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医師になるためにはどうしたらいいのか?
ここでは、医師になるまでの過程や現役の医師が医師になるために頑張ったことや医師の仕事で大変なことなどを紹介しています。
医師志望の方はぜひチェックしてみて下さい。
目次
医師になるには?
まず、医師になるまでの過程を解説していきます。
step.1
高校卒業
step.2
大学の医学部(6年間)の教育を受ける
step.3
医師国家試験に合格
step.3
臨床研修医として勤務(2年以上)
step.3
晴れて医師となる
医学部の入学は極めて難関!
医師になりたいという強い意志を持ち、医学部への入学が決まった後も勉強は欠かせません。
国家資格に見事合格できた後は研修医として2年以上頑張り、念願の医師としての称号がもらえます。
医師は一生涯の職業。
日頃通っている病院の先生は、医師になるために多大な時間を勉強に費やし、大変な思いや苦労をして医師になり立派にお仕事をされているんだと思うと頭が下がる思いですね。
医師の種類
医師にはいくつか種類があります。
どの専門の医師になりたいかをまず決めておくことが大切です。
医師の種類
- 内科医
- 小児科医
- 整形外科医
- 外科医
- 産婦人科医
- 救急科医
1.内科医
内科医は、主に薬物療法を行う医師で、問診・触診・視診・血液検査などの結果も含めて総合的に診療をおこないます。
総合病院などではさらに診療科が細分化しているため、より専門的な治療をするのが特徴です。
内科医の役割
- 患者の診察と診断
- 治療の提案と処方
- 慢性疾患の管理
- 健康相談と予防医学
- 緊急医療
- 医学教育と研究
2.小児科医
小児科医は、小児(新生児から青年期までの年齢の子ども)の健康管理や医療に専門化した医師です。
病気の治療だけでなく、予防接種や学校の集団健診なども行い、乳幼児期の子どもの定期健診や、必要な限り保護者に養育指導もおこないます。
内科医の役割
- 予防医学の実施
- 成長と発達の支援
- 疾患の診断と治療
- 家族とのコミュニケーション
- 心理的支援
- チーム医療の一翼を担う
3.整形外科医
整形外科医は、主に骨や関節、筋肉、靭帯、軟骨など、身体の運動器系に関連する疾患や損傷を診断し、治療する医師です。
新生児から高齢者までの幅広い年代層の患者を受け持ち、スポーツによる疾患や関節リウマチ、外傷などさまざまな症状を診療します。
整形外科医の役割
- 診断、治療、手術
- リハビリの指導
- 慢性疾患の管理
- 治療に関する教育と相談
4.外科医
外科医は、外傷による病気や怪我を診断・手術を専門とする医師です。
外科の中にも種類があり、一般外科・小児外科・脳神経外科・消化器外科・心臓血管外科・形成外科・美容外科・泌尿器科など細かい専門分野に分かれています。
外科医の役割
- 診察・治療
- 手術の計画と実施
- 手術後のケア
- 合併症の管理
- チーム医療への参加
- 教育と研究
5.産婦人科医
産婦人科医は、産科・婦人科と分かれており、女性に関する健康問題や妊娠、出産、婦人科系の病気についての診療をおこないます。
とてもナイーブな診療となりますので、患者からの絶対的な信頼が重要になります。
産婦人科の役割
- 妊娠と出産の管理・指導
- 不妊治療
- 婦人科系疾患の治療
- 婦人健康問題の相談と教育
6.救急科医
救急科医は、ER(救急外来)に勤務する医師のことで、緊急医療や救急医療に携わっています。
急性の疾患や外傷、重症患者の診断と治療を担当し、緊急医療センターや救急部門、また災害現場へ行って医療活動をおこないます。
救急科医の役割
- 急性疾患や外傷の診断と治療
- 救急車での救急医療
- 救急医療チームの指導と管理
- 病院内の救急医療の提供
- 患者と家族への情報提供とコミュニケーション
- 救急医療の教育と研究
大学で医療について学ぶ中で、自分がどの科の医師になりたいのかを選択し、その道へ進めるように日々頑張るのみです。
さて、次に実際に医師となった方の体験談を紹介します。
⇓ ⇓
医師になるまでの体験談
はじめに、医師を目指すきっかけについてお話したいと思います。
広島生まれ、広島育ち、カープファンの私の父は消化器内科の医師で、毎日仕事に明け暮れていました。
仕事から帰ってくるのが遅く大変なイメージが強かったです。
記憶が曖昧な部分もありますが、そんな父の背中を追いかけて医師を志したのがきっかけでした。
また、高校は地元でも有名な進学校に入学していたため、周囲も医学部を目指す同級生が多くいたことも影響していたと思います。
しかし、医師になってこれがしたいという明確なビジョンはまだ持っていませんでした。
それでも、「一生の仕事としてやりがいがありそう」という気持ちはありました。
私の友人の中には、身近な人の病気・けがに対する医師の対応に触れたことや、自分の病気・けがに対する医師の対応を間近で見たことなど、実際に働く医師の姿を見たことがきっかけになっている人は少なくないようですが、実際のところは親が開業医など、医療職についている人が圧倒的に多かったです。
したがって、そういった同級生の状況も考慮しますと、一般的に医師を志すきっかけとしては自身の家族や親戚の影響は大きくありそうです。
医師を目指すために行ったこと
医学部を目指す上での紆余曲折についてお話ししましょう。
高校2年の進路希望で医学部を目指すことにしました。
しかし、その時はまだ学校の成績は真ん中くらいでした。
予備校で実施された模試では、当時志望していた国公立大学医学部の合格判定はDランク(下から2番目)と燦々たる成績でした。
今思えば、ここからよく挽回したなと我ながら関心します。
高校3年の春に部活を引退した私は、予備校には行かず自宅でひたすらに得意の数学の勉強をしていました。
志望大学は理数系(数学、物理、化学)重視の配点でした。
そこで、得意の理数系を徹底的に伸ばすことにしたのです。
高校3年の夏はおそらく毎日10時間ほど勉強していたと思います。
苦手な国語は最低限の勉強しかしませんでした。(当時の)センター試験では国語はおそらく平均点レベルでした。
しかし、数学2科目と理科2科目で満点パーフェクトという最高の結果を叩き出し、その勢いで2次試験を突破、晴れて医学部に合格することができました。
当時は夜2時くらいまで勉強することは珍しくありませんでした。
その影響か不眠症に悩まされていました。
大学に入学してからはすっかり不眠は治っていましたので、自分の体に負担がかかっていたことは間違いありません。
そういったところを考えますと、やはり、簡単な努力では難しい職業なのだろうと思います。
医師になるために必要なこと
まずは医学部に入学し、さらに医師国家試験に合格する必要があります。
医学部は定員が全国的に制限されており、かつ年々志望者が増え、やや難易度が上がっているようです。
医師国家試験の合格率は90%弱と言われておりそれほど難しい試験では無いのですが、一度落ちて浪人すると、合格率はさらに下がるようです(何年も国家試験をクリアできない同級生もいます)。
したがって、十分な学力を全ての教科において要求されます。
地方大学の医学部は東京大学の理科三類以外と同等レベルと言われています。
国家試験の通過ということを考えますと、やはり勉強が必要ですが意外と必要なのは人脈です。
どういうことかというと、卒業試験というのが大学に設けられています。
いわゆる卒論というのは無いのですが、大学によっては卒業試験のハードルを高くすることで、国家試験の合格率をあげようと企む大学も多いです。
国家試験合格率は大学の評判に関わり、特に私立大学ほど厳しい傾向があるようです。
卒業試験はほとんどは過去問から出題されるので、先輩からの復元問題をインターネット上で共有し、試験対策として活用していました。
情報にあぶれると、試験をクリアできる確率は大きく下がってしまいます。
なので極端なコミュ障の場合、ここでつまづく可能性があります。
勉強ばかりできても、完璧ではないということでしょう。
他職種との関わりが避けられない仕事ですから、人付き合いが得意な人ほど出世する可能性が高いように思います。
他の仕事にも共通して言えることかもしれません。
病院での怪現象
ここで少し、私が赴任した病院にまつわる怪談話を一つ。苦手な方は飛ばしてください。
ある地方の総合病院で勤務していた時の話です。あるフロアの病棟は、心臓疾患の急性期病棟で、治療中に亡くなってしまう患者さんも珍しくありません。
ちょっと年季の入った建物で、少し雰囲気があるのです。
ちなみにこの病院、私が赴任する少し前に患者さんが屋上から飛び降り自殺してしまったこともあるとか。
以下で紹介する内容は、その病院で働いていた知り合いの看護師さんから聞いた話です。
深夜、病棟を巡回していた時でした。エレベータを待っていたのですが一向に昇ってこない。
ランプは1Fに止まったまま、動く気配がありません。
5分ほど待ってはみたのですが、あきらめて階段で降りることにしました。
3階分ほど過ぎたあたりで、強烈な違和感を感じました。スニーカーなので靴音は小さいはずなのに、妙に音が響くのです。
注意しながら降りてみると、靴音が多い足音と少しずれたテンポで、もう一つ足音が聞こえた気がしました。
階段への扉があいた音は記憶にないし、周りに人の姿はどこにもありません。
気のせいだと思いつつも、気味が悪いので駆け足になります。
そうしてスピードがあがると自分の足音も大きくなりますが、その内に、もう一つの足音もハッキリと聞こえるようになりました。
半分ほど降りたあたりからは、もう明らかにスニーカーではない固い靴音が カン、カン、カンとすぐ隣で響いていました。
パニックになりつつ、とにかく足を早めて何とか下までたどり着きました。
最後の一段を駆け降りようとしたその時です。
はっきりと足音を響かせ、目に見えない「誰か」が笑いながら脇をすりぬけていきました。
女性か子供のような、高い声だったそうです。
その他にも、廊下で見た、エレベータで見た、声を聴いた、肩を叩かれた、上半身だけで彷徨っている患者さんの幽霊をみたと、体験談が後をたたないようです。
病院には様々な人の後悔や、未練、怨念が彷徨っているように思います。
私自身ははっきりと見たことはありませんが、やはり不思議な体験はいくつか経験がありますし、長く医療業界に勤めていると体験している場合は少なくないようです。
私も知らない病院の当直バイトに行くのは時々怖い気分を味わうことがありましたので、最近は避けています。
以上、夜の病院の恐怖体験のお話でした。
医師の仕事で大変だったこと
仕事を続ける上で大変だったことは本当に数えきれないほどたくさんあります。
まず、医師の仕事は診療科によって違いはありますが、一般的に多忙です。
勤務医であれば、外来業務や病棟業務、手術や診断書の作成など、仕事は山ほど抱えています。
特に急性期病院では患者さんが入退院を繰り返しますので、病院の経営は向上しますが、実際に働いているスタッフは多忙です。
特にコロナウイルス感染症が蔓延している昨今では、医療従事者は常に感染のリスクがつきまといます。
医師には応召義務というものがあり、患者の求めがあれば診療を行う義務があります。
したがって、コロナウイルス感染の有無がわからない時点で対応を迫られます。
のちに患者の感染が判明した場合は濃厚接触者と判定されて自宅に帰れずホテル暮らしを迫られた同僚もいます。
そんな状況ですが、昨年のボーナスは病院経営の悪化のため大幅なカットを食らいました。
はっきり言って医療従事者の負担は理不尽なほどに大きいです。
そんな中嬉しく思ったのは、やはり病気が治って感謝の言葉を頂いたときです。
そんな時は疲れも吹っ飛んで頑張ろうと思う気持ちになります。
そういった変化に喜びややりがいを見出す人が多いと思います。
医師の給料・休日
さて、ここでみなさんが気になっていると思われる給与面のお話をしましょう。
当然ではありますが、職歴が長くなると、給料面ではかなり向上します。
私は卒後10年を迎える年齢です。
勤務医・・・年収1,000〜1,500万円前後
当直アルバイト・・・日給3万〜10万円(時給3,000〜4,000円)
健康診断では日給30,000〜70,000円が相場で、勤務時間は4〜6時間ほどが多く、時給換算では10,000円となります。
70,000円/日の健診アルバイトに月3回行くとすると、70,000円 × 36回 = 252万円ですから、年間で252万円の副収入を得ることができます。
休日面は一般的に週休2日ですが、オンコール(急患の緊急手術の際に病院に招集されることに備えた自宅待機)や当直業務があればほとんど休みが無いこともあります。
開業医は勤務医よりも収入が多いですが、開業までのコストが大きくかかることと、最近は地域によって開業に制限が多くかかるようになっており以前よりデメリットが多くなっているようです。
それでも、今でも40代で開業に踏み切る医師は多いです。軌道に乗せることが出来れば2,000万円以上の年収を得る事も可能なようです。
開業医の年収
- 眼科 ⇒ 約3,000〜3,500万円
- 小児科 ⇒ 約3,000〜3,300万円
- 耳鼻咽喉科 ⇒ 約3,000万円
生活水準をさらに上げたい、キャリアアップを図りたいと考えて、院長候補のクリニック求人など、役職としての転職を視野に入れるケースが多いです。
さらに、過疎地や離島など医師不足が深刻な地域では、医師獲得のために年収2,000万円以上を提示している高額求人もあるようです。
このように、医師は他職種と比較すると高収入であることは間違いないでしょう。
また、多忙な仕事ではあるのですが、うまく仕事をこなして休日は趣味に勤しむ人も中にはいるようです。
以上、私の仕事について紹介させていただきました。進路に悩む人の参考になれば幸いです。