専門職 職業体験談

【印刷会社の仕事】覚えることや身につくことは?|大きなやりがいを感じられる職業

印刷会社での仕事内容を知っていますか?

知ってるようで知らない印刷会社勤務でのこと。

覚えなくてはいけないことや大変なことなどを紹介していきますので、ぜひご覧下さい。

印刷会社に就職希望した理由

今の会社に入るまでは衣類にあるマークやロゴを何も気にすることなく、着ていました。

アメカジ世代ではありますが、何もプリントされていないシンプルな服装が好きだったのが原因かもしれません。

 

しかし、プリントがあることで個性を表現できたり、チーム活動で一体感がでることを意識し出したことがきっかけでした。

また衣類の品質表示を表記できるなどで社会貢献できることを知りました。

 


印刷業の仕事に就くために頑張ったこと

印刷といっても一般的な物理と化学知識が必要です。

私は学生の頃勉強から逃げてきていたので、カタカナの物質名称や物理の公式などを見て常に頭から湯気が出ていたと思います。

当時子供が中学生だったので、その教科書を借りそれを読み終えると塾の参考書も借りました。

さらにYouTubeで高校、大学、予備校の授業を観て知識を蓄え、 思い出せる範囲はごく僅かでまるで受験生のように読んでいました。

 

その影響で物理、化学実験などが以前より好きになりました。 といってもまだまだ一般的な範囲です。

また化学論文などレポートの書き方があり、これにも苦労。化学専攻の先輩に助けを求めましたが、話してくれる内容のレベルが高く大苦戦しました。

わからないところは家で調べてその先輩との会話で躓きが無いよう心がけていました。次に会うときに少しでも成長しているようにみせたかったのかもですが。

 

次に機械に詳しい方がいいので電気回路の勉強も行いました。

Ω(オーム)、V(ボルト)、A(アンペア)、W(ワット)普段意識しないので忘れていたので、これも教科書、参考書を読みある程度まで独学で覚えました。

後は専門業者とのやり取りを体験して体で覚えていく感じです。

 

印刷業の仕事に就職してから行ったこと

就職後、社内の部署を一通り見学。

難しいとされる開発部を選びました。

ゼロからのスタートなので、まずは社内で通じる共通語や隠語を覚えることでした。

少しずつ慣れ始めると、次に機械の名称、公的試験内容、社内試験内容の把握とどんどん覚えていかなくてはならないことが山積みでした。

印刷業で覚えておくべきこと

  • 共通語・隠語
  • 機械の名称
  • 公的試験内容
  • 社内試験内容の把握

 

資格は必要なく、一般的な知識、教養さえあれば誰でも働ける職種です。

また健康であれば問題ありません。スキルは経験から積み上げていくので、私を含め業界初心者の方が多数在籍しています。

 

印刷業の仕事内容

製造する商品は衣類に熱圧着でくっつくマークを作製する少し珍しいプリント施工です。

プリント施工手順


  • step.1

    カラー樹脂を印刷してフィルム状にしパウダー状の接着剤を塗布


  • step.2

    ゆっくりと乾燥させて検品検査でプリントミスがあるかの確認


  • step.3

    そのマークを大型のアイロンでプレスし接着完了


現在はスポーツ用ユニフォームのメーカーのマーク・スポンサーロゴ・国内肌着の品質表示など、以前と比べると認知度が高くなってきています。

そのマークの開発は思考、試験、検証の繰り返しです。

また、流行りもあるので急を要する案件もあります。

開発試験は1/100回で結果がでるなら良いほうで地道なことの繰り返し。

成功しない日々が続くと息が詰まることが多くなります。

息抜きのためあえて、人がやらない雑用なども進んでこなしました。

それがまた知識になり試験の成功、工程数削減、品質向上へのきっかけになることもあります。

 

上記の印刷用のカラー樹脂作製も行いました。

基本はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック で作ります。

乾燥後に変色することもあり対応するのに慌てたことも多々あります。

またリピート案件については、前回と誤差がないように細心の注意が必要です。

なぜなら、プリントされた柄はデザインとカラーの良し悪しで判断されます。

ちなみに市販されているものを購入する時には私もその判断しかできません。よって、お客様に安心されるように気を引き締めていました。

 

さらに印刷後洗浄作業があります。

洗浄した後の汚水を綺麗にしてから排出します。

その担当を任されて作業をしたときは、感動がありました。

汚れた水に専用のフロック剤を添加し攪拌するとカラーがフロック剤に吸着され汚れがなくなります。

あんなに汚かったのに無色透明になるのには驚きました。

違うタイプのフロック剤は震災などにも行政が使用し災害による汚水被害を救えるものもあり、化学は偉大だと大人になり再認識できました。

 


印刷業で大変なこと・嬉しかったこと

思考することは大変とは感じませんでした。

前向きにチャレンジするのが好きで、頭で描いていたことが形になり、さらに基準をクリアーできた喜びは何事にも変えられません。

また自分で自由にできる裁量を与えられていたので、視野を広げるため他部署のメンバーと打ち合わせする事も多々ありました。

しかし、それは周りから見ると遊んでいるようにしか見られないのが辛かったですね。

 

経験とともに工場の窓口として仕入業者様との打ち合わせもさせていただきました。

この時に、相手の立場も考えながらもちろんこちらにもメリットがでること、お互いがウィンウィンの関係性になるように考える癖がついたと思います。

かなり振り回されることもありましたが、交渉での駆け引きを経験することで人間としての厚みがでたように思います。

話しをできるのは、一般従業員だけでなく社長、部長など決裁権をお持ちの方々とも接することができ、いかに自分の視野が狭いかを気付かされました。

会話することで苦しい時ももちろんありますが、人間関係の構築もでき喜びの方が強く感じました。

 

印刷業の給料面・休日面など

国内印刷製造業の平均年収は400万程度だそうです。

無知だったとはいえそれを大きく下回っていました。

それが、7、8年続いた後役職も付き最近は平均額に近づくようになりました。

 

年間休日も100日を切るhard work

印刷業界全般だと思いますが、この環境はブラックでは無いと言い切れません

有給休暇も国から5日間消化するように言われるまでは毎年捨てていくことしかなかったです。

それでも新しいことを知る喜びが優っていたので、耐えると言うよりは気づかない感じでした。洗脳かもしれませんが。

 

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