言語聴覚士の資格
言葉のリハビリを行う言語聴覚士の資格取得方法、試験内容を紹介します。
言語聴覚士という仕事をみなさんご存じでしょうか。
普段の生活ではあまり耳にしない資格かもしれません。
言語聴覚士とは理学療法士や作業療法士に並ぶリハビリに関する国家資格です。
失語症や自閉症といった言葉に障害を持つ人達に言葉のリハビリを行います。
言語聴覚士の資格の取り方
言語聴覚士の資格は対象の大学や専門学校に通った後に、国家資格に合格すると取得することができます。
大学なら4年、専門学校なら3年で資格を取ることができます。
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大学・専門学校で取得する場合
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- 大学や専門学校では通常の講義に加え、実際に病院などで実習。
- 実習は大学により期間は様々ですが、概ね1~2か月前後。
- その期間は学校ではなく実習先の病院へ毎日通う。
- 講義におけるペーパーテストと実習、両方に合格した人のみ国家試験を受けることができる。
国家試験は現在は筆記試験のみで、これに合格すると言語聴覚士としての免許をもらうことができます。
ちなみに試験の傾向は毎年変わりつつあるので、実技試験が今後もないかというとそう言いきれない部分はあります。
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言語聴覚士はどんなこと・仕事に役立つのか
まず就職に有利です。
言語聴覚士は人手不足で、資格を持っていいればほぼ確実に就職できます。
また、家族や親族に言葉のリハビリが必要になったときに自分で対応することができます。
どの仕事をするのに有利かは、まず当たり前ですが、病院に就職する際に有利です。
言語聴覚士としてリハビリをする要因として面接を受ければほぼどこかの病院に正規雇用で勤めることができるでしょう。
非正規雇用が社会的に多い昨今では言語聴覚士という仕事は安定した収入を得るためには穴場な仕事かもしれません。
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また、この資格により、補聴器会社やその他医療器具メーカー、保育園、障害者施設などに就職する際も専門的な技能を有していると判断され就職に有利になります。
公務員として医療や福祉に関わる窓口に就職するというのもありでしょう。
いずれにせよ国家資格ですのでわかる人には非常に信頼がある資格なのです。