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管理栄養士志望からエステティシャンへ
大学で栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得した私は、学びの中でダイエットや体重減少のメカニズムに強い興味を抱くようになりました。
実際、私自身も大学時代にダイエットに挑戦し、5kg以上の減量に成功した経験があります。
その結果、体重が減り見た目が変わることで、これまで着ることができなかった服に挑戦する勇気が湧き、周囲からの称賛も増えました。
この変化を通じて、日常生活がより楽しく感じられるようになり、痩せる前よりも自信を持てるようになったことに気づきました。
この経験から、見た目やダイエットに悩む方々の力になり、より充実した人生を歩んでいただきたいと強く思うようになりました。
就職活動の際には、管理栄養士としての知識を活かせる美容関連の求人を探し、大学の求人情報でいくつかのエステティックサロンを運営する企業の募集を見つけました。
複数の企業の面接を受け、お客様と直接コミュニケーションを取る業務に携わる企業に就職し、その経験がきっかけでエステティシャンとしての道を歩むことになりました。
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エステティシャンの仕事内容・給料|必要になってくる知識や技術とは?
エステティシャンとして働いていた時の体験談です。技術もそうですがコミュニケーション能力も必要とされる職業で、美容に関する知識を取り入れるとともに商品説明ができるようにしなければいけません。大変な面もありますが、お客様に喜んでいただけることが一番嬉しい面です。仕事内容や給料面などを紹介しています。
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3回の面接
面接は1次、2次、3次と3回ありました。すべて面接時間は20分程度。
1次面接
1次面接では、いかにもエステティックサロンで働かれているといったきれいな女性が面接をしてください、面接時の雰囲気は終始和やかに進みました。
1次面接で聞かれたこと
- 学生時代に頑張っていたこと
- 志望動機 など
質問の回答にはどのような内容でも笑顔で頷いてくださっていたのがとても印象的でした。
2次面接
2次面接は、華やかでスタイルの整ったきれいな女性が面接をしてくださいました。
2次面接で聞かれたこと
- 長所と短所
- 自分のことを一言でいうと
- 自分の性格についての内容
性格に関する質問には、コミュニケーション能力の重要性を強調して答えたところ、面接官は「エステティシャンには欠かせないスキルですね」と笑顔で頷いてくれました。
2次面接は和やかな雰囲気で進むかと思いきや、後半には実際の店舗で起こりうるトラブルへの対応についての質問がいくつかありました。
その瞬間、面接官の笑顔は消え、厳しい視線に変わったのが印象的でした。
クレームに関する質問では、「クレームはお客様が勇気を持って伝えてくださる貴重なフィードバックとして、紳士に受け止めたい」と答えたところ、面接官は深く頷き、再び笑顔を見せてくれました。
3次面接
3次面接に入る前から、これまでとは異なる緊張感を感じていました。
その理由は、私の前に面接を受けた数名の中に、涙を流しながら面接室を出て行く方がいたからです。
面接室に入ると、面接官は50代前後の男性で、これまでの面接とは雰囲気が一変しました。
最初は笑顔で始まりましたが、すぐに厳しい質問が飛んできました。
私の肌が少し荒れていることに触れ、「その肌でお客様の前に立てるのか?エステティシャンとしての説得力がないと言われたらどうするのか?」といった厳しい指摘がありました。
さらに、2次面接でアピールしたコミュニケーション能力についても、実際には自分が思っているほど高くないと指摘されました。
私は、すべての質問に対して「採用していただけるなら、入社までに改善します」としか答えられませんでした。
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入社前の研修内容
入社以来、学ぶことが非常に多く、苦労しました。
まず、店舗に配属される前に5日間の合宿研修が行われました。
その研修では、店舗での接客マナーや挨拶の際の姿勢、電話応対について、実践を通じて何度も学ぶ機会がありました。
次に座学を学んでいきます。
座学で学ぶこと
- エステティックの成り立ち
- 高額商品販売について
- エステティックに関する法律、身体のこと
- 化粧品や化粧品成分について
- エステの機器のこと など
座学と同時に、エステ施術に関する研修も行われました。
機器を使用した施術は5種類あり、各体の部位に対して正しい機器の使い方ができているかどうかがテストされます。
厳しい施術のテスト
ハンドマッサージの技術は、各部分ごとに厳しくテストされます。
施術の手順が少しでも異なったり、体感が良くなければ、即座に不合格となります。
施術中は無言でいることは許されず、試験監督をお客様として想定し、会話をしながら行うことが合格の条件です。
お客様に対して適切な言葉遣いを心がけなければ、すぐに不合格となります。
5日間の研修で全ての項目に合格することは難しく、店舗に配属された後も不合格となったテストは再度受ける必要があります。
合宿研修は5日間でクリアすることが求められますが、合格しなかった科目については、1ヶ月ごとに追加の試験が行われ、合宿では学びきれなかった施術や座学の試験も受けることになります。
1ヶ月ごとのテストは、仕事をしながら行うため、時間の確保が非常に難しいです。
業務が終わるのが22時から23時頃になるため、その後に勉強する時間を作るのはとても大変でした。
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エステティシャンの仕事をして身についたこと
多くの知識を身につけた結果、美容やダイエットに関する理解が深まりました。
そのおかげで、体重が増えることもなく、理想的なスタイルを維持できるようになり、肌のトラブルもほとんど解消されました。
さらに、限られた時間内で業務を遂行し、試験に向けた準備を進める日々が続いたことで、時間管理のスキルが飛躍的に向上しました。
目標を設定し、それを達成するための具体的な行動を決め、もし達成できなかった場合には原因を分析し、反省し、対策を講じる作業を毎月行っていたため、PDCAサイクルを回すことが自然にできるようになりました。
エステティシャンの休日・給料
休暇についてですが、30日の月には8日、31日の月には9日の休暇がありました。
さらに、年末年始の休暇が4日、夏休みが3日、誕生日休暇が1日ありました。
有給休暇は自己都合でほとんど利用できず、使える時には予約が埋まっていない日に急遽半日休みを取る程度でした。
能力や売上によって変わる給料
給与体系についてご説明します。
基本給は等級制を採用しており、テストを通じて条件をクリアすることで昇給が可能です。
また、管理栄養士や看護師、エステティシャンなどの資格を持つ方には、それぞれの資格に応じた手当が支給されます。
ボーナスは支給されず、代わりにインセンティブ制度が導入されています。
この制度により、月によっては10万円から15万円程度の変動が生じることがあります。
個人の売上や店舗の売上に基づいて目標が設定され、その条件を達成することでインセンティブを受け取ることができ、給与も増加します。
経験年数よりも、個々の能力や売上の多い店舗への配属が給与に大きな影響を与えるため、やりがいを感じながら働くことができます。
美容の資格取得
一日中過酷なエステティシャンの仕事
エステティシャンに対するイメージは、華やかで美しいものが多いかもしれません。
しかし、実際の現場はそのイメージとは異なり、日々の業務は非常にハードです。
お客様の体をマッサージし続ける中で、汗をかきながら働くことが多く、営業目標に追われる日常が続きます。
売上を上げるために、休憩時間にも予約を入れ、昼食を取る暇もないことがしばしばあります。
業務が終わった後も、施術の練習に励むため、帰宅は終電になることが普通の業界です。
また、肌の状態や体型に気を使わなければならず、忙しい中でも自己管理を怠ることはできません。
しかし、その努力の先には、素晴らしいお客様との出会いが待っています。自分の指導でお客様が大幅に体重を減らし、感謝の言葉をいただくこともあります。
さらに、アンケートで長文のお褒めの言葉をいただくこともあり、そうした瞬間にやりがいを感じることができます。
美容が好きで、人とのコミュニケーションを楽しむ方には、エステティックサロンでの仕事が非常に向いていると思います。