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トリマーの仕事内容は?1日の流れ・給料面など|トリマーは体力勝負

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子供の頃からの夢だったトリマーとしての仕事に就いた時の体験をお話しします。

動物専門の学校を卒業した後、迷わずペットショップで働くことを決めました。

面接の様子や仕事内容、1日の流れ、ペットショップでの大変なことなどについて詳しく書いていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

 

ペットショップでのトリマーの仕事

私は以前、ペットショップでトリマーとして働いていました。

子供の頃から動物が大好きで、デパートのペットショップでトリマーの方々を見ては憧れを抱いていました。

そのため、高校を卒業した後、動物に関する専門学校に進学しました。

専門学校の2年生の時に就職活動を始めましたが、当時は就職氷河期と呼ばれる時代で、ペットショップや動物病院の求人も前年に比べて少なかったようです。

そのため、早めに就職活動を行うことになりました。

 

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トリマーとしての勤務が内定

 

私たちの仕事は、一般的な企業のようにスーツを着て堅苦しい面接をするのではなく、どちらかというとアルバイトのようなカジュアルな面接で、かなりリラックスした雰囲気でした。

その後、比較的早く内定が決まり、早くお店に慣れるために学校が終わった後や休日にアルバイトとして働くことになりました。

 

内定が決まったお店での仕事

仕事内容

  • トリミングルーム
  • 売り場
  • 生体のお世話
  • 売り場に出す前の子犬のお世話

その時、私は子犬の世話をする役割を任されました。

しかし、先輩たちはとても厳しくて、最初は何も教えてくれず、質問するとできないことを言われたり、大事なことを教えてもらえなかったりしました。

 

先輩からの厳しい対応をされることはよくありますが、新人いびりは良くないことです。

 

職場環境の悪い場所での勤務

内定をいただいたお店なので、辞めるわけにはいかず、必死に気に入られようと努力しましたが、次第にいじめのような扱いを受けるようになりました。

そのため、人事の方や学校の先生に相談することにしました。

 

このまま続ける自信はなかったのですが、人事の方からは「仕事は仲良しグループでやるものではないから、頑張ってみて」と励まされ、先生からは「今は就職氷河期だから、今から探しても条件の良いところは難しい」と言われ、辞めるのを思いとどまりました。

 

そして、4月から本格的に働くことになり、私の配属は売り場とトリミングルームでした。

最初は慣れない接客業でとても大変でした。

 

 

ペットショップでの一日の仕事

 

トリマーの仕事は、簡単に言うとペットの美容師のようなもので、事前に資格を取得する必要がありますが、動物が好きな方にはぴったりの職業です。

 

1日の業務の流れは、人間の美容師と似ていて、ブラッシング、シャンプー・リンス、ドライヤーでの乾燥、そして毛のカットが基本となります。

さらに、爪切りや耳掃除も行い、動物と人間が共に快適に過ごせる環境を整えることが求められます。

 

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トリマーは動物と接する仕事なので、どのようにコミュニケーションをとるかが課題ですが、動物の仕草を観察して適切に対応することが重要です。

お手入れの際は、1匹に数時間かかることもあり、飼い主さんとしっかりコミュニケーションをとって、要望に応じた作業の流れを決める必要があります。

 

トリマーは動物の美容や健康をサポートする役割を担っており、その名前は毛を整える「トリミング」に由来しています。

ペットも人間と同じように毛が伸びるため、周囲から見て違和感がないように整えることが求められます。

 

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トリマーは動物の知識を豊富に持つ

トリマーの役割は、飼い主の意見や希望をしっかりと聞き取り、最適なスタイルを提案して満足してもらうことが重要です。

最適なスタイルを選ぶためには、相応の技術や経験が必要であり、ペットの健康にも十分に配慮することが求められます。

 

トリマーは接客業と同様に、動物に関する知識を事前に身につけておかないと、信頼を得ることが難しくなるため、注意が必要です。

トリミングは毛の長さを整える作業ですが、健康面についても病気や栄養、飼育方法などをしっかりと理解しておくことが大切です。

 

トリマーの仕事は動物に関する知識が不可欠で、単なる憧れだけでは成り立ちませんが、その分やりがいを感じられる職業です。

 

ペットの毛を整えるだけでなく、飼い主さんとのやりとりもとても重要で、会話術やトリマーとしての知識を十分身につけておきましょう。

 

トリマーの1日の流れ

  • 出社して快適になるように掃除を行う。
  • 開店後、カウンセリングをしてトリミング開始。(飼い主さんと話し合って流れを決める作業)
  • 空いた時間に店舗内で接客業務。(状況に合わせて臨機応変に対応)
  • 昼休憩のあと午後のトリミング。
  • 閉店後に後片付け。

勤務が終わると、仕事が終了しますが、出社は朝の9時、退社は夕方の7時頃となります。

ただし、勤務先によって異なる場合があります。

 

主にペットショップでの勤務ですが、ペットサロンや動物病院なども含まれているため、求人情報をしっかり確認して選ぶことが重要です。

勤務時間は利用者のニーズに応じて変わることがあり、時には残業が発生することもありますが、事前に確認することで自分の希望に合わせて働くことができます。

 

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トリマーの給料、休日、待遇など

勤務場所によって給料も変動

給料の相場は地域によって異なりますが、正社員の場合、月収は14万円から20万円程度です。

初任給は平均で約15万円となっており、これは女性の一般的な水準と言えるでしょう。

 

ただし、勤務先によっては大きな差が出ることや、アルバイトの場合は時給制になることが多いです。

トリマーの給料は勤務先によって変動しやすく、特に大手チェーン店で働くと高くて安定した収入が得られます。

 

待遇については求人情報に詳しく記載されていますが、疑問があれば面接時に確認することが大切です。

個人経営の店舗では福利厚生が整っていないことが多く、給料も低くなるため、毎月の収入が不安定になる可能性があります。

 

安全性を重視するなら、大手チェーン店を選ぶと福利厚生が充実しており、安定した働き方ができるため、募集要項をしっかり確認して応募することが推奨されます。

雇用保険や社会保険の有無を確認し、将来の生活に不安がないようにすることで、安心して仕事に取り組むことができます。

 

自分の好きな仕事ができることが一番ですが、収入や休日面も大事です。待遇面はよく見て応募しましょう。

 

トリマーの休日について

トリマーの休日は、来店者が少ない時期に設定されることが一般的で、繁忙期には休むことが難しくなります。

勤務は主にシフト制で、土日祝日を含むスケジュールは責任者によって毎月決められることが多いです。

利用客は主に土日祝日など、仕事が休みのタイミングで来店するため、休暇を取りたい場合は平日に設定しないと職場で認められないことがあります。

 

飼い主さんの予定に合わせることも重要

長期休暇、例えば夏休みや冬休みの期間中も、飼い主さんのニーズや考えに応じることが大切です。

勤務時間は飼い主さんの状況によって変動しやすく、土日祝日は残業が多くなることもあるため、積極的に働くことで収入を増やすことができます。

仕事をする際には、自分の都合を優先すると他の仲間に迷惑をかけることがあるので、周囲に配慮しながらプライベートも楽しむことが大切です。

休日は勤務先の休みに合わせて決まりますが、できるだけ自己中心的にならないように周囲に気を配りましょう。

 

仕事内容・待遇面が納得のいくものであることが理想的

給料は、経験やスキルを向上させることで昇給が期待できる職場もありますので、仕事へのモチベーションを高めることが重要です。

ペットのトリミングでは、飼い主さんとしっかり相談し、満足してもらえるよう心がける必要があります。

この仕事はやりがいがあり、人気も高いので、最新の求人情報を確認して応募することが大切です。

 

ペットショップは肉体労働

トリマーの仕事は本当に大変

トリマーの仕事は、肉体的に非常にハードで、昔から「3K」と呼ばれていました。

私が考えるトリマーの3Kは、『給料が安い』『キツい』そして『危険』です。


  • ①給料が安い

    給料は技術や経験でも違うと思いますが、高給取りのトリマーはいないのが残念です。


  • ②キツイ

    自分の体より大きな犬をトリミング台に乗せたり押さえつけたりしないといけないので、かなり体力がいります。


  • ③危険

    結構本気で噛みついてくる犬がいたり引っ掻き傷も当たり前なので、手は傷だらけのトリマーは多いです。 


 

トリマーは自分を成長させてくれる仕事

トリマーという仕事は、お客様から預かった犬が最初は毛がボサボサで顔が見えない状態でも、自分の手で美しく整えてあげることができるのが魅力です。

飼い主様から感謝の言葉をいただいた時には、非常にやりがいを感じました。

また、自分自身が成長していると実感できた瞬間も、とても嬉しかったです。

 

犬や猫を自分の手で綺麗にしていく、そして飼い主さんに喜んでもらえる、とても達成感のある仕事です。

 

そのお店では、一緒に入った同期を店長候補として育てていたようで、私は店長に向いていないと感じました。

自分自身はトリマーとしてもっと成長したいと思っていたので、あまり長くは続けられないと感じ、約3年で辞めることにしました。

色々な出来事がありましたが、最初に就職した場所で多くの経験を積むことができ、先輩方から社会人としてのマナーを学ぶことができたので、今でも感謝しています。

 

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