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ECCジュニア講師のCMなどよく見かけますが、実際の講師の仕事の実態はどういったものなのか?
子供を相手にする職業ということで、英語が話せるだけではやっていけません。
ECCジュニア講師の実体験をご紹介しますので、気になる方はぜひご覧ください。
目次
ECCジュニア講師の面接
私が経験した仕事は、ECCジュニアの講師です。
私はニューヨークの大学を卒業していますし、長年英語で生活していたので、英語を話すことはとても簡単でした。
そしてニューヨークから帰国して、何もすることがなくテレビで募集していたECCジュニアの講師に応募してみたのです。
筆記テストと面接があり、もちろん受かりましたがそれから冬の間、研修がありました。
最初にECCジュニアと契約を結ぶために3万円支払わなければならないのですが、その代わり、ECCジュニアからは準備費用ということで5万円が支給されました。
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研修の段階で抱いた不安
面接は英語で行われましたが、私の見た目と年齢にギャップがあったので、かなりびっくりされました。私は見た目がすごく若いのです。
それで、春のオープンに間に合うように研修が行われたのですが、研修に行った日の給料は入りませんでした。
連日、研修が行われたのですが、研修時点で、自分には合わないのではないかな、と感じていました。
研修は朝から午後まで行われていて、子供に英語を教えることを教わりました。
でも、実際にそこに子供がいるわけではないので、実際のところはわかりませんでした。
次の項目で研修内容をご紹介していきます。
ECCジュニアの講師になるための研修内容
ECCジュニアで講師をしたいと考えている人は、資料請求されたりホームページで情報を確認されていると思いますが、そこには事前に研修があると記載されています。
どのような研修をするのか気になりますよね。
ECCジュニアはホームティーチャーや教室で教える講師などありますが、どの道を選ぶのかで研修内容も少し異なります。
子供に教えるという事もあり、子供への接し方もとても重要になってくるでしょう。
研修開始前に、まずビデオを使って授業をどのように進めていくのか流れについてざっくりと知っておきます。
それから対面での研修になります。
対面研修では、実際に授業を行っているような雰囲気を作ってやるので分かりやすいです。
ただ相手は子供ではありませんので、そこが難しいポイントでしょう。
できれば児童心理を学んでいるほうが子供との接し方も分かるのではないかと思いました。
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講師になってからも定期的にある研修
ホームティーチャーの研修は最初だけ行われるものではありません。
講師になった後も、定期的な研修が行われます。
これは自分のレッスンが子供たちに分かりやすく伝わっているのか確かめる意味でも役立つ研修ですし、自己流のレッスンになっていないか確認する意味でも大切です。
どうしても慣れが出てくると自己流になりやすいからです。
基本的にはECCジュニアで決められている流れに沿って行わなければいけないので指導法が教室ごとに異なってはいけません。
子供の興味を引き出すためにどうしたら良いのか、向上心を高めるためにはどうしたら良いのかなどもしっかり教えてもらえます。
講師がレッスンを楽しめるようになると、子供も笑顔でレッスンに通ってきてくれます。
講師経験のない人がほとんどなので、不安にならずに研修に参加してください。
研修をすべて終えると講師認定証が送られてきます。
これを受け取りホームティーチャーとしてのお仕事が始まります。
教室に子供を呼ぶために机や椅子、ホワイトボードなどを用意し、チラシ、パンフレットも準備します。
担当スタッフさんがついてくれますので、不安なことが出てきた場合も相談できる点は安心です。
このようにしっかりした研修が行われるので初心者でも始めやすいECCジュニアのホームティーチャーですが、合う合わないはあるでしょう。
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ECCジュニア講師としての必要な英語スキルは?
ECCジュニアのホームティーチャーは、ご自宅に6畳くらいのスペースが用意できて英語が好き、子供が好きであれば開講可能とされています。
自宅ではスペースが用意できない場合は貸会場を使っての開講も可能です。
未経験でも英語が不安でもホームティーチャーになれると紹介されているのですが、本当に英語力は必要ないのでしょうか。
ホームティーチャーになるには、資格は不要とされています。教員免許も必要ないです。
しかし教えたことが無いのにできるのかと不安になるものです。
そこでどの程度の英語力があれば開講できるのかお話したいと思います。
基本的には中学3年生までの英語力、基礎レベルがしっかりしていればECCジュニアのホームティーチャーになれる知識は持っていると言えます。
中学3年生の英語レベルって言われても分かりにくいですよね。
一般的に英語力を確かめるための試験TOEICでどのくらいの点数が出せれば良いのか例に出してお話します。
TOEIC400点~495点
基礎力がまだ不足しているとなってしまいます。
少し英会話は話せるが読み書きでできていない点があるとみなされます。
この点数だとホームティーチャーになるには少し不安があるでしょう。
TOEIC500点~595点(英検準2級に相当)
基礎力がある程度あるとされます。
しかし読み書きの能力はまだ不足している部分があります。
長文の理解力はあるというレベルなので、ホームティーチャーになってから英語力を高めても何とかなるレベルと言えます。
TOEIC600点~695点(英検準2級Aに相当)
聞き取りも読み書きも簡単なものであれば十分できるとみなされていて、上場企業に入社したりする際はこのレベルが求められるケースが多いです。
ホテルスタッフさんやキャビンアテンダントもこのレベルは必須とされることが多いようですね。
この点数があればホームティーチャーとしても安心です。
学生時代に英検を受験されている人もいると思いますが、しばらく英語から離れていたのであれば参考書や試験問題をもう一度やってみて自分の実力を確認しておいた方がいいかもしれません。
面接の際には試験もありますのでやっておいて損はしないです。
英語のレベルも大事ですが、自分のレベルと人に教えて分かりやすいかどうか、理解してもらえるのか、については別の話です。
子供に教えますし、より難易度は高くなりますね。
そういった点を研修でしっかりマスターしましょう。
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ECCジュニア自宅レッスンを開始してみて感じたこと
さて、レッスン開始準備の話に戻ります。
会社側からレッスンに使うものなどが送られてきたのですが、かなりの量でした。
レッスンを行う場所は、両親の許可を得て自宅をレッスン場に使うことになりました。
研修を受けながら、クラスを開設するためのポスターを貼ったり、新聞の折り込みチラシを印刷してもらって、それを新聞配達のお店に持って行って、チラシを入れてもらうように手配をしたり、一件ずつ家を回って募集するという大変な作業でした。
子供が苦手だと気づいた時
本格的な授業が開始される前に、お試しレッスンを行います。
それで感じていたのは、私は決して子供が好きなのではないということでした。
でも、子供には好かれるので、優しい先生だと思われていたようです。
生徒は小学生低学年が5人集まりました。
そして、実際にクラスが始まったら、とても憂鬱な気分になるようになってしまい、どうも子供が苦手で、子供に英語を教えていることに無理があるのではと感じるようになったのです。
それに、家は割と広くて、子供達は夏になると「暑い!」と言い、クーラーを思いっきりかけなければならず、そんな電気代はECCジュニアからもらえませんし、いろいろなことで出費がかさんだり、子供たちが家の中でかくれんぼをして遊んだりして騒がしくなって日に日に嫌悪感が増していきました。
私がECCジュニア講師を辞めた理由
決定的にその仕事を辞めようと思ったのは、気分が沈んで、夜眠れなくなっていったからです。
次の日にレッスンがあると思うと憂鬱な気持ちになり、具合が悪くなることが多くなっていったのです。
そして心療内科を受診したら、やっぱり精神的に負荷がかかっているので、やめたほうがいいということでした。
つまりドクターストップがかかったのです。
私は子供は大丈夫かな、と思っていたのですが、子供がとても苦手なのだということがよくわかりました。
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ECCジュニアのやってられない収入面
収入は月々の授業料の半分だけなので、5,000円の授業料だと2,500円の収入になりましたが、家を使う時にかかる光熱費などの支給はありません。
収入も子供5人で月々、12,500円。
アルバイト以下の収入で、やってられないわ、ということになりました。
大人に英語を教えることは割とやりがいを感じたのですが、子供は無理でした。
ECCジュニアに連絡して、辞めたいということを相談し、病気のせいで続けることができないということで、了解してもらいました。
しかし、子供達は他の教室に行きたがらず、私の健康が戻ったら受けたいと言ってくれましたが、私はもう子供に英語を教えることは無理だと思って辞めました。
英語力があっても子供相手の仕事が自分にできるかどうか、その見極めが最初にわかっていれば…と後悔しています。
子供たちにも申し訳ないことをしましたが、自分に合った仕事をすることが一番だと感じた体験でした。
ECCジュニア講師に向いている人材は?
こんなにしんどい仕事ならみんな辞めちゃうんじゃないの?と思ってしまうかもしれませんが、もちろん苦にならず続けている人もいます。
私が感じるECCジュニア講師に向いていると思われる人ととして、
- 英語を教えることが好き
- 子供が好き
- 自分の蓄えが充分にある、または他に収入源がある
- 考えが柔軟的
- 臨機応変に対応できる
以上に当てはまる人はECCジュニア講師にふさわしいんではないかと思います。
この職業に限らず、子供を相手にする仕事は色々な境遇に備えて柔軟に対応できる能力を備えていないとできない仕事だと感じます。
ただ子供が好きという気持ちだけでは長続きしません。
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