【広告を使用しています】
工場でのブラック企業体験談を紹介します。
サービス残業・休日出勤は当たり前。
典型的なブラック会社で働いていた時のことを載せていますのでぜひご覧ください。
残業・休日出勤が日常の工場での勤務
私は現在40代前半の男性会社員です。以前に、ある生産工場で働いていた時のお話です。
そこは物凄く大きな大手の生産工場だったのですが、とにかく残業と休日出勤がほとんどでした。
そのため、体はきつく辛かったのですが、お金が良かったので私は我慢しながらも頑張って働き続けていたのでした。
ところが、ある日突然本社の方からサービス残業や休日出勤をしてはいけないと言う通達が届きました。
正直、私にとってこの時物凄く嬉しいニュースではあったのです。
確かにお金は欲しかったのですが、それ以上に少し休みたかったからです。
ようやく少しは仕事から解放されると思いました。
理不尽な勤務条件
ところが、そんな気持ちも束の間の喜びで、なんと私が働いていた支店の工場では生産が遅れているということで、私の働いていた支店の工場だけが継続してこれまで通り、残業と休日出勤が行われたのです。
因みにですが、残業は毎日当たり前のように3時間。
また、夜食付きではありますが、毎日カップラーメンとおにぎり2つと言う感じです。
休日出勤に関しても毎週土曜日か日曜日どちらからは必ず出勤なのです。
勿論、有給休暇もありますが、全然使える空気では無いのです。
従って、余程の理由があったり又は病気か怪我でも無ければまず休むことは出来ませんでした。
また、こういった事実があるにも関わらずこれまで果たしてどうやって会社が切り抜けてきたのかは私には知りません。
従業員への悪質な仕打ち
そして、そんな時私は給料日に給料明細を見て愕然としました。
なんと、これまでは普通に当たり前のように付いていた残業代や休日出勤手当てが全く付いていなかったのです。
私は即刻会社に電話をして確かめたところ、本社の方からの通達によりそちらの支店では全てサービスでやっていると言うことだろっと言われたのでした。
そしてまた、私達の上司もまたそれを知っていて私達従業員には伝えなかったとのことでした。
ちょっと普通では考えられないことが起こったのです。
その為、勿論これを機に辞める人が現れました。
また、会社もそれを見据えた上で行っていたので非常に悪質だったのです。
まさに、会社からすれば全て計画通りと言うことだったのでしょう。
勿論、従業員が依願退職とあって、退職金が大幅に減額され、また入社して日が浅い人間には退職金が支払われないのでした。
自分の代わりはいくらでもいる
また、生産工場とは言っても、特別大したスキルを必要とする会社でも無かったので、直ぐにでも募集さえすれば代わりに人は入ってきます。
そして、また新たに入ってきては辞めるにしても、常に代わりが入ってくるので会社にとっては本当に家畜のように人を扱うのでした。
そして、そんなことを繰り返しながら何とか工場での生産を繋いで行ったのでした。
また、更にはこの工場では後に派遣社員を雇うことにも注目し始めました。
ちなみに私が退職する前に、初めて派遣社員と言う人を雇い、これまでは基本的には正社員のみしか働いていなかったのですが、派遣社員であれば尚更会社にとっては都合が良かったのだろうと思います。
何故ならば、派遣社員であれば自らの会社に損することが全く無いからです。
会社が軌道に乗れば、いつでも派遣社員を切ることが出来るし、また軌道に乗らなければ正社員よりも派遣社員の方が勝手が良いので扱いやすいと思ったのでしょう。
派遣社員であれば、お給料を私達の会社や工場が支払うわけでは無いので、痛手が無いのです。
その為、正社員よりも徐々に派遣社員を雇うことに力を入れていくようになりました。
結果的には私達の工場では後に正社員よりも派遣社員の方が多くなり、徐々に会社としてはコスパが良くなり軌道に乗り始めていました。
しかし、相変わらず派遣社員にしても残業や休日出勤が当たり前のように行われていたので、派遣社員もまた出入りが常日頃から行われてはいました。
ですので、つい先日まで働いていた派遣社員が翌日にはいなくなると言う事も日常茶飯時でした。
しかし、その一方で私達のような正社員に良かったことは、徐々に派遣社員により軌道に乗り始めた頃にはほとんどサービス残業や休日出勤が無くなったのでした。
全て派遣社員にやってもらえるようになったからです。
勿論、残業や休日出勤がサービスではこの頃から無くなっていたので、収入こそ落ちましたが、それでも体の方が物凄く負担が消え楽にはなれたのでした。
しかし、一方では派遣社員の入れ替わりはやはり止まることなく、常に入れ代わりは相変わらず激しかったです。
また、これは余談なのですが、実はこの時に一番の儲けがあったのは私達の工場に常に派遣社員を送ってきた派遣会社の人間だと言うことなのです。
その派遣社員を送ってくる派遣会社の人間は、そんな私達の工場の内情を知っていた上でどんどん新しい派遣社員を紹介してくるのでした。
その為、尽きることがなくその派遣会社の人間だけがかなり稼げたのでは無いかとも思ったのです。
また、勿論私達の工場の上司とも密に裏で何かと談合もあったのではないかと噂されていました。
そのぐらい、派遣社員の移り変わりが激しく、またブラックな噂がたつほど醜い時間が過ぎていました。
ブラック会社を辞めることを決意
私はそんな会社に愛想が尽きてしまい辞める決意をしました。
勿論、私の場合もまた依願退職となり、大幅に退職金がカットされましたが、それ以上にそんな会社を1日も早く辞めたいと思っていました。
しかし、私はそんな会社に長年勤めていたと言う功績もあったのか、上司からは何度も辞めないでくれと説得されましたが、しかしそれでも私はそんな会社の事情を許せなかったので辞めるとしか言いませんでした。
私もまた人間なので、少しでも穏便に終わらせたいと思っていたのです。
そして、会社を辞めてからしばらくすると偶然にも当時の工場の同僚と再会しました。
その同僚と少し話をしたのですが、やはり相変わらず派遣社員が大半をしめ、正社員がほとんど居なくなったとのことでした。
また、今では会社も軌道に乗り始めて落ち着いたので、残業や休日出勤も無くなったそうです。
更に聞くところによると何と過労のために一人派遣社員が亡くなったとまで言っていました。
その為、派遣会社からも調査が入り、残業や休日出勤の中止を言い渡されたとのことでした。
幸いにも、その頃には工場も生産が軌道に乗っていたようで特に問題はなかったそうですが。
しかし、本当に相変わらずブラックで汚いやり方により会社を経営しているところが本当に憎いところです。
こちらもCHECK
-
市役所勤務は残業が当たり前?膨大な仕事量の中で身につくこと
公務員は安泰という理由で入社する人も多いですが、職場によっては膨大な仕事の量で残業の毎日だったりします。しかし、仕事の量が多い分それだけ身につくことも多い職業です。私が市役所で職員として働いていた時の体験談を紹介します。
続きを見る
ブラック会社勤務を経験して思うこと
あれほど、人をバカにして家畜のように扱う会社は私は初めて経験しました。
また、そんなところに何年も働いていたと思うと私自身情けなくなってきます。
物凄く大事な時間と労力を使ったような気がしています。
今は、おかげさまでお給料は下がりましたが、楽しく働ける職場を見つけることができ本当に良かったと思っています。
勿論、何処の会社でもホワイトな部分やブラックまたはグレーなところはありますが、あのような会社、工場は本当に考えられません。
本当にもう二度とあんな経験はしたくはないと今でも思います。
まさに、ブラック企業とはこのような会社のことを言うんだと改めて身をもって経験することが出来ました。
こちらもCHECK
-
【ブラック企業勤務】残業代なし・パワハラで退職者続々
化粧品通信販売の仕事をしていたときのブラック体験談です。残業を強要され、遅刻は罰金制、少ない給料、激しい人員の入れ替わりなど、ブラック企業のオンパレード。今は転職しましたが、最悪な環境の会社に勤めていた時のことなどを紹介しています。
続きを見る