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「福祉」や「介護」という言葉を聞くと、どうしてもネガティブな印象を抱いてしまうことはありませんか?
給料が低く、環境が悪く、厳しい仕事だと思われがちです。
しかし、そのような先入観は今すぐに捨て去ってください。
実際には、介護の仕事は非常にやりがいがあり、楽しいものなのです。
目次
介護の道を選んだきっかけ
私が介護の道を志すようになったのは、高校2年生の時に参加したボランティア活動がきっかけです。
その際、介護施設で出会った方々は、私よりも70年も長く生きているにもかかわらず、まるで孫のように温かく接してくれました。
「最近は物忘れがひどくてね」とおっしゃりながら、いつも持ち歩いているノートに私の名前を書いてくださり、顔を合わせるたびにそのノートを見返して「〇〇ちゃん!」と呼んでくださったのです。
その時、私はただお話をしただけでしたが、彼らから元気をもらったことは間違いありません。
もっと深く介護の世界を理解したいという思いが芽生え、介護の道を選ぶことにしました。
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デイサービスでの面接の様子
面接時に聞かれたこととして、
- なぜ介護の道へ進みたいのか?
- 介護現場でどんなことをしたいのか?
介護に対する情熱や思いを伝えるための質問が多かったと感じました。
私は「常に笑顔で接することが大切だ」と強く思っていたので、面接では笑顔を絶やさず臨みました。
介護職に対する志を持ち、素直な気持ちで挑むことで、必ずその思いは相手に伝わります。
その結果、見事に合格を果たしました。
後日、聞いてみると、やはり元気で笑顔が印象的だったとのことでした。
面接時に確認しておくこと
デイサービスでの勤務を希望する方は、利用者のお年寄りの送迎が業務に含まれるかどうかをしっかり確認することが重要です。
多くの施設では、送迎が業務の一部となっていることがあります。
運転免許を取得したばかりの方や、自分の運転に不安を感じている方には、送迎がないデイサービスを選ぶことを強くおすすめします。
利用者の安全を第一に考え、安心して働ける環境を選ぶことが大切です。
入社前の見学は重要
デイサービスの面接を受ける前に、施設を見学する機会がありました。
見学の際には、どのような利用者がいるのか、また職員の笑顔の割合を観察することが非常に重要です。
これにより、施設の雰囲気をつかむことができるでしょう。
デイサービスでは、特別養護老人ホームに比べて、活発でおしゃべり好きなお年寄りが多く利用しています。
そのため、どのような方々がいるのかを事前に知っておくことで、今後の仕事がスムーズに進むでしょう。
さらに、活発な利用者が多い中で、職員がどれだけ笑顔を絶やさずに接客しているかを観察することで、その施設の楽しさや雰囲気をより感じやすくなると思います。
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デイサービスでの研修・仕事内容
私の施設では、研修期間が設けられており、その間に実際の送迎車を運転し、利用者のお年寄りを乗せて助手席の職員の指導のもとで送迎を行っていました。
毎回異なるお年寄りを送迎するため、1ヶ月間毎日送迎を行う中で、利用者の自宅もすっかり覚えることができました。
研修期間は1ヶ月ですが、独り立ちして送迎ができるようになった時点で、研修は終了となります。
デイサービスの仕事内容
デイサービスでの仕事について詳しく紹介していきます。
AM8:00頃出社
その日にいらっしゃる方達の確認・ご家族からの要望などをその日の出勤者全員で確認。
AM8:30頃
デイサービス の車で送迎へ。
ご家族がいる家庭では、変わったことがないかなどを聞き車に乗って頂く。
お一人住まいの方などは、ガスの元栓などをチェックしてから鍵をかけたかも確認する。大体6人ほど乗せて施設へ向かう。
AM10:00頃
施設に到着して、お茶などを飲んで頂きながら体温・血圧のチェック。
その後ラジオ体操をして、まずお風呂に入りに行く。お風呂に入らない方は脳トレや季節の工作などをして各々自由に過ごす。
昼食後
お昼ご飯を食べ少し休憩した後、体を動かす運動をしてから全体レクリエーションを楽しむ。
ペットボトルボーリングや座ったままのバレーなど、皆さんで楽しむようなレクリエーションをする。
この時、介護士達はどう盛り上げるか、リアクションを少し大きくしてみたりと、利用者さん達を楽しませるため全力で行う。
PM15:30頃
おやつを食べて15:30頃に送迎へ。
そうして一日が終わります。その後18:00頃まで記録をして終了です。
デイサービス勤務の給料・勤務時間
給料はそれほど高くはありませんが、手取りで約14万円程度です。
個人によって異なりますが、夏と冬の年2回、少しのボーナスが支給されます。
介護福祉士の資格を取得することで、給料が少し上がりますし、社内で昇進することでさらに収入を増やすことが可能です。
基本的には定時で帰宅
私が働いていたデイサービスの勤務時間は、朝の8時から夕方の5時まででした。
送迎の帰りが遅れたり、月末に行われる利用者さんのカンファレンスが勤務時間内に終わらない場合は、残業が発生しました。
しかし、こうした特別な状況がなければ、基本的には定時で帰ることができました。
デイサービス勤務の大変なこと
デイサービスでの勤務で特に苦労したのは、送迎業務でした。
利用者のお年寄りの自宅をほぼ全て覚えなければならず、その負担は大きかったです。
しかし、乗せている方々の安全を第一に考えると、普段以上に慎重に運転する必要があり、その結果、運転技術が向上しました。
送迎にはハイエースやキャラバンを使用し、約10人の利用者を乗せるため、大きな車両での運転は小回りが利かず、狭い道や利用者の自宅の敷地が狭い場合は特に難しさを感じました。
利用者さんからの嬉しい言葉
介護の仕事には、辛いこともあれば嬉しいこともたくさんあります。
利用者さんから「ありがとう」や「気が利くね」「頑張ってるね」といった言葉をいただくと、本当に心が温まります。
介護士としての経験が積み重なる中で、時には疲れ果てることもありますが、利用者の方が笑顔で話しかけてくれたり、優しく触れ合ってくれたり、まるで家族のように接してくれる瞬間が、私にとって「この仕事を選んで良かった」と感じる瞬間です。
介護の仕事に興味がある方へ、確かに大変なことも多いですが、自分に合った働き方を見つけることが、長くこの仕事を続けるための秘訣です。
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