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気象予報士になるためには気象予報士試験は必須です。
全国民が毎日気にして見ている天気予報を分かりやすく的確に伝えるために、しっかり勉強して試験に挑みましょう。
気象予報士試験の概要
気象予報士を目指すにあたり、「気象予報士の資格を持っていれば独自の天気予報を発表できる」と誤解されやすいので注意が必要です。
自分で考えた予報を発表するには、気象庁長官から許可を受けなければいけません。
たとえ気象予報士であっても、気象庁長官から許可を受けずにホームページ等で勝手に独自の予報を発表することは気象業務法に違反します。
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気象業務法は試験でも出題されますが、よく理解しておく必要があります。
試験の難易度は、平成28年1月までに計45回の試験が実施されていますが、合格率は平均で5.6%と低くなっています。
年齢制限はありませんし、学歴も問われませんが難しい試験です。
気象予報士試験の申し込み方法
気象予報士の資格の取得後については、平成25年度に気象庁が気象予報士に対して行った調査によると、気象現象の予想に従事したことがあるのは全回答者の21%に留まり、気象に関係しない業務に就職したり、地域の防災活動に役立てている人が多いとのことです。
気象予報士試験の申込方法
受験するには、まず、試験の申し込み書類を入手する。
①気象業務支援センターのホームページからダウンロードする方法
②センターの窓口に行って直接入手する方法
③センターから郵送で取り寄せる方法
申し込み書類を入手した後は、受験の申し込みをするわけですが、特に郵送で入手や申し込みをする場合には、郵送に時間がかかりますので、郵送期限には十分な注意が必要です。
試験時期:毎年1月下旬と8月下旬の日曜日に実施
受験料:全科目受験する場合は11,400円
マークシートの試験で合格していて受験の免除を受けられる場合には、1科目免除者は11,400円、2科目両方の免除者は9,400円です。(いずれも平成28年度第1回気象予報士試験の場合)
気象予報士の試験内容
試験内容
午前中実施:マークシート形式の学科試験
昼休憩を挟んで実施:記述形式の実技試験
マークシート形式の学科試験
制限時間:60分
◆予報業務に関する一般知識:15問
主に大気の力学や熱力学等の物理や気象業務法等の法規について問われます。
◆予報業務に関する専門知識:15問
主に気象衛星や気象レーダー等の気象測器による観測成果の解釈やGSM等の数値予報に関する知識が問われます。
記述形式の実技試験
過去に実際に起きた台風や低気圧による大雨や暴風等を題材に、気象衛星画像や数値予報資料、アメダスや局地天気図等の実況図を使用して予報を考え記述する問題
出題数:大問が2題出題
制限時間:それぞれ75分
大量の図を解析しなければならない上に、記述量も例えば「100字程度で述べよ」というように指定されており、75分の制限時間では非常に短く、難しい試験です。
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気象予報士の合格ライン
合格ラインは、マークシート形式の予報業務に関する一般知識及び専門知識が15問中で正答11問以上、記述形式の実技試験が70%以上の得点が基準ですが、難易度によっては合格ラインが変更される場合があります。
なお、予報業務に関する一般知識及び専門知識の両方に合格しないと、いくら実技試験で一生懸命記述しても一切採点はされません。
その代わり、予報業務に関する一般知識や専門知識のいずれか、あるいは両方に合格すると、合格した日から1年以内に行われる気象予報士試験については、合格した科目の受験は申請により免除されます。
気象予報士試験は大変難しい試験なので、まずはマークシートの試験に合格した後で、記述形式の試験の合格を目指す受験者もいます。
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気象予報士として働くには
試験に合格しただけでは、予報能力があると認定されただけですので、気象予報士になるには気象庁に合格証明書の写し等を添えて申請します。
そして気象庁長官の登録を受けて、晴れて気象予報士になることができます。
なお気象予報士の登録申請については、合格後であれば特に期限はありません。
気象予報士になりたい、天気に関する仕事に就きたい、そんな方はぜひ気象予報士試験を受けてみて下さい!