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道路区画線作業員の仕事って?道路に白線を引く仕事に6年勤務の経験談

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あまり知られていない「道路区画線作業員」の仕事についてお話しします。

道路で白線を引いているのを見かけることはあるかもしれませんが、具体的にどんな作業をしているのか、どのような流れで進められているのかを考えたことはあまりないかもしれません。

私も最初は興味から始めましたが、この仕事を通じて多くのことを学びました。

特に、天候に影響される仕事であることを実感しました。興味がある方は、ぜひ一度体験してみてください。

 

道路に白線を引く仕事

20歳の時、正社員として働かずにアルバイトをしながらのんびり過ごしていた頃、友達から珍しい仕事を紹介されました。

その仕事は道路区画線作業員で、いわゆる道路に白線を引く仕事です。

仕事内容については全く想像がつかなかったのですが、珍しいことに惹かれ、何でもいいから正社員になりたかったので、すぐに働くことを決めました。

 

道路区画線作業員とは

 

仕事の流れについてお話しすると、2人から3人のチームが専用の機械を搭載したトラックに乗り込み、指定された現場に向かって作業を行うというスタイルです。

現場の内容は、思っていた以上に多様で、最初はとても驚きました。

 

皆さんも、どうやって白線を引いているのか不思議に思われるかもしれませんが、簡単に言うと、トラックには特殊な材料を溶かすための釜が2つ備わっています。

その釜に白線の材料と黄色線の材料を入れて、溶かしているのです。

 

一度は目にしたことがある光景ですが、実際どういう内容かは未知の世界ですね。

 

最初は粉の状態ですが、150度から200度くらいで加熱すると、どろっとした泥のようになります。

イメージとしては、ソフトクリームのような感じですね。(笑)

もちろん、素手で触れると火傷するので注意が必要です。

実際、腕に飛んできて何度か火傷したことがあります。

 

その熱した材料を人の手で押す機械に移し、ラインを引いていくという作業になります。

その機械には、材料が冷えないように小さな釜が付いています。

なぜ冷やしてはいけないかというと、温度が下がると材料が固まり、カチカチになってしまうからです。

カチカチになると、もちろん線を引くこともできなくなります。

 

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この機械を使うと、白線を引いた瞬間に熱がすぐに冷却され、わずか2、3分で固まります。素手で触れることもできるほどです。

固まった材料はアスファルトにしっかりと接着されているため、車が通っても剥がれることはありません。

そのため、乾燥時間が全く必要なく、線を引いた後すぐに道路を開放することができます。

 

道路区画線作業員の仕事内容

 

そして仕事内容なのですが、道路に白線をひく以外にも色々あります。

道路区画線作業員が書く線の種類

  • 白線
  • 黄色のセンターライン
  • 横断歩道
  • 道路にかいてある「止まれ」などの文字
  • 民間の駐車場の線

 

文字の「止まれ」などは、最初に決められた寸法に基づいて墨出しを行います。

その墨出しに従って、機械で線を引いていく作業になります。感覚的には、ぬりえをするような感じかもしれません。

私が働いていた会社の仕事内容は、道路工事と駐車場の工事がほぼ同じくらいの割合でした。

 

楽しく過ごせた道路区画線作業員としての6年間

色々なことをやる機会があったので、楽しく仕事を進めることができました。

しかし、雨が降ると屋外での作業ができず、休みになることがしばしばありました。

 

その理由は、雨や濡れた地面では材料がうまく接着できないからです。

そのため、車が通るとすぐに割れてしまうことがあります。

ですので、雨の日は仕事が休みになることが多かったです。

 

雨が降ると休みになってしまうと少し嬉しい反面、給料面ではシビアな問題ですね。

 

日当月給だったため、梅雨の時期はかなり大変でした。

しかし、それを考慮しても人間関係に恵まれ、新しいやりたい仕事が見つかるまで約6年間働かせていただきました。

これが私の経験した少し珍しい仕事です。

 

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