつき、更に現場での経験も吸収できることになり、強い人間形成を培える現場ともいえます。
やはり、人間仕事をしていく上で、ストレス耐性がなければどこの現場でも人間関係で悩まされ続けるので、様々な現場を通じて人間形成を培い、ストレス耐性を習得できるということは、リポーターとして独特の現場経験に繋げていけるものであると思われます。
また、自分自身で現場で取材したことを即時配信しなければなりませんので、その時に強固なプレゼン能力を習得でき、プレゼン能力や企画能力も養えることができるので、一挙両得できる素晴らしい仕事です。