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【デザイナーになるには】スキルとセンスが必要なやりがいのある職業

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デザインに興味がある方は一度は憧れるデザイナーの仕事。

センスが問われる職業ですが、デザイナーになるためにはどうしたらいいのか、給料面なども紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

デザイナーになろうと思ったきっかけ

私は小さい頃からずっと絵を描く事が大好きで絵画教室に通い、中学生の頃に美術大学がある事を知り、高校を飛ばして美大に行きたかった程でした。偶然通った私立高校が美大受験に強く、美術部からかな

多くの美大に合格して、デザイナーやアーティストになる人が多かったので、必然的に美大に進み、卒業後はあらゆるクリエイティブ職を経験しました。 

デザイナーになると、同じ様な志を持った人達とのコラボレーションがあるので、自分の私見も広がりますし、人間関係もクリエイティブな世界に触れる事になります。 

美大でも幼稚園生の絵画教室でも、同じ志を持つ事は、刺激がたくさんあり、楽しいし辛いしお金ももらえます。

 

まずは高校の美術部・美大受験用の予備校・美大・デザイン会社と人との関わりが全て好きなクリエイティブな人材に囲まれて切磋琢磨できるのが楽しそうでクリエイタ(デザイナ)になりました。 

元々のデザイナへの道は、絵を描くのが好きな幼児がそのまま大きくなって、絵を描く仕事についたパターンが多い様ですが、私の場合、油絵を描いたり、想像の良くわけのわからない好きな絵を描いていました。

 

いざ美大を受けるとなったった時に、絵画学科には日本がと油絵があり、デザイン学科には平面のグラフィックデザイン・家具や電気機器のプロダクトデザインと・油画・彫刻・建築科があり、自分はただただ絵を描きたかったのですが、グラフィックデザイン科が油画の様に油性の絵の具を使って手足が汚れるのが嫌だったので、なんとなくの流れで受けて合格したのですが、その後の授業では、グラフィックデザイでも映像・写真・テクノロジーデザイン(メディアアート)に系統して行き、結局の所の卒業制作がは、映像デザインとテクノロジーデザインを取り入れた作品を提出しました。

現在となっては、ゲーム業界や映画業界での映像デザインや3DCGデザインが求められるので、私が美大で勉強した事を活かす事が出来ました。


デザイナーになるために頑張ったこと

デザイナーになるためには、一番の近道が美術大学のグラフィックデザイン科に合格する事です。 

美大受験は17倍~32倍と競争率が高く、2浪や5浪の受験者がいるので、美術予備校で毎日8時間実技と学科の勉強を、人生で一番頑張ったと思います。 

グラフィックデザイナーと言っても、世の中の仕事としての大半が、デザインにだけに限らずに、写真・映像・テクノロジーアート・世界で活躍するための英語・一般教養を勉強しました。 

 

大学では基本的な事を学ぶ事と、クリエイターの友達に囲まれてテクニックと友人とのつながりが出来て、友人との交流でお仕事が未だに友人関係でいただいたりしています。 

今では書店が減りましたが、海外の画集やデザインブック等を読み漁り、世の中のクリエイティブ職のトレンドや、真似ではなく、インスピレーションを受けて、新たなコンセプトの作品制作をする事を頑張りました。 

オリジナリティを高める事を常に意識して、自分でないと作れない物を意識して意識を高めました。 

 

現在は動画の時代になり、YouTubeだの料理レシピ動画サイト等が流行って、誰もが独自に一丸デジカメで自撮りをしながら、作品というのが動画コンテンツを作り出す世の中となったので、映像制作のギャランティー短歌が下がってきたので、YouTuberのアシスタント業務をやりたいわけでもないので、コンテンツのコンセプトを重視する方法で、下落したYouTube編集コンテンツには無いものを提供出来る様なコンテンツ制作を心がけています。

 

今携わっているのが、某アイドルグループのミュージックビデオなのですが、絵コンテ+撮影はスタジオの方にお任せして、私は編集とVFX制作と合成を担当しており、今のところは映像デザイン分野の3DCG制作とアフターエフェクツでの動画加工と合成を行っています。

これら一連の作業は、にわか動画編集社には真似の出来ないオリジナルのコンテンツをめざして頑張ってきた私の特技であるので、そんじょそこらの事象映像デザイナーには真似ができない領域まで自分を高める努力をしてきました。

 


デザイナーに必要なこと

今ではAdobe製品等のアプリケーションがありますが、デザインやクリエイティブ系職では、基本的な描写力(デッサンや空間認識等)が必要なのと、現場での実際の仕事にチャレンジして、自分のスキルと共に、アイディアを産み出すロジカルな脳トレ的な事が必要です。

絵は描けてもコンセプトがないとデザインは成立しませんので、いろいろな人や物に触れて、常にインスピレーションを磨き続ける事が大切です。 

 

デザインはその部分がなければ、オペレータと言う、お客様からの依頼を形にする職か、自分でアイディアを出して実際に作るのと、アイディアだけ考えてアシスタントに製作を任せたりするポジションがあるので、自分に向いているデザイナーと言ってもどこを担当したいかを歳と共に決めると良いかと思います。

得手不得手があるので、良い所と自分が興味ある所を突き詰めると良いと思います。 

 

様々なジャンルとメディアのデザイナーがいて、メディアによって様々なスキルが要求されるので、何かひとつ突き出た才能と技術があるのがまずは求められますが、年月を経るにつれて、どんなメディアにも対応できるフレキシブルな能力が求められる世の中になりました。

一人ですべてをこなして、ワンストップで作品やクライアント様のご要望に応じたコンテンツを、ご希望に沿う形で仕上げて納品するので、分業をせずに全てをこなせば、分散してしまうギャランティが、一気に自分のところに入ってくるのです。

自分で企画・自分で承認・自分で制作・自分で納品して自分で儲けるといった、一人制作会社を運営すれば、それなりの仕事にあったギャランティが手に入るので、一番効率が良いです。

 

しかしながら大きなプロジェクトとなると一人ではこなせないので、学生時代の同窓生に仕事をアウトソーシングして、ギャラの一部を支払って手伝ってもらう事があります。

さらには、その友達のデザイナーが忙しい時にはお手伝いをして、持ちつ持たれつで、横の人材の広がりも必要になてきますし、一人で仕事をしていても、仕事がどんどん舞い込むという事は、よほどの売れっ子でない限り入ってくる事はありません。

 

持つべきものは、共とはよく言ったものでして、自分一人ではなかなかやっていけないのが現実ですので、友人関係は情報交換をしたりして、常に友人や営業の方とのつながりを意識して保つ必要があります。

 

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デザイナーになってから

デザイナーになってからは、美大での勉強は役立たなくはないですが、それ以上のスキルとセンスが必要で、お客様(クライアント様)に気に入っていただいて、納得してもらえる答えとしての成果物(作品)が必要です。 

たとえデザイナーとして働いていても、自分の好きな事だけを作れば良い訳ではありません。

お客様の希望をするデザインイメージを自分なりに噛み砕いて、アイディアを考えて、そのコンセプトを叶えるためにはどういうビジュアルを作るかのコンセプトメイキングが制作の90%をしめます。

なんなら100%アイディアにして、作業はオペレーターさんに頼んで、ビジュアル制作をプロの方に作っていただくコラボレーションも出来るわけです。 

アイディアをどうやって引き出して形にするかに大半の労力を注ぎこみます。

 

さらに、自営業やフリーランスとなると、大概の場合AdobeのCreativeCloudと言う月5,000円程のサブスクリプションの支払いが絶対に必要になってくるので、初期投資額をまずは稼いで、次に光熱費、そして利益となるギャランティを毎月自分で稼がないといけないので、そこは常に意識して、どこまで稼いで黒字にして、どこからが利益になるかの計算と、制作するデザインを作るのに、どれだけのコストがかかるかのコスト管理も必要となってきます。

 

会社員であれば、ランニングコストと営業コストは考えずに、制作だけに力を入れていれば良いのですが、自営業やフリーランスとなると、コスト管理~経理までもこなさないといけないのが少しネックですが、売り上げからの利益率は上がります。

 

更に、自営業とやフリーランスの友人同士で折半して事務所を借りて、お互いのやっている事は違えど、クライアントさんからの相談を受けて、他のメンバーの範疇の仕事の依頼なども出てきたりするので、シナジー効果も期待する事も出来ます。

一人で全部をこなすのはできるけれども、単純に孤独ですし、仕事の幅も広がらないので、やはり仲間との交流が一番大切かとも思います。 

 

デザイナーの大変だったこと・嬉しかったこと

まず大変だったことは、デザインはクリエイティブ職につき物の締め切りというものがあります。 

現在までのクリエイティブ業界(デザイン業界)はブラック企業が多く、会社員としてのデザイナの多くは、残業手当なしか、お給料の中に見込み残業が入っている場合や、サービス残業が多く存在しています。 

修行にはなりますが、ある程度のキャリアを積んだら、開業したりフリーランスになり、企業との直案件をこなすと、普通では想像もつかなかった程のギャランティが貰えるので、頑張った事が全て報われます。 

 

自営業やフリーランスになると、自由ですがコネが必要で、営業的な役割を担当するのもよくあります。 

仕事が片付いたら請求書を出したり、駆け出しの頃は確定申告までするので、社会勉強にはなります。 

 

お仕事が無い時は本当に貧乏生活をする時があったり、逆にお金がたんまりたまって何に使おうか迷う程のお金がもらえて正直お金が入った時はいつも嬉しいです。 

初めのうちは、小さなお仕事を頂いて地道にこなしていく毎日ですが、だんだんと信用を貸させていくと、一部上場の企業のお仕事なども任せてもらえる様になり、個人でもそこそこな規模のプロダクションと同じ金額で同じ仕事を任せてもらう事も出てきます。

 

やはり一部上場の企業に仕事をさせていただけると、経歴に華を咲かせる事が出来て、その履歴でもって他の会社様からの信頼も受ける事ができるので、ギャランティーの高騰も嬉しいですが、達成感と共に、自己承認欲も満たされて、やりがいと次に待っていてくれる仕事をこなすのが楽しみになっていきます。

サラリーマンデザイナーの安定した収入と社内でのマンパワーと言う役割以外に、自分個人としての存在意義が認められるのがこの上ない喜びとなります。

 


デザイナーの給料面・休日面

お給料となると、仕事でどのパートを担当するかによって変わる場合と、対個人の仕事なのか、会社との直の仕事かによって変わってきます。

広告代理店(上流の仕事)は会社に所属している営業さんやクリエイティブディレクタの人のお給料がかなり高額な部類に入り(大手広告代理店の規模による)、1000万円を超えます。 

 

デザイナーが個人と取引をする場合は、桁が変わる程に安いので副業が必要な時もあります。 

デザイン会社と広告代理店のお仕事は数100万円~数1000万円で、会社が売り上げを稼いで、お給料としてサラリーマンデザイナーに配分されるので、数10万円ですが、会社と個人デザイナーとなると、会社で受ける値段全てがお給料になるので、間に何も挟まずにお仕事を直で受けると、月収100万円くらいに近づきます。 

 

個人対個人の場合に100万円を請求出来ないので、桁ひとつ減って10万円~という小さな仕事をコツコツ積み重ねる必要が出てきます。

自営業・自由業・フリーランスとして働き始めた時は仕事が大量にあったので、土日祝祭日関係なく仕事を常にして休まる時がありませんでしたが、クライアントさんには余程の急ぎでない限り、土日祝祭日はお休みで、電話対応は朝9:00~夜の19:00までの受付にしてもらうようにしています。

忙しい方ですとそんな呑気な事を!?と言われそうですが、一度決めて動けば、周りもそのスケジュールにあわせて制作進行を組んでくれるので、30代頃から自分のペースをつかんでイニシアチブを握るのもその人次第であると思います。

 

金土日を使って制作して、月曜の朝にプレゼンと言う広告代理店もありますので、そういう案件の場合は、土日返上で制作をするという事もなくはありませんが、ガツガツ儲けるつもりがなければ、人らしく社会人らしく生活するために、ある程度のルールを自分で作り、それをクライアントさんにもわかってもらわないと、都合の良いデザイナーとなってしまい、困ったら休日返上で丸投げすれば出来上がると思われてしまうので、自分の意思は常に強く持つべきです。

 


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