パティシエやパン職人の多くが取得している資格、『製菓衛生師』。
お菓子作りが好きな方にもおすすめの資格です。
試験内容や受験資格などをご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
パティシエに有利な資格
昨今において男女問わず多くの方に人気のある職業があります。
それはパティシエです。
一昔前は女の子がなりたい職業の上位として人気の高い職業となっていましたが、現在は男の子のなりたい職業の上位にもなっています。
そんな甘くて美味しくて多くの人を笑顔にする事が出来る職業でもあるパティシエが取得していると大きなメリットになる資格があるのです。
それが国家資格である「製菓衛生師」です。
パティシエのみならず、パン屋や和菓子を志す方の資格でもある製菓衛生師について記載します。
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製菓衛生師の受験資格について
製菓衛生師の受験資格を得る為に必要なこと
①製菓学校やお菓子の知識・技術を学ぶ事が出来る学校等に通う事で受験資格を得る。
この学校等で2年の必要過程を学ぶ事で、卒業と同時に製菓衛生の受験資格を得る事が可能となってきます。
②実務経験が2年以上ある事。
洋菓子やパン屋、和菓子屋やこれらの製造を行っている会社等に2年以上勤務する事で受験資格を得る事が出来るのです。
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製菓衛生士試験の難易度
試験は4択のマークシート法となっており、60%以上の正解で合格となってきます。
専門的な学校に通った方であれば授業にて衛生学や栄養学も学ぶ為、それほど難しい試験では無いと思われますが、お店や会社で製造経験だけを積まれた方にとってはこの方面の勉強が必要となってくるので大変になるかと思われます。
これらの科目において0点の科目が1科目でもあれば不合格となってしまうので、全てを勉強する必要があるのです。
製菓衛生師の試験内容
栄養学
食品に含まれている栄養成分やカロリー、アレルギーや食品と健康についての関わりなど
食品衛生学
食品を作る仕事となっているので、衛生面が非常に大切な事となってきます。
細菌の種類やその細菌の予防方法を知らなければならないのです。
特にお菓子は生物を扱う為、細菌が付着して繁殖しやすい環境となってしまいます。
これらの細菌の予防を行う為の、道具の洗浄方法や食品の保存、調理方法を学ぶ必要があります。
この食品衛生学を十分に把握していなければ、食中毒を引き起こしてしまい美味しい物が作れなくなってしまうのです。
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道具や種類を知る実技
一般家庭でお菓子やパンを作る時はほとんどが手作業となっており、使用する道具はオーブンくらいかと思われます。
しかし1日に何百個から千個単位で作らなければならないお店や会社においては全て手作業で作る事は時間も手間も掛かってしまいます。
そこで必須となってくるのが、生地を作る為のミキサーやパンを発酵させるホイロ、一度に沢山焼く事が可能となってくる大型オーブンとなってきます。
これらの機材の使用法は勿論、原材料やお菓子やパンの種類等も知る事が必要となってきます。
製菓衛生師の資格取得でどんな仕事に役立つか
主に製造ラインで稼働している会社よりも手作りにて製造を行っているお店等で役に立つ資格かと思われます。
全て人の手作業にて作られているので、より衛生面等を知っておかなければならない為です。
どんな人に必要な資格か
この資格保有を目指す方のほとんどが将来一流のお菓子やパンの職人になりたいと思われている方となっております。
これらの職人になるには美味しい物が作れる事は勿論となってきますが、安心安全な環境でしっかりとした方法にて作る事が出来るのかという事になってきます。
憧れにもなっている職業ですが、実際には大変な部分が多い仕事となってきます。
しかしこの資格保有を目指す方は将来一流の職人になりたいという夢を持っている方となってくるので、頑張りさえあればそれを叶える事も出来るのです。