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私は公立中学校で数学を教えていましたが、忙しさやプレッシャー、ストレス、そして職場でのいじめが影響して体調を崩し、辞めることになりました。
この仕事に就く際の面接や試験、研修、そして教師を辞めた理由について詳しく紹介していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
目次
公立中学校で数学の教師
私は公立中学校で数学を教えていました。
数学の教師を目指した理由は、中学生の頃に数学が苦手だった私に、非常に親切に教えてくれた先生がいたからです。
その先生のおかげで、数学の成績が大きく向上しました。
そんな素晴らしい先生になりたいと思ったのが、私が教師を目指すきっかけでした。
数学教師は数学を教える役割を担っていますが、中学校で教えるためには中学校教諭1種免許状が必要です。
その免許を取得するためには、大学に進学して必要な知識を身につけ、試験に合格する必要があります。
教師の面接・研修
面接では、人とのコミュニケーションを楽しむことをアピールしました。
筆記試験で学力が評価されるため、私は自分が大切にしている価値観をもとに質問に答えることを心がけていました。
面接で聞かれたこと
- 子どもがこうした場合にどのような対応をとるか
- 親がこう言って来たらどうするか
- 地方に転勤になったらどうするか
- どうして教師を目指したか
研修は、私が採用された自治体では、初年度から5年目までと、10年目、15年目に大規模な研修がありました。
県の教育センターなどに同僚の教師が集まり、ディスカッションや授業研究を行い、最終的にレポートを提出します。
主に夏休みに行われていましたが、初年度は週に一度、午後からの研修がありました。
さらに2年目には、半年間学校を離れて企業に配属される企業研修もありました。
教師の仕事内容・1日の流れ
私は8年間、教師として働いていました。
中学校の教員は、数学を教えるだけでなく、ホームルーム活動や学校行事を通じて生徒と多くのコミュニケーションを取る必要があります。
これができないと、仕事が厳しくなります。
必要な知識を身につけるためには、大学の教育学部で数学教育を専攻し、楽しくコミュニケーションを取りながら教えることが効果的です。
中学校での教育実習を通じて現場の状況を理解することで、新しい環境にもスムーズに適応できるようになります。
大学の教育学部では、積極的に実習を行うことが重要です。
数学教師になるためには、数学科があれば選びやすいですが、もしなければ理学部を選んで数学の知識を深める方法もあります。
数学教師の仕事内容
数学教師の主な仕事は生徒に数学を教えることですが、中学校ではホームルーム活動や学校行事も行うため、クラス担任としての役割も求められます。
数学は知識があれば教えられますが、生徒のやる気を引き出すためのサポートも重要です。
ただ教えるだけでは生徒に理解してもらえないこともあるため、定期的に試験を実施し、理解度に応じて個別面談を行い、熱意を伝える必要があります。
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教師は生徒や保護者から信頼を得ることが重要であり、無理に強制するのではなく、上手に説得することが求められます。
数学を教える際には多くの教材が存在しますが、生徒が理解しやすいものを選ぶことが大切です。
生徒に教えるときは、事前に予習を行い、分かりやすくなるように協力をお願いし、アドバイスをすることで学びやすくなるようサポートすることが効果的です。
教師は生徒からの信頼を得ることが第一
中学校の数学教師は、数学の授業よりもホームルームや学校行事、部活動の指導に多くの時間を割くことが多いです。
そのため、担任として生徒がしっかりと学び、安心して学校生活を送れるようにするためには、保護者とのコミュニケーションを大切にし、信頼を築くことが重要です。
数学に苦手意識を持つと、なかなか積極的に学ぼうとしなくなります。
そのため、本人としっかり話し合いながら、最適な学習方法を提案することが大切です。
勉強は本人のやる気が重要で、モチベーションを高めるためのサポートが必要です。
高校生でも数学を学ぶ機会があるので、理解しやすい方法で教えることで、生徒にとって大きな助けになります。
教師としての仕事内容
- 学級運営
- 自分の専門の授業および準備
- 提出課題のチェック
- 生徒指導
- 部活動の監督
- 学校行事の準備や実施
- 事務作業
教師の1日の流れ
- 出勤して部活動の朝練
- 職員朝礼
- 朝学活
- 授業
- 給食指導
- 掃除
- 終学活
- 部活動
- 翌日の授業の準備
その他の仕事
- 昼休みや終学活後の補修
- 夏休みなど長期休暇時の部活動や研修
- 次の学期のことを話し合う職員会
- 冬休みには3年生の受験の準備
初任給は、それまで臨時教員をしていたかにもよりますが、新卒で25万弱だったと思いますが、勤務年数や評価によって昇給していきます。
また、住宅手当や家族手当などもあります。
校務分掌で手当がつくもの
- 部活動顧問
- 特別支援教育
- 教務主任 など
もちろん手当がつかないものもあります。
なお、残業手当に関しては、基本給に含まれているので出ません。
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数学教師の給料面・手当・待遇面
中学校の数学教師の給与は、勤務する学校によって異なります。
公立中学校の場合、年収はおおよそ544万円〜548万円ですが、私立中学校では330万円〜600万円の範囲になります。
また、教頭や主任の役職に就くことで手当が支給され、給与が増えるため、経験を積んでスキルを向上させることが重要です。
公立中学校では、学校ごとの差はあまりありませんが、初任給は四年制大学卒業者が24万円、短期大学卒業者が22万円となっています。
支払われる手当
- 地域手当
- 義務教育等教員特別手当
- 扶養手当
- 住居手当
- 通勤手当
- 期末・勤勉手当
私立中学校の年収は330万円から600万円と幅があり、教頭職に就くと月給は42万円、校長職では46万円になります。
中学校の教師は年齢とともに平均年収が上昇し、20歳の時点で300万円ですが、50歳になると550万円に達します。
ただし、55歳になると500万円に減少し、60歳を超えると350万円と低下します。
これは学校の状況によって変動しやすく、性別によっても男性の方が高い傾向があります。
数学教師の給与は中学校によって異なり、公立校では大きな差はありませんが、私立校では大きく変わるため、募集要項を確認することが重要です。
待遇は状況に応じて変わるため、事前に確認し、自分がやりがいを感じられる職場を選ぶことが望ましいです。
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生徒へのサポートは必ず行う
数学教師は教育学部で数学の知識を身につけるだけではなく、生徒をしっかりと育てることも重要です。
中学校の数学では、高校進学に必要な知識を身につけるためのカリキュラムを設定し、適切なテキストを選び、予習や復習を怠らないようにする必要があります。
数学は数字に関する学問であり、多くの生徒がコンプレックスを抱えることがあります。
そのため、しっかりとサポートし、学びやすい環境を整えることが求められます。
教師の仕事は非常にやりがいがありますが、その分責任も大きいです。
生徒の状況をしっかりと把握し、適切にサポートすることが求められます。
中学校は高校進学に向けての大切なステップであり、特に数学では基礎をしっかりと教えることが重要です。
教師を辞めた理由
私が教師を辞めた理由は、体調を崩してしまったからです。
忙しさや授業に対するプレッシャー、さらには他の教員からのいじめも影響しました。
教師という職業は、良い面も悪い面も含めて閉鎖的なところがあり、少しでも異なる意見を持つと厳しい状況に置かれることがあります。
学校行事では全ての教師が協力しなければならないため、普段から周囲との連携を大切にするべきだったと反省しています。