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【保険会社に就職】主婦だった私がファイナンシャルプランナーの資格を取得して学んだこと

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就職前にファイナンシャルプランナーの資格取得を決意

私の場合、ファイナンシャルプランナーになりたい!と思い資格取得したというわけではなく、先に就職が決まりファイナンシャルプランナーの資格が必要で取得したという経緯になります。

就職というのが、「国内保険会社の営業職員」です。

そうです、お昼休みによく顔を出しているおばちゃんです!

 

私が勤めていた保険会社では、ファイナンシャルプランナーの3級資格は絶対に取らないといけないと決まっていました。

それは入社後約5年以内に取得することが条件になっていたのですが、仕事をしながら資格取得の勉強をすることは大変です。(新しく始めた仕事に疲れて家に帰ったら、ゆっくりビール飲みたいですよね!)

それを想定して私の場合は、まだ余裕のある入社前にファイナンシャルプランナー3級と2級を取得しました。

 

ファイナンシャルプランナーの勉強中に学んだこと

ファイナンシャルプランナーとはお金に関する仕事ですので、みなさんの身近な生活の中に深く関わってきます。

少し想像してみてほしいのですが、朝起きて会社へ通勤しますよね。
その通勤途中で事故にあってしまい、しばらく入院が必要になり仕事をすることができません。

その時、お給料はどうなるの!?と心配になりませんか?

入院ってお金がかかるって聞くけど、どれくらいかかるの!?

100万とかかかったら払えないよ!?など、不安になると思います。

「通勤中の事故」という出来事一つでも多くのお金の問題(心配事)があることがわかりますよね…。

 

ファイナンシャルプランナーと聞くと、聞いたことがないような言葉を使って仕事をする人というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、身近な生活の中のお金に関する知識を持っている人とも言えます。

私の場合、持病があり入院・手術を二度したことがあります。

その時の病院へ支払った病院代のことを思い出しながら実際の事例で計算をしてみました。

どういう計算方法でこの金額を支払うことになったのか、また、「高額療養費制度」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、高額療養費制度は入院中と通院中の病院代の合算をすることができません。

そのこともファイナンシャルプランナーの勉強中に初めて知ったことですが、実際の事例をもとに勉強をすることで頭にも入りやすく、仕事を始めてからもお客様へ例を出してお話しすることができました。

このように、身近な事例を使うことはファイナンシャルプランナーとして仕事をするにあたってとても大切なことだと感じています。

 


ファイナンシャルプランナーになるために必要なこと

資格があるからと言ってファイナンシャルプランナーとして仕事がうまくいくわけではありません。

資格があることで信用を得ることはできますが、お客様が納得して安心して生活を送ることができることが一番大切なことだと私は思います。

そのためにはお客様へ上手にお話をすることや、お話を聞いてもらうことが必要になってきます。

 

せっかくファイナンシャルプランナーという生活に密着した資格ですので、仕事として始める前でも日常生活を送る上で、

  • お客様が不安に思うこと
  • お客様が疑問に思うこと

この2つには敏感にアンテナを立てておきましょう。

例えば「退職したら生活費はどうなるのかな」「起業しようと思うけど、国民年金っていくら払うのかな」「保険って難しいな」など、身近にたくさんの問題(疑問)があふれています。

問題をイメージしておくことで、勉強もはかどりますしお客様のお話にも共感できますよ!

 

ファイナンシャルプランナーを取得し生命保険会社へ就職

ファイナンシャルプランナーになってからは国内生命保険会社へ就職しました。

その保険会社はファイナンシャルプランナー資格取得を必須としておりましたので、入社5年以降の職員は全員が資格を取得いていました。

必須ということもあり、資格取得までは定期的に研修があり会社としてもバックアップがありました。

私は営業職員として働いていましたが、保険というお金に関するものを扱う上で非常に大切なものでした。

 

また、お客様へ実際に営業に行かない事務職員や部長、課長クラスの方もファイナンシャルプランナーの資格を保持しておりました。

必須ではありませんでしたが、やる気のある職員たちは3級だけではなく2級も独学で学び取得していました。

 

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ファイナンシャルプランナーの仕事内容

私の場合は保険営業としてファイナンシャルプランナーの仕事をしておりました。

主に保険を販売する際にお客様へ制度の説明などをする際、ファイナンシャルプランナーとしての知識をお伝えしていました。

 

例えば、医療保険を販売するときにも誰でも一律〇円の保険がいいというわけではなく、会社によって高額療養費制度の金額が違うのでその金額によってお客様一人一人のプランを作成します。

そこをしっかりとお客様に理解していただけるよう制度の説明をしておりました。

個人年金を販売する際も、お客様によって公的年金がいくらもらえるかは変わってきます。

自分自身のことで大切なことですかそれを理解しているお客様は少なかったように感じました。

 

ファイナンシャルプランナーの大変なこと

一度ファイナンシャルプランナーの資格を取得して「私はファイナンシャルプランナー2級保持者です!」と言えても、知識が伴っていなければ全く意味がないことです。

せっかく資格取得時に勉強をして理解して覚えたことも、実際の現場で使えなければいけません。

そのためには必然的に勉強をし続ける必要があり、年々変わる制度にも敏感になっておく必要があります。

そこが資格保持者としての一番大変な部分ではないでしょうか。

 

間違えたことをお客様にお伝えすることは許されないので、自分自身の知識を新しくしていくと同時に、相手のお客様が理解できるような伝え方も大切になってきます。

自分だけがわかっているだけでは本当の意味でファイナンシャルプランナーとしての意味をなしていないのかもしれません。

 


ファイナンシャルプランナーの給料・休日

給与は営業職によくある、基本給+歩合制でした。

ですので、新規契約数により月々の給与の変動は大きくなります。

新人の営業職員で少ない月は10万円程度、多いときは30万円程度でしょうか。

勤務年数が多くなるにつれて、お客様も増え部下も増え、お給料が増えていく形態になります。

 

月々のお給料が少ないと感じる方もいらっしゃると思いますが、退職時の退職金は勤務年数にもよりますが約2000万円ほどと言われていました。

休日については、お客様相手の仕事ですのでお客様から「土日に」と言われれば休日出勤が必要になります。

しかしその分の振り替え休日が翌週の平日にとれていたので、大きな不満はありませんでした。

 

ファイナンシャルプランナーになって良かったと思うこと

仕事をする上で役に立つことはもちろんなのですが、ファイナンシャルプランナーの知識は身近な事例と密に関わってきます。

私の場合ですが、年金も年々減ってきていますので将来の老後資金が心配でなりません。

老後のために貯金をしているのですが、その貯金についても最近ではネットやSNSを見るとよく「銀行に預けても増えないよ。投資をしないと!」と見聞きしますよね。

“NISA”って言葉は知っているけど、それって何!?銀行は増えないっていうけど利子は!?金利ってそもそも何!?など、たくさんの疑問に思うことがある方が多いと思います。

そのような、銀行や投資に関する知識を得られたこともファイナンシャルプランナーになってよかったことの一つです。

 

また、祖父母が亡くなった際は両親が「相続税はかかるのだろうか、何がなんだか全くわからない」と言っていました。

多くの方が「相続という言葉は知っているし税金を払わないといけないことはなんとなく知っているけど、何をどうしていいかわからない」という状態になってしまいます。

それもそうですよね、大切な方が亡くなってそれだけで心身ともに大変な時なのにお金のことも考えないといけないなんて…。

 

その際も、私はファイナンシャルプランナーとしての知識がありましたので、相続税を計算して両親を安心させてあげることができました。

私自身だけでなく、両親の役にも立ててとても嬉しかったことを覚えています。

そういった実際の人生におけるお金の問題にも自分知識をもって対応できることは大きなメリットだと思います。

 

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