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ブラック企業に入社してしまった私の体験をお話しします。
残業や長時間労働が常態化している職場で、給料や人間関係に悩まされる日々が続きました。
このような状況にいる方も、そうでない方も、ぜひこの記事を通じてブラック企業の実態を理解していただきたいと思います。
目次
長時間残業が当たり前な毎日
私が現在勤務している会社は、特定のグループに属する企業です。
管理部門に配属された当初は、会社の実情について深く理解することはなく、業務もそれほど厳しくないホワイト企業だと認識していました(実際にはデスクワークが中心の仕事です)。
しかし、勤怠関連の業務を担当するようになり、社員の残業時間を管理することになった時、状況が一変しました。
各社員の平均残業時間が法的な限界ギリギリ(働き方改革以前)で推移していることに気づいた瞬間、私は自分が非常に問題のある会社に入社してしまったことを実感しました。
長時間労働に慣れてしまった会社
この会社の問題点は、管理者や従業員が長時間の残業に対してあまり抵抗を示さないことだと考えます。
毎月、残業時間の上限に達しているかどうかを重視する管理体制があるため、残業時間を減らし、定時退社を促進する取り組みや、プレミアムフライデーの導入といった話題は一切浮上していません。
離職率が高くなる一方
長時間の残業が常態化している企業において、その影響が最も顕著に表れるのは、新入社員の3年以内の離職率です。
私の会社では、高卒の新入社員を主に採用していますが、入社から1年以内に約4分の1、時には3分の1が自己都合で退職してしまいます。
年配の社員たちは「若者は根性がない」と一蹴しますが、長時間の残業に慣れきってしまった人々には、社会経験の少ない若者が持つ新鮮な感覚を理解することは難しいのではないでしょうか。
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働き方改革により給料が減ってしまう現状
私は、状況によっては多少の残業が発生することはやむを得ないと考えていますが、この会社の年配の方々の考え方はやはり異常だと思います。
最近の新入社員は、特に残業が必要ないと感じている人が多く、それが普通だと考えられています。
そのため、残業の多さにギャップを感じて辞めてしまうケースが増えていると実感しています。
また、残業時間の多さは各社員の給与にも影響を及ぼしています。
私の会社では、残業時間に対しては当然満額の残業代を支払っていますが、毎月の長時間残業による支払いが高額になるため、実際の基本給が同業他社の同年代の社員と比較して低くなっているのが現状です。
働き方改革以前は、労働基準法ギリギリの残業代を全額支払っていたため、特に問題を感じなかったのかもしれません。
しかし、働き方改革後は残業時間の削減が法的に求められ、結果として各従業員の収入が実質的に減少することになりました。
会社は何も対処してくれない給料減額
残業代が減少した結果、収入の補填について会社は何の対策も講じていません。
これは、法整備によって残業時間を強制的に削減できることを会社が歓迎しているからです。
しかし、その影響を受けて困っている社員がいるのも事実です。
新卒で就職活動を行う皆さんには、残業代に依存した年収に惑わされないよう、しっかりと理解しておいてほしいと思います。
企業によっては、最初から決まった残業時間分の手当が給与に含まれており、追加の残業代が支給されない場合もあるため、注意が必要です。
体育会系な会社はブラックになりやすい?
私の仕事は管理部門に属しているため、ブラック企業であっても残業の負担はそれほど大きくないと感じています。
しかし、会社の文化が体育会系であるため、人間関係においてはストレスを感じることが多いのも事実です。
お伝えしておきたいのは、体育会系の文化が根付いている会社では、どの部門もその影響を受けやすいということです。
皆さんも十分に注意してください。
インターンシップなどを通じて、会社の雰囲気や先輩社員の様子をしっかりと把握することが、失敗を避けるための重要なポイントだと思います。
(※「アットホーム」という言葉を求人票や面接で使う会社には注意が必要です。私の会社も「アットホーム」と言っていますので…)
面倒くさい言動が多い上司
私の話に戻りますが、上司が非常に体育会系の性格を持っているため、正直なところ煩わしさを感じています。
仕事はうまく進めていると思いますが、少しでも気に障ることがあると、すぐに不機嫌になり、仕事がやりづらくなります。
さらには、こちらが聞こえるように嫌味を言ったり、飲み会から意図的に外そうとしたりと、面倒なことが頻繁に起こります。
また、体育会系の方々に対して、面倒見が良いというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、それは誤解です。
責任のある仕事を「なんとかなる!」という軽いノリで放置し、結果的に大変な事態を招くことが何度もありました。
「俺がなんとかするから大丈夫!」という根拠のない発言をし、結局は私が後始末をしなければならない状況に追い込まれることが多いのです。
私の上司だけが特異なケースかもしれませんが、他の体育会系の方々には申し訳ないですが、私の中での体育会系の年配者の印象は、「大雑把」「いい加減」「無責任」であり、特に面倒見が良いわけではないと感じています。
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まだまだ多いブラック企業
年齢を考慮すると、給与はある程度上昇しましたが、同世代の方々と比較するとやはり少ないと感じています。
私は管理部門に所属しているため、他の社員から自分の給与が低いことについて相談を受けることが多く、上司にどのように説明すれば良いかアドバイスを求めることもあります。
上司からは、当社は退職金や昇進時の昇給率が高いため、毎月の給与は低くても、総合的にはほぼ同じになると説明するように指示されていますが、その真偽についてはまだ確信が持てません。
パワハラも日常茶飯事
パワハラは実際に存在します。
本人が気づいていない場合も多いですが、パワハラに近い発言を受けることは珍しくありません。
「自分の気を損ねたらどうなるか分かってるのか」といった言葉を冗談交じりに言われることがありますが、聞いている側はただ不快感を抱くだけです。
年配の方のそのような発言が普通だと誤解し、影響を受けないように皆さんも十分に注意してください。
現在のブラック企業についての危険性を語ることが少なくなってきたので、別の視点から私の考えを述べます。
多くの企業が依然としてブラック企業であると感じていますが、その定義は人それぞれ異なると思います。
Aにとってはブラック企業でも、Bにとってはそうではないというケースが多く存在します。
就職活動においては、企業訪問を通じて自分に合った職場を見極め、ブラック企業を避けることが非常に重要です。
また、終身雇用の考え方が古くなりつつある今、もし自分にとって不適切な企業を選んでしまった場合でも、他の会社に転職することがますます一般的になっていくでしょう。
スキルを見につけて転職の準備も
自分の価値を高めるスキルを身につけることが、非常に重要です。
就職前に社会で通用するスキルをある程度習得していれば、入社後すぐに退職しても次の職を見つけるのがそれほど難しくないでしょう。
しかし、もしそのようなスキルがない場合、入社後すぐに辞めることになれば、何の経験も持たずに次の職を探さなければなりません。
皆さんが社会に出る際には、自分の価値を高めるスキルを意識しながら就職活動を進めてみてください。