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硬筆書写検定3級|合格のポイントは?私が実践した勉強法を紹介します

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硬筆書写検定3級

長い間、綺麗な字を書けるようになりたいと思っていましたが、手書きの機会が減ってしまいました。

そこで、自分に挑戦するために硬筆書写検定3級を受験することにしました。

ペン字教室に通ったり、通信教育を受けたりせずに、独学で一発合格を果たした私の体験をお話しします。

 

硬筆書写検定3級の資格取得方法は?

 

硬筆書写検定はどのように実施されているかについてですが、こちらのサイトを確認して頂きたいと思います。



こちらのサイトでは、硬筆書写検定及び毛筆書写検定の資格試験受験までの流れが記載されております。

受験前の手順について

硬筆書写検定については、実施要項が決まるとネットやパンフレット、施設等で公示されます。

 

主な公示機関

  • 全国の都道府県教育委員会
  • 都道府県審査委員高校
  • 中学校報道機関
  • 書道団体全国特約書店

など数々の書店や機関で周知されますので、いつでも身近な所でアクセスして情報を見ることができます。

 

受験前準備手順


  • 受付期間、試験期日、試験地を確認


  • 受験申し込み

    4つの申し込み方法

    • ホームページで申込み(願書提出の必要なし)
    • 願書請求ページで願書を請求する
    • 当協会にて直接申込み
    • 全国特約書店店頭で願書を入手する

  • 受付期間内に受験願書を送付→受験料を入金

    受験料の納入が確認されると申込み完了となります。
    受験料は払込取扱票到着後すみやかに入金して下さい。


 

注意ポイント

※申込み期限と取扱票の有効期限は異なる。
※支払いには払込手数料が別途かかる。

特約書店受付書店で受験料を払込む場合、願書裏面に書店印を受け、受験願書(本書)と領収書(副)を必ず一緒に同封して協会へ郵送してください。

 

試験日の6日前までに、受験者に『受験票』を発送いたします。

締切期間内であれば、受験希望地、希望級位を変更することができますが、それ以外は変更ができません。

 

なお、受験級の変更で差額が発生する場合がありますが、その不足分は別途請求いたします。超過分はお返しできません。

受験当日

試験会場に入る前に、必ず『受験票、筆記用具、スリッパ』などを忘れずに持参してください。

受験番号は受験票を確認して、正確に記入するようにしましょう。

受験票には『0101-K01001』の形式で受験番号が記載されています。

 

提出するすべての用紙には、間違いがないように記入してください。

これが、受験前と当日の申し込みから資格取得までの流れになります。

 

受験後について

試験の結果は約1ヶ月前後で、『合否通知書』が送付され、合格者には『合格証書』を無料で交付されます。

さらに合格された方は、合格証明書・証明カード(有料)の交付が受けられます。

 

3級以上の合否の結果で、【実技】または【理論】のいずれかが合格(片方合格)の場合は、次回申込みの際準登録の手続きを行ってください。

 

 

合格のために私が使用したテキスト

硬筆書写検定のおすすめテキスト

■日本書写技能検定協会出版の『硬筆書写技能検定の手びきと問題集』

試験の概要や合格レベルの答案例などが載っており参考になります。

■岩崎芸術社から発行の『硬筆毛筆書写検定理論問題のすべて』江守 賢治(著)

試験科目の理論と実技のうちの、理論についてはこれを読み、確実に点がとれるようにしていけば十分かと思います。

■日本習字普及協会から発行の『硬筆書写技能検定3級合格のポイント』狩田 巻山(著)

実技に関しては、この本で対応しますが、これは毎年発行されているので古本屋さんに行くと過去の平成~年度版などが売られていたりするので1番新しいものと過去に発行されたものの2冊準備して、なるべくたくさんの過去問を網羅できるようにしました。

■幻冬舎から発行されている「つづけ字・くずし字の書き方」田中鳴舟(著)

個人的に購入して非常に役に立ったのがこの本です。 行書やはがき文などは、この先生の字をお手本にすると上達が早いと思います。

 

 

硬筆書写検定の勉強法

 

硬筆書写検定3級の勉強を始めるにあたって、まずはこの検定が年間にどれくらい行われているかを把握することが大切です。

実際には、硬筆書写検定は年に3回行われているため、1年に1回しか受験できないわけではありません。

 

もし不合格になっても、すぐに次のチャンスに向けて勉強を続けることができます。

秋に受験を考えている場合は、2月頃から勉強を始めるのが理想的です。

したがって、全体の勉強期間は約9ヶ月を目安に設定することが必要です。

 

2月に勉強を始めた場合の勉強スケジュール例

勉強スケジュール例

  • 2月から8月までの半年間は基礎固めの期間 
  • 6月に4級を腕試しとして受験してみる 
  • 8月からは模擬試験を兼ねた練習期間とし2カ月間で模擬練習を実施 
  • 10月から受験当日まで復習・弱点ポイントの徹底強化

平均して8カ月から12カ月の勉強期間を設けると良いでしょう。

この長い期間を設ける理由は、無理のない勉強スタイルを確立するためです。

そのため、8カ月から12カ月の間に毎日30分の勉強を目指して取り組むことが大切です。

 

最初は1日の練習時間を30分程度に設定するのが理想的です。

本番に向けて万全の準備ができるように計画を立てて勉強を進めていきましょう。

1セット10分程度の練習でも大丈夫ですので、まずはペンを持って書く習慣を身につけることから始めてみてください。

「記憶学習」と「体の動かし方」を同時にトレーニングすることで、飛躍的な成長が期待できます。

 

脳に知識を定着させるためにも、体にその感覚を浸透させるためにも、毎日少しの時間でも実践することが大切です。

特に指先を自由に動かす訓練は、毎日指を使うことで自信を持てるようになります。

もし直前になって勉強を始めることになった場合、筆圧が強い方はすぐに疲れてしまうかもしれません。

 

そのため、事前に毎日30分ずつ積み重ねていくことが重要です。

歯磨きのように「毎日やらないと気持ちが悪い」と感じるくらい、体にしっかりと染み込ませることが必要です。

ぜひ、勉強の期間を長く設定し、毎日一生懸命取り組んでいただきたいと思います。

 

短期間勉強型の方

長期で勉強するのが苦手な方に短期間で勉強する場合の一例をご紹介します。

時間:平日に毎日1時間~2時間
期間:試験の3ヶ月前ぐらいから練習したり問題を解く
準備:過去問5年分ぐらいコピーし、解答用紙も実際の試験の時の大きさのものを準備

最初は書くことに慣れるために練習問題をしながら、調子がいいときは過去問も取り組んで流れを把握しておきます。

あとはひたすら書く!苦痛に感じない程度に毎日の時間を自分で設定して本番までの間の短期間で勉強していきましょう。

 

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資格取得するのに大変だったこと

 

一人で勉強していたため、自分が本当に上達しているのか、合格レベルに達しているのかが最後まで不明でした。

理論については過去問を解くことでおおよそのレベルを把握できましたが、実技は進めても進めても結果が少しずつしか見えず、もどかしさを感じました。

 

また、平日に1時間から2時間の勉強時間を確保しようと思っていても、冬の時期に体調を崩したり、疲れて集中できずにすぐに勉強をやめてしまったこともありました。

当時はインターネット上でも3級合格に関する情報があまりなかったため、2級や1級の方の体験談を少し読んでモチベーションを高めていました。

 

硬筆の練習を始めて

実生活で「以前よりも美しい字を書くことができるようになった」というのが一番の成果です。

練習期間は三ヶ月と短いですが、集中して取り組んだことで、自分にとって非常に効率的でした。

そのおかげで、試験を受ける前よりも自信を持って字を書くことができるようになりました。

行書のような崩した字を書く機会はあまりありませんが、手紙やはがきに少し書くだけでも、周囲から高い評価をいただいています。

教養の一環として見てくださる方が多いのかもしれません。

 

字が綺麗なだけで印象はとても良くなりますし、自分自身も文字を書くことへの楽しみができますね。

 

独学で挑戦したことで、他のことにもまずは退路を断って自分で取り組むという前向きな気持ちが芽生えました。

掲示文の実技は普段あまり使うことがなく、試験勉強中は無駄に感じることもありました。

しかし、資格を取得した後に人から頼まれて簡単な文を書く機会があり、試験勉強で培ったバランス感覚が役立ちました。

この資格を取得できて本当に良かったと感じています。ぜひおすすめしたい資格です。

 

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