診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験とは?
- 合格率:約30~40%
- 他の医療事務の試験に比べると難易度が高い
- 通信教育の講座はほとんどない
なぜ取得しようと思ったか
医療事務の仕事をしていましたが、無資格・未経験で就職してしまったので、医療事務の資格は持っていませんでした。
病院の経営が悪化したことや、結婚後に他の病院に転職する可能性があることを考えて、医療事務の資格を取得することにしたのがきっかけです。

医療事務の資格は数多くありましたが、すでに医療事務の仕事をしている人のための試験である診療報酬請求事務能力認定試験を受けることに決めました。
診療報酬請求事務能力認定試験の勉強方法
使用テキスト
「医学通信社」出版のテキストや問題集(ネットで購入
診療報酬請求事務能力認定試験は、必要な資料を持込みができるのですが、逆に言うと必要な資料を自分でそろえなければ試験に合格することができません。
必要な資料
- 診療報酬点数表
- 医療法や健康保険法などの法律関係
- 薬剤の効果や適応疾患について記載された本
- レセプトの書き方 など
仕事で使用する資料は病院で購入した物なので個人的に使用することはできません。
そのため点数表や薬効本、法律の本なども医学通信社のサイトから購入しました。
テキストや問題集、問題を解くのに必要な資料を購入するのに2~3万円かかりました。

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診療報酬請求事務能力認定試験に合格するために
診療報酬請求事務能力認定試験は、カルテに書かれた医療行為を点数表に従って診療報酬として算定するレセプト作成の問題があります。
仕事ではパソコンソフトを使用してレセプト作成を行っていますが、試験では手書きで記入する必要がありました。
パソコンソフトでは、病院の基本情報と患者の基本情報が入力されているので、診療行為を入力すれば自動で計算してくれます。
手書きの場合は、点数の計算や、病院の施設基準や患者の年齢に合わせた算定を自分で考えなくてはなりません。
そのため、基本から勉強しなおす必要があり、思っていたよりも勉強に時間がかかりました。

法律についての勉強
ポイント
- 持込みができるため、覚えるよりもどれだけ早く検索できるかが大切。
- マーカーや付箋、インデックスを駆使して検索しやすい資料作り。
- 簡単に検索できるように簡素化された試験用の点数便覧を購入。
レセプト作成の勉強
手術や麻酔、内視鏡検査や造影剤使用撮影など、算定が複雑なものは、いくつかの問題パターンに合わせてレセプト記入例をまとめたノートを作成しました。
問題に合わせて薬剤や部位を変えるだけでレセプトが作成できるので、解答時間の短縮になります。
また、問題集を解いて間違ってしまったところをピックアップして「間違いやすい項目一覧」を作成し、レセプト作成が終了したら、「間違いやすい項目一覧」をチェックして間違いがないか見直すようにしてミスを防ぎました。

医療事務の資格は勉強して損はない
このように勉強を続けて診療報酬請求事務能力認定試験に合格することができました。
これまで勉強していなかった医療事務の知識について基礎から勉強することができたので、仕事でもミスが減り、仕事効率が良くなり残業時間を減らすことができました。

また、その後、出産を機に仕事を辞めたのですが、医療事務の資格の中でも難易度の高い資格をもっていることで、スムーズに再就職をすることができました。
勉強は大変でしたが取得しておいて本当に良かったです。
