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私の米軍基地での勤務経験についてお話しします。
基地での仕事はあまり知られていないかもしれませんが、専門の求人サイトで情報を探すことができます。
応募は簡単ではありませんが、さまざまな職種に挑戦でき、アメリカの雰囲気を楽しむことができます。
米軍基地での仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
米軍基地で働くにはどうすればいい?
就職のきっかけは、友人が偶然その基地で働くことになったと聞いたことです。
それまで全く知らない環境で、働く場所として考えたこともなかったのですが、その友人がとても快適に働いていると聞いたので、応募方法を教えてもらい、履歴書を提出しました。
応募方法
- 直接基地のゲート横にある事務所に出向いて掲示板を見る
- ネットで空席情報を調べる
米軍基地での面接内容・面接で聞かれたこと
応募してから一ヶ月以上何の連絡もなく、すっかり忘れた頃に日本人の方から面接のお知らせの電話がかかってきました。
日時を指定され、「迎えに行くのでゲートの前で待っていてほしい」と言われました。
当日、緊張しながら待っていると、女性の方がゲートまで迎えに来てくれましたが、他に3名の受験者がいて、全員女性でした。
そこから一緒に面接を受ける建物まで歩いて行きました。
面接官はアメリカ人が一人、日本人が二人の全員男性でした。
最初にこれまでの職歴を含めた自己紹介をし、その後、全員からいくつかの質問を受けました。
途中で笑いもあり、堅苦しい雰囲気ではありませんでした。
面接で聞かれたこと
- これまでに達成した仕事で特に成功したと感じているものは何か。
- あなたと一緒に働くと我々はどんなメリットがあるか。
- どんなことにプレッシャーを感じるか。
- 年長者の人々をまとめる立場になっても大丈夫か。
- アメリカへの出張は可能か。
英語の試験も実施
面接の前後に英語の試験もありました。
試験内容
リスニング、筆記(マークシート式)
TOEICに似たような感じだと思いました。
後で知ったのですが、95点くらいのスコアを取っていました。
その後、さらに1ヶ月ほど待っていたら、突然病院から入社前の健康診断を受けるようにとの電話があり、驚きました。
合格したのかと尋ねると、合格していると思いますが、聞いていませんでしたか?と言われました。
手続きが複雑で、連絡の順番が逆になってしまったようです。
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米軍基地の仕事にはどんなものがある?
米軍基地には多様な施設や店舗が揃っており、基地内だけで生活することもできるほど充実しています。
そのため、米軍基地内ではさまざまなお店や職業で働くことが可能です。
私自身も何度か米軍基地に足を運び、施設を利用したり、いろいろなお店で買い物を楽しんだ経験があります。
その経験をもとに、米軍基地内での仕事にはどのようなものがあるのかをご紹介したいと思います。
1.飲食店での仕事
米軍基地の中には様々な形の飲食店があります。
主な飲食店
- バーガーキングなどのハンバーガー屋
- サブウェイなどのサンドイッチ屋
- ピザハットなどのピザ屋
- タコベルなどのメキシカン料理店
- Popeye'sなどのフライドチキン屋
- Panda Expressなどの中華料理店
などなど、本当にたくさんのファストフード店があります。
ファストフード店での仕事
- カウンターでオーダーを取る仕事
- レジで会計をする仕事
- 中で調理をする仕事
この仕事は比較的簡単ですが、給料は他の仕事に比べるとちょっと安いと聞いたことがあります。
レストランでの仕事
また米軍基地の中には様々な種類のレストランもあり、ステーキ屋、カントリー料理屋、イタリアン料理屋など色んな料理を食べることができます。
- ウエイター・ウエイトレスとしてオーダーを取る
- 料理や飲み物を運んだりする接客の仕事
- レジで会計をする仕事
- 中で調理をする仕事 など
この仕事はファストフードの仕事よりも少し難易度が高いですが、その分時給が良く、ウエイターやウエイトレスとして働くとお客さんからチップを受け取れるのが大きな魅力です。
バーなどでの仕事
また米軍基地の中にはバーなどのお酒を飲めるお店もいくつか入っています。
- お客さんからオーダーを取ってお酒やおつまみを運ぶ接客の仕事
- お酒を作るバーテンダー
- おつまみを作る料理人としての仕事
この仕事は時給が良いようです。
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2.娯楽施設での仕事
米軍基地内には様々な娯楽施設などが入っています。
例えばビンゴを楽しむことが出来るお店、フィットネスを楽しむことが出来るジムなどがあります。
娯楽施設での仕事
- 施設の利用者への接客
- 設備の案内
- 施設の清掃 など
またジムでインストラクターとして働くことも可能です。
3.ショップでの仕事
米軍基地内には多彩なショップが揃っています。
アメリカの食材が豊富に取り揃えられたスーパーマーケットや、日用品や洋服が揃うモール、趣味のアイテムを扱うショップなど、さまざまな選択肢があります。
ショップでの仕事
- レジ係
- 商品を棚に並べる仕事
- カスタマーサービスとしての接客の仕事 などです。
4.事務所での仕事
米軍基地内には多くのオフィスがあります。
これらのオフィスは、アメリカ人が日本で生活するための手続きや、仕事をするためのサポートを提供しています。
各オフィスの業務内容は異なりますが、日本のオフィスでの仕事と大きな違いはないようです。
ただし、すべての書類は英語で作成され、やり取りも英語で行われます。
5.米軍基地のゲートでの仕事
米軍基地には複数のゲートがあり、そこでIDの確認が行われています。
このゲートでセキュリティガードとして働く日本人が多くいます。
彼らの仕事は、基地に入ろうとする人々のIDを確認したり、施設の案内をすることです。
アメリカ基準の給料・休日・待遇
入社後には、数日間にわたる充実したオリエンテーションがあり、同時期に採用された数十名と一緒に研修を受けました。
基地内には、パン屋、ウェイター、エンジニアなど、さまざまな職種が存在するようです。
入社して感じたのは、福利厚生を含めて非常に充実した素晴らしい環境で働けるということです。
従業員のモラルも高いと感じます。
私自身は子供がいる女性なので、いただくお給料には感謝していますが、これは人によって異なるかもしれません。
ボーナスもきちんと支給され、毎年昇給があります。
昇格については、各職種に設定されたグレードがあり、ほとんどの人はその下の見習い等級からスタートします。
数年かけて、元のグレードに昇進していくことができます。
その後は、本人が希望すれば昇格試験を受けて別のポジションに移ることも可能です。
希望しない場合は、定年まで同じポジションで働き続けることになります。
人事異動がないため、自分に合わない職種に配属されると大変だという話をよく耳にします。
その場合、異動するためには再度採用試験を受ける必要があり、なかなか厳しいですが、内部募集は頻繁に行われているため、異動を希望する人が多くいます。
休暇は年間20日と夏休みが3日ありますが、日本の祝日ではなくアメリカのカレンダーに基づいているため、祝日が少ないのが特徴です。
例えば、ゴールデンウィークがないのは少し残念ですね。
ただし、育児休暇や介護休暇、傷病休暇などが充実しているため、特に女性にとっては大変助かる制度です。
競争率の高い米軍基地での仕事
独特な雰囲気が漂う場所で、レストランや映画館もあり、ドルで買い物を楽しんだり、散策するだけでアメリカの雰囲気を感じることができます。
私自身は事情があって辞めてしまいましたが、せっかく入社したのに辞める人はほとんどいません。
入社するのは非常に難しいと言われていますが、諦めずに何度も挑戦することが大切なようです。
面接に進んで良い印象を残した人は、他のポジションが空いたときに声をかけられることもあるようで、周りにもそういう人が何人かいました。
素晴らしい職場なので、ぜひおすすめです。
米軍基地で働くメリット
まず最初の利点は、給与が高く、仕事が安定していることです。
米軍基地での職務は「準公務員」とも称されるほど、安定性があります。
職種によって異なることもありますが、一般的には日本で同様の仕事をするよりも高い給与を得られることが多いです。
毎月の給与が高めで、役職によっては年に2回のボーナスが支給されることもあるようです。
さらに、長年勤務した後には、かなりの額の退職金を受け取ることができると聞いています。
また一度、米軍基地内のポジションを得た後は、別のポジションの仕事へのトランスファー(移転)をすることも割と簡単に出来るようです。
米軍基地で働くメリット
- 一度何かのポジションで米軍基地内で働くようになると、その後は自分がやりたい仕事やもっと待遇の良いポジションに移ることも比較的簡単にできる。
- 米軍基地内にある様々な施設を使用できる。(ジムやフィットネスセンターを無料で利用することが可能)
- アメリカのファーストフードやレストランにも行くことができる。
- 米軍基地の中で働くことによって英語力・英会話力が上がる。
- アメリカ人の知り合いや友達ができる。
- お給料が良く安定している。
アメリカの生活を味わってみたい、英語スキルを身に付けたい、アメリカの方と友達になりたい、などの願望が日本にいながら叶えることができるでしょう。
米軍基地で働くデメリット
米軍基地で働くことのメリットの一つとして「給料や待遇が良い」と述べましたが、これは本採用になった場合に限ります。
実際、米軍基地内には派遣社員やアルバイト、パートなど、さまざまな雇用形態で働いている人が多くいます。
これらの雇用形態で働く場合、給料や待遇が良いとは言えないことが多いです。
また、雇用期間も安定していないため、短期間での勤務になることもあります。
多くの人が米軍基地で本採用として働きたいと考えていますが、派遣社員などから本採用に移行するのは少し難しいというデメリットがあります。
しかし、私の知り合いの中には何度も本採用の試験を受けて、見事に本採用となった人もいますので、あきらめずに挑戦し続ければ大丈夫だと思います。
休日はアメリカ暦
米軍基地内のもう一つのデメリットは、「アメリカの祝日」が適用されていることです。
つまり、日本の祝日やお正月、ゴールデンウィークなどは関係なく、仕事をしなければならないことがあります。
しかし、その代わりにアメリカの祝日、例えば独立記念日などはお休みを取ることができます。
米軍基地で働くデメリット
- 本採用でないと給料面・雇用面は安定しない。
- アメリカのカレンダーに沿った休日になるため日本の祝日とは異なる。
米軍基地での勤務には、メリットとデメリットが存在します。
日本国内で働く場合でも、海外での勤務でも、必ずそれぞれの利点と欠点が出てきます。
これらを上手に管理しながら働くことが、長く続けるためのポイントです。
米軍基地勤務に向いている人
米軍基地の内部は、日本にいるとは思えないほどアメリカの雰囲気に包まれています。
海外に憧れる方やアメリカでの生活を夢見る方には、日本にいながらアメリカの文化を体験できる貴重な機会ですので、学びが多いと思います。
アメリカ人はコミュニケーションを重視し、自由な考え方を持っていて、マニュアルに縛られることは少ないです。
日本のように厳格なルールに従って働く環境とは異なり、ストレスが少ないかもしれませんね。
決まりに縛られずに楽しく働きたい、海外の人々と共に仕事をしたいと考えている方にはぴったりの職場だと思います。
アメリカ人との接点が全くない方でも、適度な英語力やコミュニケーション能力、そして勇気があれば働ける場所です。
ぜひ挑戦してみてください。