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弁護士事務所の事務の仕事|あたりハズレの多い弁護士の元での仕事内容

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弁護士事務所という敷居の高そうな職場でのお仕事体験談です。

どういった仕事をするのか謎な部分も多いですが、ここでは事務員がする仕事内容をご紹介します。

ぜひご覧下さい。

弁護士事務とは

私は、パラリーガルつまり弁護士事務所で働く事務員として働いていました。

弁護士事務所の事務は、主に弁護士秘書と呼ばれる簡単な事務作業や弁護士のスケジュール管理などをする一般的に想定される事務職と裁判や法律の知識を持ち、弁護士と二人三脚で案件にあたる事務職との2つがあり、私は後者でした。

この仕事に就こうと思った理由は、法学部出身だったため、大学で学んだことを活かすことが出来れば良いなと思ったからです。

 

弁護士事務の面接

面接は事務所によって大きく異なりますが、どこも共通しているのは、

  • なぜ、パラリーガルになろうと思ったのか
  • なぜ、この事務所なのか という質問でした。

事務所によっては、面接に筆記試験がついていたりもします。

誤字脱字チェックや文章の体裁の手直しなど、事務員に必要な最低限の能力チェックがされます。

 

パラリーガルになってから面接に同席することもありましたが、全体的にしっかりと受け答えが出来る人が採用される傾向にあると思います。

何となく弁護士事務所っていいなと思って応募してきた方は直ぐに見抜かれ、落とされていました。

 

弁護士の仕事は専門知識を扱う仕事なので、事務員としてしっかりとサポートできる人が有力です。

 

弁護士事務の給料面、休日、福利厚生

給料は弁護士事務所というと高そうに思えますが、大体18~20万円が相場です。

専門知識を必要とするわりに、安いです。

賞与は事務所によっては4,5ヵ月分出たりしますが、小さな事務所だと業績に応じてになるので出ないこともあります。

 

休みはどこもカレンダー通り+年末年始とお盆休みが入るので、多い方だと思います。

待遇は事務所によって本当に全く違います。

事務員の家庭環境を考慮して、勤務時間や休みに融通を効かせてくれたり、頑張りに応じて賞与を多く出してくれるところもあれば、サービス残業まみれで社保無し、賞与は僅かなんてところもあり、本当にピンキリです。

 

弁護士事務所によって給料や休日日数も様々ですね。

 

因みに、社保に関しては小規模事務所だと高確率で加入していません。

士業の場合、法人でないかつ従業員が一定の人数以下の場合は加入しなくて良いことになっているので、これに準じた形で未加入になっています。

 

そのため、給料が20万円となっていても国民年金・国保が自己負担となるため、結局手取りが14万円程度となるケースもあります。

弁護士の器量によって左右される仕事

弁護士事務の仕事内容

Check!

  • 裁判所や官公庁への提出書面の準備や作成(弁護士の監督の基、作成)。
  • 資料収集、クライアントへの連絡 など

 

大変なのは、弁護士のあたりが悪いと、本当に苦労しかないことです。

期限ギリギリまで動かない人だと、裁判当日しかも開廷時間の1時間前に「これ、今日の裁判で出すから今すぐ準備して。」と大量の書面を持ってきて、平然と「早くしてよ。まだ出来てないの?間に合わないよ。」と急かしたりします。

 

また、公私混同される方はプライベートな用事もバンバン事務員に押し付け、旅行のチケットや宿の手配などもさせたりします。

それ以外には、事件の相手方とのやり取りは少しのミスが命取りになることがあるので、電話・郵便全てにおいて気を付けなければなりません。

 

悪い弁護士に当たった時は、自分がどう行動したらいいか考えることも大切です。

 

弁護士不在時に事務所に乗り込んでこられた時などは、丁寧に対応しつつも相手を刺激しないようにし、自分の安全を確保することもしないといけません。

時には反社会的な人々の対応をすることもありますので、メンタルが弱い人にはストレスが過重にかかることもあります。

 

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弁護士事務の仕事をして良かったこと

この仕事をやって良かったと思ったことは、とにかく生活におけるトラブル回避の知識がついたことです。

どうすれば万が一裁判になったとしても自分にとって不利にならないようにするか、トラブルになったときはどう対処すれば良いのかということが分かるようになるので、有事の際には冷静に対処出来ます。

 

トラブル対処が身につくということは、人生においてとても大きなメリットですね。

 

また、良いことか分かりませんが、幸せのハードルが下がるので、自分の生きている毎日がいかに貴重であるか心の底から理解出来ます。

 

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弁護士事務の仕事を辞めた理由

私がこの仕事を辞めたのは、担当弁護士があまりに自由人で振り回されることしかなく、心身ともに疲弊したからです。

周囲の弁護士に助けを求めることもしましたが、あの人だから仕方ないといった感じで、あまり取り合って貰えず、自助努力を続けましたが状況は改善せず辞めてしまいました。

 

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