駄菓子屋さんの面接
私が就いていた職の中に、駄菓子屋の店番というのがあります。
そこそこレアな職種ではないかと思いますが、何故この職にしたかというと、お菓子に囲まれた中で時間を過ごすことを、以前からイメージしていたからです。
お菓子といっても、高級スイーツ等ではなく、私は駄菓子が好きで、そんな駄菓子たちに携わる職が良いと思い、駄菓子屋の店番を選びました。
面接に関しては、厳選な審査というのは全然なく、店主の方にやる気あれば明日から来てよ、という感じで採用して頂けました。
その為、一応連絡先等は知らせましたが、履歴書は不要でした。
駄菓子屋さんの仕事
駄菓子屋でのお仕事はすぐに開始されましたが、意外とやる事があると知りました。
駄菓子屋の主な仕事
- 定期的に問屋から届く大量の駄菓子をお店に陳列
- 値札作り
- 子供の受けを狙ったイラスト作成
- 埃はたき(非常に店内は埃が積もりやすかったので)
また、駄菓子屋のお客さんの大半は小中学生です。
下校時にはすごい数の子供達が店に訪れますから、結構忙しいです。
お店のレジスターが旧式で、使いにくかったというのも印象に残っています。
しかし、お客である子供達が、駄菓子を買うついでに、学校での出来事などを色々と話しかけてきてくれるので、ともて充実の時間と思いました。
そんな私は絵本を読んであげることもありました。
これは仕事に入るか分かりませんが、子供達は大切なお客だから、絵本を読んであげることも仕事よ、と店主が言っていたので、音読は学生の時以来していませんでしたが、精一杯に、昔話のおむすびコロリンや、鴨とりごんべえ等を、読み上げました。
子供達はきれいな瞳で聞き入ってくれるので、カワイイと思いました。
そして、子供達が帰った後は、閉店の為戸を施錠します。
その後、不慣れな店の売り上げの計算をして、それを店主に報告して業務完了となります。
最初は駄菓子屋での仕事は、ただ座っているだけというイメージでしたが、やる事がこれほど多々あるとは・・・と思い、最初の頃は筋肉痛にもなりました。
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駄菓子屋さんの大変なところ
給料の面では、朝は10時頃に出勤し、夜の6時30分までの時間の仕事で、それを月に22日程の勤務で、16万円位でした。
待遇としては、期限の近い駄菓子は私に全て無料で頂けるという、駄菓子ファンの私にはとても嬉しい待遇がありました。
期限が近いといっても、まだ十分食べれますし、私は何より胃袋が丈夫ですから、一切気にしませんでした。
駄菓子屋の仕事で大変なことはというと、埃はたきです。
というのは、私は喘息持ちでもありましたので、少量の埃をはたくだけでも、咳が出やすかったのです。
その為、店で埃はたきをする時は、マスクを入念にして行いました。
全体的には楽しいと感じたので、大変とはほとんど感じませんでしたね。
駄菓子屋でお仕事して良かったことは、駄菓子の銘柄に詳しくなれたことです。
私は駄菓子好きなので、自分ではそこそこ詳しいつもりでしたが、店内には見たこともない銘柄も沢山あったので、とても良い勉強になりました。
他にもお客である多くの子供達に接することができたのも、良い経験になりました。
純粋で無邪気な子供達と話していると、自然に元気になれます。
なお、現在は駄菓子屋のお仕事を私はしておりません。
現在はフリーランスでネット関係のお仕事をしています。
駄菓子屋は期間限定でお仕事をする、という店主との約束でしたので、その期間が経ったので、現在は良い思い出となっています。
しかし、とても居心地が良かったので、今でも私はお客として、駄菓子屋に訪れることがあります。