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日本では考えられないほどの僻地で働いていた時のことをご紹介します。
文化も言語も違う場所での勤務だったので、言葉の壁やコミュニケーションをとるのも苦労しましたが、なんとかやってこれました。
現地での仕事内容や大変だったことなどを載せていますので、海外勤務に興味がある方はぜひご覧ください。
国営企業での自賠責保険処理の仕事
私はかつてある外国の国営企業で自賠責保険処理の仕事をしておりました。
国営企業なので公務員並みに安定した生活が送れると考えての入社でした。
面接で聞かれたこと
- 給料がどれくらい欲しいか
- 体力に自信があるか
- 転勤が多いが問題ないか
- 未婚であるか
- 結婚した場合家族はどうするか など
面接の際には、大きな組織でしたから緊張がありました。
思いもよらない僻地での勤務
てっきり本社で事務を行うつもりでいた私ですが、入社2ヶ月で首都から7時間(しかも乗り換えあり)の僻地へ転勤となりました。
裸族も住む原始的な場所でしたので、パソコンやスマートフォンを用いての業務はなかなか難しく、交通手段のある全ての住民や会社に自賠責保険の支払いをするように説得を行いました。
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僻地での主な仕事内容
- 車に乗って費用を回収
- セミナーを開催
- 事故の当事者に国からの保障が降りるように処理を行う
発展途上国の企業ということもあり、基本給はあまり高くありませんが、地方への転勤でしたので地方手当が基本給と同じくらいつき、ボーナスも相当の額をいただくことができました。
また土日はしっかりとあり、残業はほぼなしという好待遇だったように思います。
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自賠責保険処理の仕事で大変だったこと
大変だったことは、現地の方とのコミュニケーションです。
公用語を話すことのできない、学校へ行っていない方もおり、支払いを請求すること自体に苦労しました。
また、法律では認められていませんが、一夫多妻制がまかり通っており、旦那様が亡くなられた際の事故補償金を誰が受け取るかとの問題で奥様が数名出てくる事態が発生しました。
僻地だからこそのメリット
プライベートでは、せっかく付き合い始めた彼女と遠距離になってしまい、しかも僻地のため雨が降ると電話が繋がりにくいという辛い思いをしました。(今となってはいい思い出です。)
私は首都で育ちましたので、地方で別の部族と生活することで想像を絶する大変さがありましたが、コミュニケーション能力が高められて結果的にはよかったのだと思います。
また地方手当がついたり、近辺に散財するところがなかったので、貯金をすることができました。
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海外勤務を経験して良かったこと
良かった点は、様々な経験を積んだおかげか、コミュニケーション能力が役立ったのか、その後東京で就職することができたことです。
また、整備されていないガタガタの道を運転して支払金回収を行っていましたので、運転技術が面白いほど成長しました。
当時の生活を私なりに楽しんではいたのですが、残念ながら数年後、暴動のよく発生する地帯への転勤を命じられたことがきっかけとなり、自分の身の危険を感じて退職しました。
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そのタイミングで当時付き合っていた日本人の彼女と結婚し、日本で生活を送っています。
日本での生活は満員電車に揺られ残業を送るという絵に描いたようなサラリーマン生活でたまに母国が恋しくなりますが、規則正しく生活が送れますし、母国ほど想定外の事態が起こることはないので安心することができます。