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みなさん、SEの仕事についてどれくらい知っていますか?
システムエンジニアという名前はよく聞きますが、実際の業務内容はあまり知られていないかもしれません。
私が今働いているIT企業での具体的な仕事内容をお話ししていきますね。
私がITに興味を持ったきっかけ
私が初めてコンピューターに触れたのは、中学校の技術・家庭科の授業でした。
元々機械や工作に興味があった私は、迷わず技術を選びました。
そこで出会ったのは、当時急速に進化していたパソコンでした。
おそらくPC-98で、FDを2枚挿入するタイプだったと思います。
その授業では、お絵描きソフトやタイピングのゲームに夢中になり、特に印象に残ったのはBASICを使ったプログラミングでした。
IF文や繰り返し文、goto文を駆使して教科書の課題をすべて終わらせ、ビープ音を鳴らして他の生徒に自慢していました。
この授業を担当していた先生がその分野に詳しく、彼のパソコンを使いこなす姿に憧れを抱きました。
円周率の中から特定の数字を探すデモを見たとき、パソコンには無限の可能性があると感じ、14歳の時に将来はSEになると固く決意しました。
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地方の三流大学を卒業した私は、東京のシステム会社に入社しました。
その会社はいわゆるユーザー系のSIerで、技術的な部分は外部の協力会社に依存しているようなところでしたが、私は自分のITスキルを活かして、システム開発の内製化に寄与しました。
SEという仕事について
業務内容は多岐にわたり、エンドユーザから開発者までの間には多くの分業が存在しています。
その理由は、エンドユーザがITスキルを持っていないことが多く、せいぜい日本語の入力ができれば十分だからです。
一方で、開発者はプログラミング言語という、非常に厳密で複雑な言語を扱う必要があり、彼らはまったく異なるスキルセットを持っています。
そのため、直接コミュニケーションをとっても、意見が合わないことが多いのです。
これは、オタクとリア充の間のギャップに似ています。
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SEの仕事は、エンドユーザと開発者の間のギャップを埋めることが本質です。
エンドユーザの業務を理解し、その要望を具体的な要件として文書化し、開発者に伝えます。
また、開発者側の制約(例えば、使用するソフトウェアのバージョンによる制限やコストの問題など)を整理し、エンドユーザに提示して妥協案を調整することも重要です。
最終的には、エンドユーザが仕様とコストの両方に満足できる形でシステムをリリースすることがSEの使命です。
プロジェクトの規模が大きくなるにつれて、関与する人々の数も増え、システム開発のコストが上昇する要因となります(ユーザ側のSE、開発者側のSE、両者をつなぐSEなどが存在します)。
しかし、これは現代社会において不可欠なITシステムの構築において重要な役割を果たしています。
特に日本では、細やかな配慮が行き届いたITシステムが求められるため、その重要性は一層高まっています。
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SEの背負う責任
現在のコンピュータシステムは非常に複雑で、時には「実際に動かしてみないとわからない」や「特定の退職者でないとメンテナンスができない」といった状況が頻繁に発生します。
このような状況がシステム障害を引き起こすこともあり、時には夜間や休日に出勤しなければならないこともあります。
問題を把握し、その影響を特定し、可能であれば一時的な対策を講じて被害の拡大を防ぎ、関係者に迅速に情報を伝えることで被害を最小限に抑えることが求められます。
これを迅速に行う必要があるため、システムエンジニアの知識や経験が特に重要な場面と言えるでしょう。
さらに、上司への適切な報告も必要であり、文書作成能力も求められます。
現代のシステムエンジニアは、単にコンピュータに詳しいだけでなく、さまざまなスキルを持つことが求められています。
SEの仕事を長年してきて感じること
10年以上SEとして働いてきた中で感じたことがあります。
それは、コンピュータシステムという機械を構築・運用するのは人間であり、彼らはそれぞれの思いを持って日々の業務に取り組んでいるということです。
自分のシステムに対して愛着を持ち、ユーザーの仕事を楽にし、効率を上げ、コストを削減するために様々な工夫をしています。
人々がどのような気持ちでシステムに向き合っているのかを理解し、自分自身もその思いに寄り添うことで、仕様書の一つも手を抜かず、深夜2時の緊急コールにも応じることができるのです。
打ち合わせが多いのもSEの仕事の特徴であり、最終的には人と人をつなぐ役割を果たしていると言えるでしょう。
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