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電気関連の仕事をする際に必要となることがある『第二種電気工事士』の資格についてお話しします。
取得の手続きや勉強のコツなどを詳しくご紹介しますので、取得を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
第二種電気工事士の取得方法
第二種電気工事士の資格を取得するためには、まず申込みを行う必要があります。
申込みは、専門書店や電気関連の協会で無料の申込書を入手することができます。
また、インターネットからの申込みも可能です。
申込書に必要事項を正確に記入し、試験費用を支払って申込みを完了させます。
この資格の試験には筆記試験と実技試験の2つがあり、筆記試験に合格しないと実技試験を受けることができません。
ただし、筆記試験に合格し、実技試験で不合格になった場合は、翌年の筆記試験が免除されるというルールがあります。
逆に、翌年の実技試験で不合格になると、再び筆記試験から受け直す必要があります。
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私が行った第二種電気工事士の勉強法
自分が受けた筆記試験に合格するための勉強法として、過去問を繰り返し解くことが挙げられます。
この方法はシンプルですが、現在の得点が明確にわかるため、点数が上がるとやる気も高まり、本番の試験でも余裕を持って臨むことができます。
特に、過去問の中でも試験形式の問題を解くのが効果的だと思います。
ただし、項目ごとに問題が並んでいると、得点がわかりにくく、似たような問題を解くことで飽きてしまうかもしれません。
筆記試験で60点以上を取得して合格した方は、次に実技試験に挑むことになります。
筆記試験とは異なり、分からない問題を飛ばして試験を受けることはできません。
時間内に配線器具や電線の結線をすべて終わらせる必要があります。
もし完成品に軽微な欠陥が3つ以上、または重大な欠陥が1つ以上あると失格となるため、完璧な仕上がりを目指して作業しなければなりません。
試験時間が筆記試験よりも短いため、急いで取り組む必要があります。
実技試験については、問題が事前に公表されており、申込書の裏面には約13種類の問題が載っています。
その中から1つが出題される仕組みです。
つまり、13種類すべてを完璧に理解すれば合格できるということです。
私も実技試験では、その13種類の解答を繰り返し練習することで合格を果たしました。
今の実技試験では、昔とは異なり、ドライバーやペンチ以外の必要な工具も持ち込むことができるようになっています。
ですので、電線の被服を剥く際に時間がかかる方法を使うのではなく、ストリッパーのような便利な工具を使うことで、作業が格段に早くなると思います。
特に練習しておくべきなのは、電線を「の」の字にする技術です。
これは細い工具(ラジオペンチなど)を使うとスムーズに行えます。
実技試験で避けるべきなのは、結線ミスです。
結線ミスをすると失格となるため、スイッチの接続先を間違えないように注意が必要です。
第二種電気工事士の試験のポイント
筆記試験のポイントについてですが、「~力率は?」という問題の答えはほぼ「80%」であることが多いので、これを覚えておけば得点が取れます。
また、「~正しいのは?」や「誤っているのは?」という問題にも気をつけてください。
過去問を繰り返し解いていると、問題を最後まで読まずに思い込みで答えてしまうことがありますので、必ず問題文を最後まで確認してから解答するようにしましょう。
実技試験では、+の線と-の線をどこに接続するか、また電線の被服の色にも注意して作業を進めてください。
試験中に周りの圧着器の音が気になって焦ることもあるかもしれませんが、自分のペースで完成させることが大切ですので、集中して取り組んでいきましょう。
この方法で勉強を進めれば、1ヶ月ほどで両方の試験に合格できると思います。
実技試験では、最初は35分かかっていた品物の完成が、最後には15分でできるようになり、余裕が出てきました。
それでは、試験合格に向けて頑張ってください!