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ドラッグストアでのブラック企業での経験をお話しします。
気まぐれな上司のもとで働く中で、体調を崩したり、忙しさからくるストレスに悩まされる日々が続きました。
具体的な仕事内容やブラックな実態について詳しく記載していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
目次
ドラッグストアに就職
地域に根ざしたドラッグストアで、医薬品、化粧品、食品を取り扱っています。
私たちは、登録販売者や薬剤師が医薬品を担当し、ビューティアドバイザーが化粧品のアドバイスを行うことで、顧客のニーズに応える接客を大切にしています。
主な仕事内容
- 納品
- 発注
- 棚のメンテナンス
- 医薬品販売・接客
- 化粧品販売・接客
- レジ打ち
- クレーム対応
- 電話対応 など
朝の8時半から夜の11時までの営業で、休憩は1時間と30分の2回。
朝番・昼番・遅番の3種類の勤務形態でした。
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入社当時の辛かった日々
当時、私は「新入社員潰し」と呼ばれる女性のもとで働いており、毎日辛辣な言葉を浴びせられていました。
彼女の気分によって言動が変わるため、何かを尋ねるのも恐る恐るでした。
その影響で、仕事を教わることが怖くなり、OJTのはずが一時期は彼女と会うのを避け、連絡ノートでのやり取りだけに頼ることもありました。
また、他の社員からは「今日は○○だから彼女に配慮して」といった指示が多く、人間関係に疲れ果てる環境で、ただひたすらストレスに耐える日々が続きました。
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【ブラック企業勤務】残業代なし・パワハラで退職者続々
化粧品通信販売の仕事をしていたときのブラック体験談です。残業を強要され、遅刻は罰金制、少ない給料、激しい人員の入れ替わりなど、ブラック企業のオンパレード。今は転職しましたが、最悪な環境の会社に勤めていた時のことなどを紹介しています。
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その店舗でアルバイトをし、同じ年度に入社した男性社員は、「ここを乗り越えればどこでもやっていけるから、もう少し頑張ってみて」と励ましてくれました。
しかし、厳しい言葉は日々増していき、涙を流しながら指示された仕事をこなしているところを副店長に見つかり、バックヤードに避難させられることもありました(その後、過呼吸を起こしてしまいました)。
指示が多くて仕事が終わらないため、一日中働いていると、「口裏を合わせておくから、今日は帰っていいよ」と社員が助けてくれるような店舗でした。
一部の人の意地悪が悪循環を生み出し、その後フォローしてくれる人がいることで、まるで飴と鞭のように扱われていると感じたことを今でも覚えています。
ブラックだと感じさせる仕事内容、勤務体制
初めてそのように感じたのは、忙しい一日でした。
在庫確認の日、いわゆる棚卸の日は本当に厳しいものでした。
午前7時から夜の11時半まで、ほとんど休憩も取れずに働き続けていました。
そんな状況が常態化しており、朝には店長から栄養ドリンクが配られるのが当たり前になっていました。
さらに、その会社はみなし残業制度を採用しており、どれだけ残業しても残業代は一切支払われませんでした。
それでも残業は増え続け、仕事ができるようになるにつれて、サービス残業や休日出勤が当たり前になっていきました。
店舗や店長の雰囲気にもよりますが、どの店舗でも残業が多かったのが現実です。
多くの場合、パートタイムのスタッフを定時で帰らせるために社員がカバーしているため、自分の仕事をする時間がタイムカードを切った後しかないという状況が続いていました。
その結果、仕事はどんどん溜まっていき、パートに配慮しながらも、自分自身は朝から晩まで休憩を削って働き続けることが当たり前になってしまったのです。
登録販売者の資格取得
また私は初年度に登録販売者という資格をとりました。
登録販売者とは
医薬品販売ができる資格。この資格がないとドラッグストアは店を開けることができない。
急に当日に資格者が体調を崩して休むことになると、他のスタッフは休日出勤を強いられることになります。
その店舗の資格保持者が長期休暇を取る場合、他の資格者は休むことなく連続勤務が確定します。
人手が不足している状況では、資格者一人がその日の医薬品対応や社員が行うべきクレーム対応を16時間も担当しなければなりません。
休憩時間中であっても呼び出されるため、心休まる瞬間はありません。
本当に人手が足りない場合、朝に急遽休む連絡が入ると、店長は店舗を任されている立場としてすぐに店に駆けつけなければなりません。
たとえ前日の深夜まで働いて帰宅したのが日付をまたいでいても、また体調が優れず寝込んでいても、です。
勤務中に最も衝撃的だったのは、鼻血を流し、嘔吐を繰り返しながらも、体調不良の社員の代わりに出社した店長の姿でした。
店長が出社できないという連絡に気づかず、なんとか資格を持つ人がいる状況を作り出してくれたのです。
まるで命を削るようにして働いているかのようでした。
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自殺者がでるほどのきつい勤務
ある日、社内通知で自殺者が出たとの報告がありました。
通知には、気軽に相談窓口に連絡することや休むことを勧める内容がありましたが、実際に連絡を取るとパワハラの元凶に知られてしまうかもしれない、休むと翌日には色々と文句を言われるのではないかという不安があり、どちらの選択肢も「ありえない」と感じました。
さらに数年後、後輩の男性社員が「社内の連絡には載っていないけれど、最近同期が自殺してしまった」と話していたことを鮮明に覚えています。
どうやら、その後は自殺者が出たことを受けて業務形態の見直しを行うという連絡が行われなくなったようです。
自殺という深刻な問題が発生しているにもかかわらず、対策を講じずに隠蔽する企業の姿勢には、非常に大きな不安を感じました。
また、遅番で働いた後、帰宅する際に日付が変わってしまうことがありました。
翌日の出勤が朝の8時半からという店舗もあり、正直なところ、十分な睡眠を確保することができず、眠気をこらえながら必死に運転して出勤する日々が続いていました。
さらに、私は喘息を抱えています。
パワハラを行う店長に当たった際には、全社員が集められ、タバコの煙が充満する中で風下に立たされることもありました。
その時、もしかしたら命の危険を感じていたかもしれません。
パワハラによるストレスと煙が常に漂う倉庫内で、息苦しさを感じながら過ごしていたことを今でも鮮明に思い出します。
ブラック企業に染められてしまう恐ろしさ
周囲の雰囲気は、残業が当然であり、後回しにできる業務は休日出勤で処理するのが常識というものでした。
「終わらないのだから仕方がない」という言葉を何度も耳にしました。
「パートの人を帰らせるために、社員は積極的に業務を引き受けるべきだ。」
「残業について文句を言うな。」
このような風潮はどこにでも存在し、予算を達成するために、実際には使わない医薬品を自費で購入させられることも頻繁にありました。
それは会社のため、ひいては自分たちの給料のためだとされていました。
協力しない人間はいないだろうという同調圧力がありました。
皆がまるで洗脳されているかのように企業に人生を捧げており、その光景に恐怖を感じたことを今でも忘れられません。
私と同じような考えを持つ人々が次々と辞めていく中、状況は厳しさを増しています。
同期の大学生の中でも、すでに1/3が辞めることを考えていると聞いています。
大学出身者は例年に比べてまだ耐えている方ですが、高校生出身の仲間たちはその倍の人数が辞めているという噂も耳にしました。
まさに、大量採用と大量退職の悪循環が続いているのです。
退職後も忘れることはないブラック会社のこと
現在はそのドラッグストアを退職しています。
初めて退職を考えたのは、パワハラを行う店長に遭遇した時でした。
「辞めたい」と何度も訴えましたが、「お前がもっとコミュニケーションを取れるよう努力しないと、どこでも同じだ」と三度も却下されました。
結局、その時は受け入れられず、店舗の移動を余儀なくされました。
二度目に退職の意向を伝えた際には、店長との関係が良好だったため、スムーズに要望が受け入れられました。
トラウマになるほどのブラックさ
あの会社を辞めたことは、本当に正しい選択でした。
あのまま働き続けていたら、人生が台無しになっていたかもしれません。
退職してからもう一年が経ちますが、今でも配属されていた店舗に足を踏み入れることすらできないほど、心が震えています。
自分でも気づいていますが、あの会社でのパワハラが私に深いトラウマを残してしまいました。
本当に、こんな企業に就職しなければよかったと、心から後悔しています。