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大学時代の経験を活かし、システムエンジニアの職に就きました。
SEはブラック会社が多いイメージでしたが、私が入社した会社はそんなことは微塵もなく、研修時に学ぶこともたくさんあり、2年・3年と続けていくにつれ自分のスキルも上がり、モチベーションも確保できるほどやりがいを感じられました。
どの職でも職場環境はとても大事ですね。
目次
システムエンジニアの職に就いたきっかけ
私は現在IT関係の職場でシステムエンジニアとして仕事に就いています。
この職種を希望した理由は、私が大学生時代に少しプログラミングを経験していたことも理由の一つなのですが、当時まさに2020年の東京オリンピック開催決定やマイナンバー制度などの導入が決定され、しばらくはIT業界としてこれらに対応する業務があり安定するだろう、潰れることはないだろうと考えていました。
ただ私は当時、専門的にITについての知識やプログラミングについて勉強していたわけではないので、業界誌を読んだりすることで面接の対策や働くことに対するモチベーションを上げていました。
自分で少しずつでも勉強や知識を入れておくと、入社した時に仕事を覚えやすいと思います。
ものづくりが好きな人はSEに向いている?
よくよく調べてみた時、システムエンジニアに向いている人の例として、「ものづくりが好きな人」というのが挙げられていたのを発見しました。
私は昔から手芸や工作が大好きで、一時期はアクセサリー販売を職業にしたいと思ったこともあったくらいでしたので、システムエンジニアって意外と面白そうかも!とその時思いました。
我ながら、だいぶ単純だなと思います。
システムエンジニアの面接内容
いくつか内定をもらったのですが、その中でも私が就職した企業に関しては、面接時の印象が良すぎたことが重要な動機づけになりました。
面接は全3回ありましたが、一度も志望動機を聞かれることがなかったからです。
私が面接を受けた他社では、履歴書やエントリーシートに志望動機を書いている中で、面接でも再度志望動機を聞くという流れが多い中、私はこれを不毛に感じており、時間を無駄にしない姿勢や、面接時の質問内容が答えやすいと感じたからです。
面接で聞かれたこと
- 学生時代にグループやチームとして協力したこと
- そこでの自分の立ち位置や振る舞い
- 自分の考えを様々な人に伝える時にどういった点に気をつけるか
- 好きなアプリや使っているパソコン など
私が実践した面接対策
- 志望動機を矛盾なく言えるようにする
- 新聞を読むというよりは業界の最新ニュースをチェック
- 挨拶やハキハキとものを答えると言ったコミュニケーションをきちんと取れるように心がける
面接ではやる気を見せつけることが大事
システム会社の面接のイメージとして、気難しいおじさんが難しいことを難しい表現で聞いてくるんじゃないかと身構えていたのですが、どの会社も基本的にフレンドリーな面接官で、意外と話をちゃんと聞いてくれる人が多いんだなと思いました。
面接で一番重要視されたのが、「やる気」だったように思います。
今の会社に内定した一番の要因は、面接時に私が言った「この会社を成長させたい」だったようです。(随分偉そうな上から発言ですが…)
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採用後の研修でのこと
内定時は社内見学もありましたがそれだけでなく、夏休みを利用した内定者研修や夜には内定者懇談会という名の飲み会などもあり、先輩社員の方々も参加していました。
特に入社一年目の先輩は、入社してからおそらく自分が抱える不安を感じているだろうと思い、接客的に質問するようにしました。
この時に、受け答えだけでなく表情などを見るように心がけていました。
新入社員研修で学んだこと
- 敬語・名刺交換・電話応対などのビジネスマナー研修
- スピーチや発表に慣れる練習
- Javaのプログラム言語研修
- データベースの研修
- アプリケーションを作った実習形式の研修
- IT最新技術のセミナー など
システムエンジニアの仕事内容
システム関連は「1から」どころではなく、「0から」学ぶようなものだったので、最初は「システムって何?」「OSって何?」という超初歩的なところから始まりました。
そのため、やはりまず研修中につまづきました。
理系の問題についていくのが大事で、どうして自分はこんなに理解が遅いのだと自己嫌悪になることが多かったです。
何もかも勉強することからの始まり
3ヶ月間の新人研修後、システムのホスティング業務の管理をする部署に配属されました。
新人研修では、プログラミングのことを中心に学んでいたのですが、配属先の部署での業務は、プログラミングなんかは一切なし。
サーバOSやネットワーク、データベースの知識が必要となってくる、基礎系の部署でした。
そのため、また一から勉強し直し。
配属初日から部署のミーティングに呼ばれ、話されている内容が全て呪文に聞こえてくる中メモを取り、議事録としてまとめたのがものすごく大変だったことを、今でも覚えています。
また、数週間後に客先を訪問する上司に同行し、緊張しながらお客様と名刺交換。
にこやかに且つ要点をまとめて話す上司を見て、話すスキルが大事になる職種だと思いました。
業務内容
- 基本的に自社内でお客様から預かっているシステムのパフォーマンス状態を見る
- お客様からの問い合わせに対応する
実際に先輩の隣でサーバの設定変更をしたり、データベースの管理ツールを触ったり、ネットワークの状態を調べたりすることで、徐々にではありますが、インフラ周りの知識が身についていきました。
システム会社に入社してから現在までの仕事内容の変化
1年目
1年丸々OJT形式で仕事をし、ほとんど残業することなく先輩に言われた仕事をやる。
2年目
2年目以降、新たな仕事を徐々に経験し、お客様と関わるような機会も増えていった。
現在
社内システムやセキュリティー面に携わっており、基本的に忙しくなることはなく、出社したらメールをチェックし社内システムの保守をする。
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専門知識が身につきやりがいを感じるようになる
システムエンジニアとして勤務し、様々なシステムの運用保守に携わることで、どんどんシステム関係の知識が深まっていきます。
自分にできることが徐々に増えていく様子が、とても楽しいと感じますし、やりがいを感じる点です。
私自身、専門的な分野をみっちり極め、何かを成し遂げていくことに達成感を感じるタイプのようです。
経験が自信へと変わる
今ではシステムエンジニアの職種を選んで良かったと思っています。
また、これはもちろんなのですが、IT関係への苦手意識が全くなくなりました。
実は就職前の私は、機械音痴というかIT音痴というか、なかなかITに対して苦手意識をぬぐえなかったのですが、就職して仕事に慣れてからは、そんな時代があったことが信じられないと思えるくらいです。
PCのセットアップは率先してやるくらい大好きですので、専門の人にセットアップしてもらったりするお金がかかりません。
自分で調べてどんどん自宅用PCも使いやすいように設定をいじったりしています。
新しいものがどんどん出てくるので、飽きないです。
資格取得でさらにスキルアップ
そして、就職してからなのですが、情報処理技術者試験の資格をいくつか取得しました。
今まで資格と言ったら、英検やTOEICなど簡単なものしかなったのですが、IT系の国家資格を持っていることは、ちょっと誇らしく思ったりします。
「基本情報技術者試験は一番簡単な国家資格」なんて言われることもあるのですが…。
システム関連以外のことでいうと、メールや報告文など、文章を書く機会がとても多いので、文章を綴るということに抵抗がなくなりました。
いかにわかりやすく伝えるか、という観点でコミュニケーションを取るという良い癖がついたと思っています。
システムエンジニアの給料・待遇・休日
他の会社のことをよく把握していないのですが、残業が少ないこともあり、おそらく他のIT会社と比べると給料は「少なめ〜平均」くらいなのかなと思っています。
初任給:20万円程度
手当:住宅手当、通勤手当、扶養手当
また、高度な資格を取ると資格報奨金という物があり、仕事や勉強に対するモチベーションになっています。
給与は年々アップしていますが、30代前半の方でもマネージャー職、40代前半の方や女性の方の部長もおり、能力が評価されているような印象を受けています。
休日はかなり充実しています。
年に取らなければならない休日数が決まっており、あまりにも休んでいない場合、上司からうるさく言われることも多いです。
年に1回、1週間連続で休みを取らなければならないという制度もあります。
休日出勤も本当にやむを得ない状況でないと認められないので、ワークライフバランスという観点では充実していると思います。
ちなみに私が直近1年間で休日に出勤したのは、新システムの本稼働作業を手伝う時と、休日でしかどうしてもできないテストをする時、2日間です。
自分のやる気と要領でできるできないは決まる
SEと聞くと、「大変そう」「ものすごく苦労がありそう」というイメージもあるかと思いますが、そんなことはありません。
仕事をしていれば、その仕事に関わる知識はいつの間にか、ある程度身につきます。
また、会社や部署や仕事内容にもよりますが、意外と文章を書かざるを得ない場面が多いので、もはや理系文系関係ないんだなと感じます。
もし違う分野からのSEに転職を考えている場合は、「無理そうだな」とか「難しそう」などの先入観を持たず、足を踏み入れてみてほしいと思います。
仕事ですので、多少厳しい面や辛いこともありますが、総合的に満足できる職場です。