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銀行業務検定(法務)の資格
主に、銀行などの金融機関で働く方に求められる法務関連の知識を取得することを目的としています。
受験資格や年齢制限などはありませんので、どなたでも取得可能な資格です。
受験者の職業は、銀行や信金、農業協同組合などの金融業界に従事している方が多くを占めていますが、他業界の方や、学生や主婦の方の受験者もいます。
年齢層としては、20~30代の受験者が多く、上級になるほど、40~50代と受験年齢もアップします。
民法や商法の基礎知識を問う問題が多いので、行政書士、司法書士、宅地建物取引主任者などの資格取得を目指す方が基礎の力試し的に受験されることもあるようです。
銀行業務検定の試験問題一例
- 委任行為、代理行為、時効、第三者対抗要件といった民法の基礎知識
- 手形、小切手、預金証書、押印、金銭消費貸借契約といった実際の銀行取引で取り交わされる手続きに関連した設問
銀行業務検定(法務)の内容
銀行業務検定(法務)は、4級、3級、2級の3種類のレベルがあり、級の数字が少なくなるほど難易度がアップします。
級別レベル
- 4級:入門的レベル
- 3級:基礎レベル
- 2級:初~中級管理者レベル
(※過去1級の試験は実施されたことはありません。)
試験概要
- 試験実施日:年3回(6月、10月、2月)
- 受験申込方法:個人申し込み及び団体申し込み
いずれでも、合否の有利不利はありません。
金融業界未経験の方や学生の方には、法務4級からの受験がおすすめで金融業界に従事されている方であれば、法務3級からの受験レベルが一般的です。
難易度は、級によっても異なります。合格率は、実施回によっても多少変動しますが、おおむね30%前後で推移しています。
出題形式
Check!
- 4~3級:マークシート方式
- 3級:5択問題
- 4級:4択問題
- 2級:選択式解答問題、記述式解答が求められる設問
銀行業務検定は銀行業界に有利な資格です
金融業界では、宅地建物取引主任者、司法書士、税理士、社会保険労務士といった法律系の士業資格スキルが優遇されます。
そういった背景からも、銀行業務検定の法務は、法律系資格のベース作りにも大いに有効です。
銀行業務検定を取得して習得できる分野
銀行業務検定は、多岐の部門にわたって体系的に知識や技能を習得していくことができるようになっています。
- 財務
- 税務
- 年金
- 証券
- ファイナンシャルアドバイザー
- 融資管理
- 個人融資渉外
- 個人情報保護オフィサー
- 金融コンプライアンスオフィサーなど
その中でも法務はベーシックで応用範囲の広い資格であり、金融関連の勉強習慣を身に着けるためにも、おすすめしたい資格試験です。