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デパ地下の食品売り場でアルバイトをしていた時の体験をお話しします。
開店前の準備や接客、金銭のやり取りなど、具体的な仕事内容について触れています。
百貨店で働くことで、さまざまなお客様と接する機会が増え、対人スキルやコミュニケーション能力が向上し、柔軟な対応力も養われる仕事です。
目次
デパ地下でのアルバイト
お中元やお歳暮のシーズンになると、新聞の折込広告にたくさん掲載されることから、多くの人が知っている百貨店の食品売り場での販売業務についてです。
百貨店はデパートとも呼ばれ、昔から多くの食品店が地下にあったため、今でも「デパ地下」として親しまれています。
ここでは、さまざまな食品店に囲まれながら、自分の店のお惣菜やお菓子、贈り物などを販売する仕事をしています。
私自身は大学生の頃にアルバイトを始めました。
この業界は常に人手不足なので、何かアルバイトをしたいと思った時には非常におすすめです。
ほぼ確実に雇ってもらえるでしょう。
ただし、店舗によって応募が多く集まることもあるため、その際は条件の良い方から順に採用されることになります。
百貨店に雇われるアルバイトやパート、社員、準社員、派遣の方々と、各店舗に直接雇われるアルバイトやパート、社員、準社員、派遣の方々は異なります。
百貨店に雇われる場合、さまざまな店舗を移動したり、雑務をこなすことが多いですが、各店舗が独自に雇用している場合は、その店舗の規則と百貨店の規則の両方を守る必要があります。
例えば、何かの規則に違反した場合、店舗では解雇されなくても、百貨店から出入り禁止になった場合、その店舗では働けなくなります。
デパ地下での面接
雇われる店舗によって異なりますが、一般的には接客業の経験や土日祝日出勤の可否が重要です。
土日祝日や年末年始に出勤できる場合は、優先的に採用されることが多いです。
包装や金銭のやり取りについては、入社後に少しずつ学ぶのが一般的で、事前の研修は主に百貨店で行われます。
百貨店では、特定の日に新しく入るスタッフを一緒に集め、敬語の研修などを行うため、参加が必要です。
テストもありますが、しっかりと話を聞いていれば問題なく合格できます。
デパ地下での仕事内容
惣菜のお店は少し異なるかもしれませんが、基本的な流れは同じです。
最初に、朝番または早番と呼ばれるシフトのスタッフが自分の店舗の開店準備を行います。
朝出勤してからの開店準備の流れ
百貨店の更衣室で着替えて店へ
納品を調べる
倉庫に商品を持っていったり出したりする
商品棚やガラスケース、店の周囲の清掃
レジを開けてオープン体勢を整える
朝礼までの間、それぞれの担当業務を行いながら待機します。
具体的には、前日の売上の確認や、当日発送する商品のチェックなどがあります。
地下では専用の朝礼があり、毎朝重要な連絡事項が伝えられます。
それをノートにメモし、ケースの前でオープンを待ちます。
お客様が来店された際には、丁寧にお辞儀をしながら「いらっしゃいませ」とお迎えします。
忙しい店舗では1つのシフトに2、3人いることもありますが、小規模な店舗では全て一人で対応します。
遅番のシフトのスタッフが昼前に出勤した場合は、午前中の業務の引継ぎや商品の出し入れを行った後にお昼休憩に入ります。
休憩は大体一時間で、百貨店によっては外に出ることも可能です。
名札を外せば、外で昼食を楽しむことができます。
休憩が終わると、午後の退勤時間まで店での業務が続きます。
お客様がいらっしゃったら、試食をお渡しして興味を引き、商品が決まったら熨斗の形式をお伺いします。
包装をしてお金のやり取りをし、お見送りをして業務が終了します。
百貨店での接客は、基本的に一人のお客様に対して一人の販売員が担当します。
先に接客中のお客様がいる場合、後から来たお客様にはお待ちいただくのがルールですが、接客中のお客様がまだ決まっていない場合、後から来たお客様が商品を決めている時には、きちんとお断りして順番を変えてもらいます。
横入りは許可されていません。
こちらもCHECK
デパ地下勤務での良かったことも悪かったこともいい経験
デパ地下の仕事で嬉しかったこと
接客業なのでお客様との会話が必要になります。
アドバイスをしたらお客様にお礼を言われた時、接客を褒められたときなどはやはり嬉しくなりますね。
百貨店ではよくある話ですが、「あなたは良い人だから、どうかウチの息子の嫁に」と言うお客様がいらっしゃいます。
これが冗談でなく結構本気なことがあるので、独身の若い女性は困ってしまうこともあります。
ちなみに私も3回ほど言われましたが、既婚者でしたので断りやすかったです。
それでもたまに食い下がって連絡先を聞いてくる年配の方もいます。
デパ地下の仕事で大変なこと
贈答品を扱う際には、熨斗の形式を誤ると大きなクレームにつながることがあるため、十分な注意が必要です。
お祝いの場面で黄白の熨斗を使ってしまうことは、年に一度は見られるミスです。
また、百貨店には高品質なサービスを求めるお客様が多く、ちょっとした表情や言葉遣いがクレームの原因になることもありますので、その点にも気をつける必要があります。
一般的な商店よりも高額な商品を扱っているため、期待されるサービスのレベルも高いことを忘れないようにしましょう。
デパ地下の仕事で辛いこと
年末年始は本当に大変な時期です。
サービス業は他の人が休んでいるときに働くものですから、仕方がないとはいえ、普段の3倍の混雑と売り上げには驚かされます。
休憩を取る暇もなく、たとえ休憩ができても疲れすぎて食欲がなくなることもあります。
結局、クタクタになって帰ることになりますね。
デパ地下の仕事をして良かったこと
一般的なマナー(熨斗の形式やその意味、敬語の使い方、季節ごとのお祝いに関する知識)を自然に習得することが大切です。
この仕事に就いていなければ知らなかったことや、そのまま大人になっていたら恥をかいていたかもしれないことを学ぶことができました。