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簿記3級試験内容
就職や転職に役立つ簿記の資格についてお話しします。
今回ご紹介するのは簿記3級で、比較的簡単に取得できる資格です。
基礎をしっかり学び、流れを理解することで、次の2級や1級の取得もスムーズになります。
簿記検定試験の申し込み方法
申し込み方法
- 全国の各商工会議所の窓口で申込受付が行われているので、原則そこから申し込み
- 郵送で受験申込を受け付ける商工会議所などや、書店で申込用紙を配布する商工会議所もある
- インターネット受験をすることもできる
詳しくはコチラ→商工会議所の検定試験~簿記検定~
簿記3級出題傾向
簿記3級は、5つの大問に分けて出題されます。
第1問
毎回、仕訳問題が5つ出題されています。
過去の問題と似た内容が多く出る傾向があるため、過去問をしっかりと学習し、仕訳問題に自信を持つことが重要です。
ここでどれだけ得点を上げられるかが合格のポイントになります。
第2問
帳簿記入に関する問題はよく出題されますが、時々勘定記入の問題も見られます。
帳簿記入では、「商品有高帳」や「売掛金・買掛金元帳」、「手形記入帳」、「当座預金出納帳」などが出題されることが多いです。
その中でも「商品有高帳」は特に頻繁に出題されるため、しっかりと対策を立てておくことが大切です。
第3問
試算表作成の問題は、9割以上の確率で出題されます。
ただし、時々財務諸表に関する問題も出ることがあるので、両方の対策をしておくことが大切です。
第3問は約30点の高配点ですので、試算表作成の問題にしっかりと準備をして、本番でも練習と同じように解けるようにしておきましょう。
第4問
伝票会計に関する問題は、約5割の確率で出題されます。
この分野の問題はパターンが決まっていて比較的簡単なので、高得点を狙うチャンスがあります。
計算ミスやケアレスミスを避けて、ここでしっかり点数を稼ぎましょう。
伝票会計以外にも、勘定記入や訂正仕訳の問題が出ることがあります。
ただし、これらの問題も伝票会計と同様にパターン化されていることが多いので、焦らずに落ち着いて取り組んでいきましょう。
第5問
精算表作成問題は、出題される確率が9割以上です。
ただし、時々財務諸表作成問題も出ることがあるので、精算表作成問題に加えて財務諸表作成問題の対策も忘れずに行いましょう。
過去問と似た形式が多いので、繰り返し過去問を解くことをお勧めします。
簿記3級はどんなことに役立つか
簿記3級の特徴
1.資格の中でも比較的易しい資格
スクールなどに通わなくても独学で十分取得することができます。計算が苦手…という人でも、簿記は電卓を必ず使って計算するので安心して取り組むことができます。
2.基本的な経理の知識が凝縮された資格
取得すると、学生時代にきちんと簿記を勉強してきたんだなということが証明されます。
また、社会人として一般的な知識を身に着けていることで、仕事をする中でも役立つ場面が多いはずです。
簿記3級取得で役立つこと
就職試験でも非常に役立つスキルです。
例えば、事務職の求人に応募する際に簿記3級を持っているかどうかで、人事担当者に与える印象が大きく変わります。
簿記は事務仕事の基本的な知識となるため、就職前にそのスキルを身につけておくことで、実際の業務でも活かすことができます。
さらに、大学や専門学校に入学する際に簿記3級を持っていると、学費が一部免除される場合もあるようです。
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簿記3級はどんな仕事に有利か
簿記3級は、どんな職業においても役立つスキルです。
経理の知識を持っていることは、必ずプラスになります。
特に事務職の中でも経理関連の仕事をする際には、大いに助けになります。
経理の仕事はその名の通り、経理に関する業務を担当するため、簿記の知識が必要になる場面が多いです。
そのため、簿記3級を取得しておくと、仕事がスムーズに進むだけでなく、さらに上の級を目指すことも可能です。
簿記3級は、取得が難しい資格ではなく、受験料も手頃です。
それにもかかわらず、得られるメリットは多いので、ぜひ早めに取得することをお勧めします!