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工場勤務はきつい?平均的な給料・休日・ブラック企業体験談を紹介

工場勤務はきつい?平均的な給料・休日・ブラック企業体験談を紹介

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工場勤務というと、その仕事内容は幅広いです。

また、工場勤務はきついと言われることがよくありますが、どういったことがきついのかも解説していきます。

工場で働いてみたい方、工場勤務に興味がある方はぜひ参考にしてみて下さい。

 

工場での主な仕事内容

まず、工場ではどういった仕事をするのか、主な仕事内容を紹介します。

  • 生産ラインでの製造作業
  • 機械の操作と保守
  • 品質管理
  • 倉庫管理と在庫管理
  • 安全管理

生産ラインでの製造作業

製品の組み立てや加工、検査などの作業を行います。

機械を操作したり、部品を組み立てたりする場合もあります。

機械の操作と保守

製造機械や設備の操作や保守を行います。

機械のトラブルシューティングやメンテナンス作業も含まれます。

品質管理

製品や部品の品質を管理し、検査やテストを行って品質を確保します。

不良品の取り扱いや品質改善活動も行います。

倉庫管理と在庫管理

製品や部品の受け入れ、出荷、在庫管理を行います。

在庫の管理やピッキング、梱包、出荷作業を担当することもあります。

安全管理

作業場や設備の安全を確保するための措置を講じ、安全規則や手順の遵守を監督します。

事故予防や緊急対応の訓練も行います。

 

工場勤務がきついと言われる理由は?

工場勤務がなぜきついと言われるのか?

人によって感じ方は違いますが、一般的にきついと言われる内容を紹介していきます。

工場勤務がきついと言われる理由

  • 体力的な負担
  • 労働条件の厳しさ
  • 単調な作業
  • シフト勤務や夜勤
  • 安全上のリスク

以上のような理由が挙げられます。

では、一つずつ解説していきましょう。

体力的な負担

多くの工場作業は体力を必要とします。

長時間立ちっぱなしや重い物の運搬、機械操作など、体力を消耗する作業が多いため、体力的な負担が大きいと感じる人が多いです。

体力に自信のある人には向いている仕事ですが、あまり体力がない人や体の弱い人には向いていません。

 

労働条件の厳しさ

常に機械や装置の周囲で作業するため、労働条件が厳しい場合があります。

例えば、高温・低温の環境下での作業や、騒音や振動のある環境下での作業など、快適でない環境での勤務が求められる会社もあります。

快適な職場環境で働きたい時は、求人票に「冷暖房完備」などの記載があるかどうかをよく見ておきましょう。

 

単調な作業

工場勤務では、同じ作業を繰り返すことが多いため、単調で退屈な作業と感じることがあります。

これにより、モチベーションの低下や精神的な疲労が生じることもあるので要注意です。

単調作業が得意な人もいますが、「色々な仕事をこなしたい」「スキルアップしていきたい」と思っている人は幅広い仕事ができる工場勤務を選びましょう。

 

シフト勤務や夜勤

工場ではシフト勤務や夜勤が一般的であり、生活リズムや睡眠に影響を及ぼすことがあります。

不規則な勤務時間により、生活の安定や家族との時間を確保するのが難しくなることがあるので、家庭持ちの人は家族とよく相談することが大事です。

変則的なシフトや夜勤のような、人がしたがらない勤務体系の場合は、その分深夜手当などが支給されるので、第一にお金を貯めたいと考えている方にはおすすめの勤務です。

 

安全上のリスク

工場では機械や装置を扱うため、事故や怪我のリスクが常に付きまといます。

安全対策や注意が必要な作業環境であるため、安全意識を常に保持する必要があります。

工場の仕事だけに限らず、危険を伴う職場では、常に安全チェックを行い体調にも気をつけながら仕事をすることが重要です。

 

これらの理由から、工場勤務は体力的にも精神的にも負担が大きいと感じる人が多いです。

しかし、給与や福利厚生など、他の職種と比べて魅力的な面もあるため、人によっては選択肢として工場勤務を入れる人もいます。

 

 

工場勤務のメリット

工場勤務のデメリットは思い浮かぶ人も多いですが、メリットももちろんあります。

メリットを知ることで工場勤務の印象も変わってくると思います。

工場勤務のメリット

  • 簡単な作業が多いため未経験でもできる
  • 夜勤がある場合深夜手当が出る
  • 学歴を問わない
  • プライベートの時間がとりやすい
  • 1人作業が多く対人関係の悩みが少ない
  • 嬉しい特典がある

 

工場勤務未経験OK

まず、工場勤務は簡単な作業や流れ作業が多く、未経験でもチャレンジしやすいです。

働きながらでも免許や資格が取得できるので、未経験から初めてどんどんスキルアップしていく人も多くやりがいを感じられます。

新しい仕事を始めたいという方にもおすすめの職種です。

夜勤で高収入が狙える

工場勤務の場合、夜勤があるところだと深夜手当がもらえて高収入を狙えます。

夜勤に抵抗がない方は、しっかり稼いでお金に余裕のある生活を送ることが可能です。

学歴不問

基本的に学歴は関係なく、高卒であろうが大卒であろうが同等の者として仕事に従事します。

中には業務内容によっては学歴を指定している会社もあるかもしれないので、求人票をよく確認することが大事です。

プライベートの時間をとれる

納品先の会社に合わせて土日は休みにしている工場も多く、完全週休2日制のところが多いです。

プライベートの時間もしっかり取れてスケジュールも立てやすいですね。

工場が常に稼働している大きな工場などはシフト制になりますが、その場合でも休みは交代で取れますし、休み希望も申請できます。

対人関係のストレスがない

工場内では、主に一人での作業を黙々とやることが多く、面倒な電話応対・取引先とのやりとりなどがないためストレス負荷がかかりにくいです。

人とあまり関わりたくない、一人作業をずっとしていたい、そういう方にぴったりです。

無駄なストレスや悩みを抱えずに仕事をしていきたいですよね。

嬉しい職場環境

工場によっては、寮が完備されていたり、食堂つきでお昼ご飯の心配がいらなかったり、送迎つきだったり、生活に優遇された特典が付いていたりします。

一人暮らしの方にはありがたいですね。

 

工場勤務には以上のようなメリットがあります。

デメリットな部分だけが目につきやすいですが、十分いい部分もたくさんあるので、条件に合う方はぜひ工場勤務を候補に入れてみましょう。

 

工場勤務は女性でも働ける?

工場勤務は男性の職場というイメージが強いですが、最近では女性でも工場勤務をしている方が増加中!

簡単な作業だけで力仕事なし、夜勤もなしの職場も多いので女性でも安心して働けます。

土日休みのところだと子育て中の女性でも家族との時間も作れますね。

急な子供の熱や学校行事で休む場合も、快く対応してくれる会社が増えているので、休み希望も取りやすく働きやすい環境です。

 

 

工場勤務の給料

工場勤務の気になる給料。

勤務形態によって金額が違うのでそれぞれ紹介していきます。

工場勤務の給料:会社員

平均:月収20万円〜30万円(年収300万〜400万円)

※ボーナス・手当あり

※工場長の場合:年収600万〜800万円

 

工場勤務の給料:派遣社員

平均:時給1,000円〜2,000円

※時給1,000円の場合:1日8時間・月25日勤務で月収30万円

 

工場勤務の給料:アルバイト

平均:時給1,000円〜1,500円

※時給1,000円の場合:1日5時間・月15日勤務で月収75,000円

 

正社員の場合を見ると、少々少ないような気もしますが、工場勤務は深夜勤務や残業がある場合が多く、深夜手当てや残業代が加算されるためそれだけプラスになります。

資格を取得することで会社にの評価も上がり昇進できます。

 

 

工場勤務の休日

工場勤務の休日についてですが、工場によっても異なりますが、平均的な休日数を紹介します。

工場は基本的に土日は休みとなっているので、平均するとおよそ年120日ぐらいの休みがあると考えられます。

大手の工場だと、夏季休暇・年末年始・ゴールデンウィークもしっかり休みをとるところが多く、130日を超える工場もあるようです。

 

年中無休で工場が稼働している現場については、シフト制となるところが多いので、平日土日関係なく交代で休みをとります。

年休で考えるとシフト制の場合は少なくなる場合もありますが、工場ごとの規定により個人ごとで長期休暇を取得できる会社もあります。

給料よりも休日面を重視している方は、まず年休がどれだけあるのか、土日は休めるのか、夏季・冬季・GWの休みはあるのか、などを求人票でよくチェックしておきましょう。

 

工場勤務体験談

ここで、工場でのブラック企業体験談を紹介します。

サービス残業・休日出勤は当たり前。

典型的なブラック会社で働いていた方の体験談を載せていますのでぜひご覧ください。

⇓ ⇓

日常的に残業・休日出勤がある工場での勤務

私は現在40代前半の男性会社員です。

以前、ある生産工場で働いていた時のお話です。

そこはものすごく大きな大手の生産工場だったのですが、とにかく残業と休日出勤が日常的におこなわれていた会社でした。

そのため、体はきつく辛かったのですが、給料が良かったので私は我慢しながらも頑張って働き続けていたのでした。

 

ところが、ある日突然本社の方からサービス残業や休日出勤をしてはいけないという通達が届きました。

正直、私にとってこの通知がきた時はものすごく嬉しいニュースではありました。

確かにお金は欲しかったのですが、それ以上に休みたかったからです。

ようやく少しは仕事から解放されると思いました。 

 

 

理不尽な勤務条件

ところが、そんな気持ちも束の間の喜びで、なんと私が働いていた支店の工場では生産が遅れているということで、その支店の工場だけが継続してこれまで通り、残業と休日出勤が行われたのです。

因みにですが、残業は毎日当たり前のように3時間。

夜食付きではありますが、毎日カップラーメンとおにぎり2つという感じです。

 

休日出勤に関しても毎週土曜日か日曜日どちらからは必ず出勤なのです。

勿論、有給休暇もありますが、全然使える空気ではないのです。

従って、余程の理由があったり又は病気か怪我でも無ければまず休むことはできませんでした。

また、こういった事実があるにも関わらずこれまで果たしてどうやって会社が切り抜けてきたのかは私には知りません。

 

サービス残業・サービス出勤の現状

そして、そんな時私は給料日に給料明細を見て愕然としました。

なんと、これまでは普通に当たり前のように付いていた残業代や休日出勤手当てが全く付いていなかったのです。

私はすぐに会社に電話をして確かめたところ、本社の方からの通達によりそちらの支店では全てサービスでやっていると言うことだろっと言われたのでした。

 

そしてまた、私達の上司もまたそれを知っていて私達従業員には伝えなかったとのことでした。

ちょっと普通では考えられないことが起こったのです。

そのため、もちろんこれを機に辞める人が続出しました。

 

また、会社もそれを見据えた上で行っていたので非常に悪質だったのです。

まさに、会社からすれば全て計画通りと言うことだったのでしょう。

もちろん、従業員の依願退職とあって、退職金が大幅に減額され、また入社して日が浅い人間には退職金が支払われないという結果でした。

 

自分の代わりはいくらでもいる

また、生産工場とは言っても、特別大したスキルを必要とする会社でもなかったので、すぐにでも募集さえすれば代わりに人は入ってきます。

そして、また新たに入ってきては辞めるにしても、常に代わりが入ってくるので会社にとっては本当に家畜のように人を扱うのでした。

 

そして、そんなことを繰り返しながら何とか工場での生産を繋いでいったのでした。

また、更にはこの工場では後に派遣社員を雇うことにも注目し始めました。

 

ちなみに私が退職する前に、初めて派遣社員という人を雇い、これまでは基本的には正社員のみしか働いていなかったのですが、派遣社員であれば尚更会社にとっては都合が良かったのだろうと思います。

何故ならば、派遣社員であれば自らの会社に損することが全くないからです。

会社が軌道に乗れば、いつでも派遣社員を切ることができるし、また軌道に乗らなければ正社員よりも派遣社員の方が勝手が良いので扱いやすいと思ったのでしょう。

 

派遣社員であれば、お給料を私達の会社や工場が支払うわけでもないため痛手がないのです。

そのため、正社員よりも徐々に派遣社員を雇うことに力を入れていくようになりました。

 

結果的には私達の工場では後に正社員よりも派遣社員の方が多くなり、徐々に会社としてはコスパが良くなり軌道に乗り始めていました。

しかし、相変わらず派遣社員にしても残業や休日出勤が当たり前のように行われていたので、派遣社員もまた常日頃から出入りが激しかったです。

ですので、つい先日まで働いていた派遣社員が翌日にはいなくなるということも日常茶飯時でした。

 

しかし、その一方で私達のような正社員に良かったことは、徐々に派遣社員により軌道に乗り始めた頃にはほとんどサービス残業や休日出勤がなくなったのでした。

全て派遣社員にやってもらえるようになったからです。

もちろん、残業や休日出勤がサービスではこの頃からなくなっていたので、収入こそ落ちましたが、それでも体の負担が消えものすごく楽になりました。

しかし、一方では派遣社員の入れ替わりはやはり止まることなく、常に入れ代わりは相変わらず激しかったです。

 

また、これは余談なのですが、実はこの時に一番の儲けがあったのは私達の工場に常に派遣社員を送ってきた派遣会社の人間だということでした。

その派遣社員を送ってくる派遣会社の人間は、そんな私達の工場の内情を知っていた上でどんどん新しい派遣社員を紹介してきていました。

そのため、尽きることがなくその派遣会社の人間だけがかなり稼げたのではないかとも思ったのです。

 

また、もちろん私達の工場の上司とも密に裏で何かと談合もあったのではないかと噂されていました。

そのぐらい、派遣社員の移り変わりが激しく、またブラックな噂がたつほど醜い時間が過ぎていました。

 

 

ついにブラック会社を辞めることを決意

私はそんな会社に愛想が尽きてしまい辞める決意をしました。

私の場合もまた依願退職となり、大幅に退職金がカットされましたが、それ以上にそんな会社を1日も早く辞めたいという思いの方が強かったです。

しかし、私はそんな会社に長年勤めていたという功績もあったのか、上司からは何度も辞めないでくれと説得されましたが、しかしそれでも私はそんな会社の事情を許せなかったので辞めるとしか言いませんでした。

私もまた人間なので、少しでも穏便に終わらせたいと思っていたのです。

 

そして、会社を辞めてからしばらくすると偶然にも当時の工場の同僚と再会しました。

その同僚と少し話をしたのですが、やはり相変わらず派遣社員が大半をしめ、正社員がほとんど居なくなったとのことでした。

 

また、今では会社も軌道に乗り始めて落ち着いたので、残業や休日出勤もなくなったそうです。

更に聞くところによると何と過労のために一人派遣社員が亡くなったとまで言っていました。

そのため、派遣会社からも調査が入り、残業や休日出勤の中止を言い渡されたとのことでした。

 

幸いにも、その頃には工場も生産が軌道に乗っていたようで特に問題はなかったそうですが。

しかし、本当に相変わらずブラックで汚いやり方により会社を経営しているところが本当に憎いところです。

 

ブラック会社勤務を経験して思うこと

あれほど人をバカにして家畜のように扱う会社は私は初めて経験しました。

また、そんなところに何年も働いていたと思うと私自身情けなくなってきます。

ものすごく大事な時間と労力を使ったような気がしています。

 

今はおかげさまで、給料は下がりましたが楽しく働ける職場を見つけることができ本当に良かったと思っています。

もちろん何処の会社でもホワイトな部分やブラックまたはグレーなところはありますが、あのような会社、工場は本当に考えられません。

本当にもう二度とあんな経験はしたくはないと今でも思います。

まさに、ブラック企業とはこのような会社のことをいうんだと改めて身をもって経験することができました。

 

 

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