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宅地建物取引士の合格率は?試験内容・勉強方法などを紹介

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転職や就職に有利な宅地建物取引士の資格についてご紹介します。

不動産関係の仕事に就きたい方には大変重要な資格になってきます。

難易度は少し高いですが、一生ものになる資格なのでぜひ資格取得の一つとしてご参考にしてみて下さい。

宅地建物取引士の資格について

前々からハウスメーカーの営業職に興味があり、不動産会社に就職するには宅地建物取引士の資格を持っている方が有利と聞きました。

そこで、資格を取得すべく勉強を始めることにしましたが、この資格の試験は1年に1回のチャンスしかない為、もし落ちてしまうと1年後ということになってしまいます。

 

宅建の厳しい合格率

調べてみると合格率は案外低く、その年によっても変動はありますが、他の国家試験と比較すれば低い方で15~17%、一から学習を始める私には厳しい数字でした。

合格率が低い理由として、他の国家資格と比べて受験資格に制限がないということです。

大学や専門学校で勉強をしていなくても、全くの素人から受験勉強を始め受験することができます。

 

その分、計画的な勉強法と継続的なやる気が必要になってきます。

意気込みだけで始めてしまい、途中で挫折し結局受験せずに終わってしまう人も多いようです。



私の場合、何としても一発合格したくて、ネットなどで色々調べた結果、通信教育のユーキャンとeラーニングの2本立てで勉強することにしました。

 



宅地建物取引士の資格試験の内容

宅地建物取引士の資格内容についてご紹介します。
宅建士は、お客様(主に借主)への宅地や建物の取引に関わる重要な情報提供や説明などの大切な業務をします。

始めれば建物や宅地の取引に係る事務に必要な知識および能力の維持向上に努めなければならないとされています。

試験日:10月の第3日曜日(情報処理技術者試験と同日)
試験方法:マークシート方式の筆記試験、択一50問。
合格基準:上位約15パーセントが合格。

※問題の難易度や全受験生の正答率により合格点が毎年変動。
受験手数料:約7000円。
試験場所:現在住んでいる都道府県で受験。

試験は、宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定することに基準がおかれています。
具体的な試験内容は以下の通りです。

 

資格試験の問題


  • ①民法

    土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。 土地と建物の知識2問。条件を満たせば免除されます。


  • ②宅建業法

    土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。権利変動14問。


  • ③法令上の制限

    土地及び建物についての法令上の制限に関すること。8問。


  • ④その他の関連知識

    土地及び建物についての税に関する法令に関すること。2問。


  • ⑤宅地及び建物の需要に関する法令及び実務に関すること

    3問。条件を満たせば免除されます。


  • ⑥宅地及び建物の価格の評定に関すること

    1問。


  • ⑦宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること

    20問。以上の分野から合計50問出題されます。免除者は45問です。


 

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免除者について

免除者とは、登録講習機関が行う講習を修了し、その修了試験に合格日から3年以内に行われる試験の受験者のことです。

 

年々、問題の難易度は高くなっていますし、それに伴い勉強量も増えていく傾向があります。

受験を決めたら、すぐ勉強を開始して合格してしまうことをお勧めします。

 

思い立ったら吉日。やる気をなくしてしまう前に勉強に取り組みましょう。

 

宅地建物取引士は、国家試験です。 合格すれば会社で評価されます。

学生であれば、学校や就職の際に評価されます。合格後に登録した者しかできない独占業務もあります。

 

また、宅地士試験は資格試験の登竜門と言われており、合格後に行政書士や司法書士・不動産鑑定士試験にステップアップしていく方もいます。

 

宅建に合格するための勉強方法

宅地建物取引士の勉強方法についてご紹介します。

宅建取得のための勉強方法は、大きく3つあります。

  1. 資格の予備校を利用して勉強する方法。
  2. ネットの各種アプリや講座、通信講座を利用して勉強する方法。
  3. 独学で勉強する方法。

それぞれにメリット・デメリットがありますのでご説明します。

 

1.宅建資格の予備校を利用する

メリット

予備校では試験の傾向を踏まえた上でつくった教材とそれを使った講義で学べることです。

 

合格するための材料は揃っていますので、それを後は使用して勉強していくだけです。

また予備校には、無料で使える自習室があるところもあります。

 

講座にも、通学や通信などがあり自分の環境に合わせて学ぶことが可能です。 教材の品質が高いです。

 

通学クラスでは、同じ目標をもった仲間がつくれたりします。

初学者にはお勧めの勉強方法です。

 

デメリット

学費が他の方法と比べると高いことです。割引期間を利用すると少し割引されます。

 

2.アプリやネットの講義で学習する

メリット

価格が安いことです。最近はYouTubeで無料で質の良い学習ツールが用意されていたりします。

 

デメリット

講義や教材の品質がまちまちなところです。見極めが必要です。 初学者にはお勧めできない勉強方法です。

 

独学の場合

メリット

テキストと問題集のみで勉強すれば、費用が安く済むところです。
最近では、勉強カフェなどもあります。自分の好きな時に勉強することができます。

 

デメリット

1人で勉強するので法律などが改正されたりしたときは自分で情報収集をしなければいけないところです。

また、自分で計画をしっかり立てて勉強しないとだらけてしまいます。

この3つに必ずしもこだわらずに、合わせて活用してください。
例えば、

  • 基本はテキストや問題集を利用して勉強をする。
  • わからないところをネットやyoutubeで調べてみる。
  • 予備校の模試や無料講座を利用してみる。
  • モチベーション維持にツイッターなどで資格試験の勉強している方々と情報交換をしてみる。
  • フォローして情報収集をしてみる。



このように、いろんな学習方法を組み合わせて勉強するのが良いと思います。

そうすることで、自分なりの学習スタイルができてきます。

宅建士を合格してもステップアップしやすいです。

 

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ユーキャン・eラーニングを利用する

ユーキャンは6ヶ月が目安でテキストを中心に独学するというものでしたが、6回の添削と1回の模擬試験も付いています。

テキストは宅地建物取引士の概要から始まり、要点を絞った凝縮した内容でした。

 

ユーキャンで取得

わからない時に質問ができるサポートシステムがあることで、これは非常に助かりました。


ただ通信教育なので、自分から積極的にやろうとしなければ、それで終わってしまいます。

ユーキャンでの学習は計画を立てて実行できる人向けだと思います。

 

 

eラーニングで取得

もう1つのeラーニングはインターネットを使った学習システムで、パソコン上で講義を受けることができます。

こちらにも質問サポートがあり、ユーキャン同様有効に利用しました。

 

eラーニングの良いところは、テキストを持ち歩かなくても、スマホでも移動中などに学習できる点でした。

○×のクイズ形式もあって、まるで単語カードで勉強しているかのようにサクサク暗記できました。

 

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宅建は計画的に勉強することが最重要

毎年10月に試験があるので、逆算して3月から勉強を始めましたが、今考えると無謀な挑戦だったと思えます。

不動産の知識など全くないので、専門用語が分らず、まずはその意味や内容を調べるだけで時間を費やしてしまいました。

 

もっと早くから試験に向けての準備を始めれば良かったと何度も後悔しました。

 

3月からの半年間は基礎を身に着けることを重点にし、以下のように勉強していきました。

  1. ユーキャンとeラーニングを信じて黙々と知識を頭に入れていく
  2. その後は過去問題を購入して繰り返しやることに専念

 

実際の試験を想定して時間を計り問題を解いたりしましたが、初めは考えている内に時間ばかりが経過して、全ての問題に手をつけることすら出来ませんでした。

焦ると中途半端に問題を読んで、問われていることを理解せずに誤答してしまい、私の場合は、時間との戦いも課題でした。

 

初めて受験する資格だからこそ特に計画的に勉強していくことが重要ですね。

 

宅地建物取引士の試験問題は、独特の言い回しや質問の仕方なので、よくよく読まないと問題の意図を履き違えてしまいます。

それらを克服するには、繰り返し繰り返し問題を解く以外なさそうでした。

 

実際の宅地建物取引士の試験は120分なので、仕事をしていると、帰宅後に120分たっぷり時間のとれる日は案外ありませんでした。

休日を中心に、実際の試験を想定し時間計測して取り組みました。

 

しかし、連続すると集中力が切れてしまい、結果にも結びつかなくなって自信をなくすため、1日にできる限りがありました。

 

宅建のおすすめ過去問題

これから受験を希望される方に是非お勧めしたいのが、過去問題は大きいサイズのものを購入して下さい。

宅地建物取引士の過去問題は、様々な出版社から大小タイプも色々販売されています。

 

解答用紙が付いている過去問がおすすめ

一見、ポケットサイズのコンパクトなものだと移動時にも使えて便利な気がしますが、書き込みの回答用紙が付いていません。

ベストなのは、実際の試験と同じ大きさの回答用紙が付いている過去問題です。

確かに答えを書くのはレポート用紙でも何でも構わないと思います。

 

別の資格試験を受験した際の経験談ですが、私は普段レポート用紙で回答していたため、当日の解答用紙の様式に戸惑ったことがありました。

様式に慣れておくと、当日スムーズな回答ができます。

 

大きいサイズの過去問題を見付けたら、問題を解く前に回答用紙を各々数枚ずつコピーしておきます。そうすると何度でも本番に近い形で回答することができます。

 

模擬試験のチャレンジ

試験が近づくと各専門校主催で模擬試験も始まりますので、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。実際の試験に近い雰囲気を体験できます。

 

私の場合は模擬試験を受けられる程の実力がついていなかったので、受けて悪い結果で自信を失くすより、自主学習に打ち込みました。

 

そして当日ですが、空席が多いのに驚きます。

宅地建物取引士の場合、不動産会社に勤務しながら試験を受ける方が多いので、仕事の都合上なのか欠席が目立ちます。

気にせずマイペースで受験して下さい。

 

さて、私の結果ですが、お蔭様で合格することができました。

宅地建物取引士は、時間をかけてコツコツ勉強すれば、決して難しい試験ではないように思います。

 

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