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通訳に向いている人はこんな人!必要な資格はある?仕事内容や体験談も紹介

通訳に向いている人はこんな人!必要な資格はある?仕事内容や体験談も紹介

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通訳はどんな仕事?

どんな人が向いている?

通訳の職業について紹介していきますので、通訳を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

 

通訳になるには?

まず、通訳になるにはずばり、高い語学力が必要です。

資格は特に必要ないですが、自分の語学力を試すには資格を取得しておくことで周りにも認められやすいです。

語学の勉強をするために、大学や短大へ進学して集中的に語学力を磨きましょう。

語学力だけでなく専門的な知識も身につけておくと役に立ちます。

本気で通訳の仕事に就きたいという方は、通訳者養成スクールなどに通うことも有効的です。

通訳になるためにすることは?

  • 言語能力の習得
  • 通訳の技術の習得
  • 専門知識の習得
  • 実務経験の取得
  • 資格取得でスキルアップ

言語能力の習得

まず第一に、流暢になりたい言語を習得する必要があります。

そのためには、言語学校や大学での学習、オンラインコース、言語交換プログラムなどを活用することが役立ちます。

通訳の技術の習得

通訳には特別な技術が必要です。

これには、リスニングスキル、メモ取り、口頭表現能力、瞬時に情報を処理する能力などが含まれます。

これらのスキルを向上させるために、通訳のトレーニングプログラムやワークショップに参加することが有益です。

専門知識の習得

通訳者は、さまざまな分野での専門知識が求められる場合があります。

例えば、医療、法律、技術などの分野で、その分野に関する専門用語や概念を理解する必要があります。

関連する分野での教育や経験を積むことが役立ちます。

実務経験の取得

通訳の実務経験を積むことは非常に重要です。

このためには、ボランティア活動やインターンシップ、フリーランスの通訳業務など、さまざまな機会を探すことが役立ちます。

資格取得でスキルアップ

一部の国や地域では、通訳者向けの認定試験が提供されています。

これらの試験に合格することで、通訳者としての信頼性と専門性を証明することができます。

 

通訳者になるためには、上記のステップを追求するだけでなく、継続的な学習と成長を重視し、業界の最新トレンドや技術に対する理解を深めることが重要です。

 

 

通訳に向いている人は?

通訳に向いている人は、以下のような特徴を持つことがあります。

通訳に向いている人

  • 言語能力がある
  • コミュニケーション能力がある
  • 文化的理解がある
  • ストレス耐性がある
  • 専門知識がある

言語能力がある

通訳は、複数の言語を流暢に理解し、正確かつ迅速に翻訳できる能力が必要です。

より多くの言語を理解し、習得しているほど、幅広い状況で通訳できる可能性が高まります。

コミュニケーション能力がある

通訳は、人とのコミュニケーションを円滑に行うために、優れた口頭表現能力と聞き取り能力が求められます。

相手の発言を正確に理解し、それを適切な言葉で表現する能力が重要です。

ユーモアを交えたり、身振り手振りが自然にできると相手にも伝わりやすいです。

文化的理解がある

言語と文化は密接に関連しています。

通訳者は、異なる文化や慣習について深い理解を持ち、そのコンテクストを考慮して翻訳する必要があります。

相手国の言語だけでなく文化を学ぶことでその国のことをより深く知ることができます。

ストレス耐性がある

通訳は、リアルタイムでの翻訳を行うため、時には高いストレス下で作業する必要があります。

予期せぬ状況やプレッシャーにも柔軟に対応できる能力が求められます。

専門知識がある

通訳者は、様々な分野での知識を持っていることが望まれます。

特定の分野における専門用語や概念を理解し、それを適切に翻訳できる能力が必要です。

 

通訳の仕事の種類

通訳の仕事の中にもいくつか種類があります。

自分がどのジャンルが得意かで働き先や仕事の仕方を選ぶ幅も広がります。

通訳の仕事の種類

  • 会議通訳
  • ビジネス通訳
  • 放送通訳
  • エスコート通訳
  • コミュニティー通訳

会議通訳

会議通訳

会議通訳は、国際的な会議や会合で行われる翻訳の形式の一つです。

会議通訳は、会議やイベントに参加する人々が異なる言語を話す場合に、コミュニケーションを円滑にするために行われます。

通訳者は、参加者が話す内容をリアルタイムで別の言語に翻訳し、参加者が意思疎通できるようにします。

会議通訳は、同時通訳と逐次通訳の二つの主要な形式に分かれており、同時通訳は、通訳者が話者と同時に話す内容をリアルタイムで別の言語に翻訳するもので、一般的には特殊なブースで行われます。

逐次通訳は、話者が一定のセクションを話し終えた後に通訳者がその内容を翻訳するもので、通常は話者と通訳者の間に通信手段が必要です。

会議通訳者は高度な言語能力、専門知識、コミュニケーション能力を持っており、会議やイベントの成功に不可欠な役割を果たします。

 

ビジネス通訳

ビジネス通訳

ビジネス通訳は、ビジネス関連の場面で行われる翻訳の形式の一つです。

異なる言語を話すビジネス関係者がコミュニケーションを円滑に行うためにビジネス通訳者が活躍します。

ビジネス通訳は、会議、交渉、プレゼンテーション、商談、取引など、様々なビジネスシーンで行われます。

ビジネス通訳者は、専門的な知識と言語能力を備えており、ビジネス用語や専門用語を正確に翻訳できる必要があります。

また、ビジネスコミュニケーションの文脈や文化的なニュアンスを理解し、適切なコミュニケーションを確保する能力も求められるでしょう。

ビジネス通訳者は、会議通訳と同様、同時通訳や逐次通訳の形式で活動することが多いです。

同時通訳はリアルタイムでの翻訳であり、通常は特殊なブース内で行われます。

逐次通訳は、話者が一定のセクションを話し終えた後に翻訳が行われる形式です。

ビジネス通訳者は、ビジネスの成功において重要な役割を果たし、異なる言語や文化間での円滑なコミュニケーションを支援します。

 

放送通訳

放送通訳

放送通訳は、テレビやラジオなどの放送メディアで行われる翻訳の形式の一つです。

通常、リアルタイムで行われ、視聴者や聴取者に対して異なる言語で放送されるコンテンツを理解できるようにするために使用されます。

放送通訳者は、主にニュース放送、スポーツ中継、エンターテイメント番組、国際会議のライブ中継などの場面で活躍します。

彼らは、話者が発言する内容をリアルタイムで別の言語に翻訳し、その翻訳を聴衆に提供します。

放送通訳は、同時通訳の形式で行われることが一般的で、特別なブースやスタジオ内で作業することがあります。

放送通訳者は、高速かつ正確な翻訳能力を持っている必要があります。

また、放送業界の知識やコミュニケーションスキルも重要です。

彼らの役割は、異なる言語や文化間での情報伝達を円滑に行い、視聴者や聴取者に理解可能な形でコンテンツを提供することです。

 

エスコート通訳

エスコート通訳

エスコート通訳は、通常は訪問者や旅行者に対して行われる翻訳の形式の一つです。

通訳者は、外国語を話す訪問者や旅行者を案内し、必要な場面で言語の通訳を行います。

このような場面には、観光地やビジネス会議、交渉、商談、文化交流などが含まれます。

エスコート通訳者は、一般的にリアルタイムでの通訳を行います。

彼らは訪問者や旅行者と一緒に行動し、必要に応じてコミュニケーションを円滑にするために翻訳を提供します。

これには、観光スポットでの案内、レストランでの注文、ショッピングでの交渉などが含まれます。

エスコート通訳者は、言語能力だけでなく、コミュニケーションスキルやカルチャーアウェアネスも重要です。

彼らの役割は、訪問者や旅行者が異なる文化や言語環境で円滑に行動できるようにサポートすることです。

 

コミュニティー通訳

コミュニティー通訳

コミュニティ通訳は、一般的に特定の地域やコミュニティ内で行われる翻訳の形式です。

主に言語の壁がコミュニティメンバーの間でコミュニケーションを困難にしている場合に活動します。

これは、移民や難民、少数言語話者などのコミュニティメンバーに対して、公共サービスや医療、法律、教育などの重要な分野で通訳支援を提供することが含まれます。

コミュニティ通訳者は、言語の通訳だけでなく、文化的なニュアンスやコミュニティの特性にも精通している必要があります。

彼らの役割は、コミュニティメンバーが重要なサービスや情報にアクセスできるようにすることです。

例えば、医療通訳者は医師と患者の間のコミュニケーションを支援し、移民が法律サービスを利用できるようにすることがあります。

コミュニティ通訳者は、高度なコミュニケーションスキルとエマパシーが求められます。

彼らはしばしばストレスの高い状況で作業し、コミュニティメンバーのニーズに応えるために柔軟かつ効果的な通訳を提供することが求められます。

 

通訳の仕事体験談

ここで、実際に通訳の仕事をしていた方の体験談を紹介します。

通訳の仕事に関わりたい方はぜひ参考にしてみて下さい。

⇓ ⇓

 

通訳の仕事をしたいと思ったきっかけ

英語を始めてしゃべるきっかけになったのは、16歳の夏にアメリカのロサンゼルスの郊外に一か月ホームステイをしたことでした。

ライフスタイルから食べ物の大きさまで、すべてが日本とは全く違うスケールの大きさのアメリカに魅了され、高校卒業後はそのホストファミリーを頼りに、地域のコミュニティカレッジに留学しました。

留学時代、家族をはじめ多くの友人が遊びにきてくれましたが、その際に友人の言いたいことを現地人に伝えたのが通訳の始まりでした。

その時、お互いが言いたいことを伝え笑顔になるのを見て、通訳という仕事に対し漠然と、こういう仕事もいいなと思ったのがきっかけです。

 

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通訳の仕事をするために実践したこと

通訳という職業に関しては、通訳養成コースというものも一応受けてみたのですが私には合わず、実際は社内通訳・翻訳という私語を得てからの仕事での実践、OJTで通訳に必要なスキルというものを少しづつ身につけていきました。


通訳というと、英語力だけに目がいくと思いますが、2か国語を使い意思の疎通を助けるという観点から、国語、日本語の語彙力を上げることがとても重要だと仕事を通じて痛感しましたので、日本語の色々なジャンルの本を読み漁り、語彙力を高めていきました。

 

外国語を話す仕事をしていても、日本語の勉強も必須ですね。母国語でも知らない言葉はたくさんあります。

 

通訳の仕事をするために必要なこと

通訳として最も重要なスキルの一つが要約力です。

特に同時通訳の場合は、瞬時に頭の中で訳を整理してアウトプットすることが要求されるため、話者が話したことを100%訳すのは不可能です。

そのため、同時通訳の場合は話者の話した内容のだいたい60~70%の内容を訳すことになりますが、ここでいかに素早く正確に内容の骨子を掴み、要約するする能力が極めて重要となってきます。

 

実際のスピーチやプレゼンテーションを見てみると、「え~」とか、「つまりこれは、あの、そうですね」とか、訳す必要のない部分も多く、このようないらないものはばっさりカットして、肝の部分をしっかりまとめてわかりやすく伝える必要があります。

これについては、映画の字幕をイメージしてもらえるとわかるのではないでしょうか?文字制限という制約もあることから、実際しゃべった内容からかなりそぎ落とされています。

しかし字幕を見るだけで内容は理解できますし、全体の話の流れは落としていないのです。

 

これはまさに簡潔に最も重要な内容をピンポイントでおさえているからできることです。

同時通訳の場合も時間という制限の下、訳出できる言葉の量にも制限があるため、いかに簡潔に、かつ骨子をしっかりつかんだ要約ができるかという能力が必要となります。

 

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通訳の仕事に就いてからの勤務先

大手自動車メーカーで社内通訳・翻訳として勤務しました。

広島市で5年、栃木県宇都宮市で6年社内通訳・翻訳として勤務し、アメリカのアラバマ州の工場内でも社内通訳・翻訳として4年勤務しました。

車以外では米国内の下着メーカーでも1年、そこでは正社員でしたが通訳としての業務経験があります。

その後はフリーランスの通訳・翻訳として独立して約6年になります。

 

通訳の仕事内容

通訳の仕事は大きく同時通訳・逐次通訳に分けられ、また最近はコロナの影響でリモートでの通訳業務が主流になってきました。

同時通訳

話し手は途中で止まることなく会話を続け、通訳者は通称パナガイドと呼ばれるトランスミッターとレシーバーという機器を用いて話し手が話す内容を聞きながら次から次へと訳していく方法

逐次通訳

話し手に定期的に止まっていただき、その間に通訳をするという形式

 

企業内での通訳、特にプレゼンテーションの通訳はほとんど同時通訳となります。

しかし部署によっては通訳の英語と自分のプレゼンを両方しっかり確認したいという依頼者や部署もあり、そのような場所では逐次通訳というスタイルが好まれます。

 

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通訳業の大変なこと

また、通訳として大変だと思うことは、通訳という仕事は人前で話すというタスクが避けられない職業です。

今現在はコロナの影響もあり、リモートでZOOMなどを利用して通訳をするというスタイルも普及してきましたが、大規模なコンフェレンスなどで同時通訳ブースがあることをのぞいては、通常は会議室の一角で通訳をすることになるため、常に人の前でしゃべることが必要となります。

 

特に逐次通訳の場合は、話し手が一旦通訳をはさむために話を止めるため、会議参加者全員の視線が通訳に向けられます。

自分に多くの人々の視線が集中する中で通訳をしないといけないのです。

人前に出ると緊張するという人は、みんなが一斉に自分の方を見て、自分の通訳を聞いているというプレッシャーに負けずに通訳をしなければなりません。

 

誰がいようと何人いようと何を言われようとも臆さずに通訳をできるような人材が適任ですね。

 

また、多くの場合、専門用語が伴う業種であればあるほど、会議参加者は鵜の目鷹の目で通訳のパフォーマンスを見ています。

このような会議の参加者の中には英語が堪能な技術者も多く、当然間違えたことを言うとすぐに指摘されることも多いのでそのような状況においても柔軟に対応できる能力も必要となってきます。

私も初めのころは大勢が参加している会議で通訳をするのはとても緊張しましたが、次第に慣れてきていつの間に全く然緊張しなくなりました。

 

通訳をされている方の中には逆に自分の通訳を聞いていないとイラっとする人もいるようで。

みんなの視線が自分に集中するのが、「ショータイム!」であるかのように楽しんでいる人もいます。

ここまでくると通訳も天職なのかもしれませんね。

 

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通訳の給料・休日

通訳の給料は社内通訳とフリーランスでは大きな違いがあります

社内通訳は未経験の人でも採用される場合もありますが、その代わり経験が浅いということで時給は経験者と比べだいぶ低く設定されます。

 

当然ながら同じ社内通訳でも経験豊富で実力がある人は時給でも優遇されます。

その人の経験や職種でも時給も変わってくると思いますが、一般的には1,500円~3,000円の幅ではないでしょうか。

 

フリーランスの場合はエージェンシーに登録して仕事をもらうパターンと、自分から直接仕事を見つけるパターンがあると思いますが、過去に実務経験がないとまずフリーランスとしても仕事は来ないので、先にある程度社内通訳などで実務経験を得る必要があるでしょう。

フリーランスも業種や通訳の時間、実務経験の有無で報酬には大きく違いがあると思います。

その差もランサーズなどで単発に得るものなら5,000円ぐらいから、企業に直接頼まれれば1回の通訳で7万~10万ということもあります。

 

休日は、だいたいは自分が通訳として仕事を請ける企業のお休みの日と同じになることがほとんどだと思います。

メーカーなどの仕事が多ければ土日はほぼお休み、逆にイベント系の仕事がメインなら土日は仕事になることが多いでしょう。

 

勤務先の就業内容によってこちら側の出勤日も変わってきます。

 

通訳の仕事をして良かったと思うこと

あと、通訳という仕事をして良かったと思うことは、フリーランスになってからは特に様々な業種で通訳をする機会が得られ、これまでは全く知らなかった、あるいは興味のなかった分野についての見聞を広めることができるということです。

 

通訳という仕事は、事前に可能な限りの資料を読み、事前にできる限りの背景知識および用語を吸収しておくことがとても重要です。

仕事を請けると、全く興味がなかったものであろうと事前にしっかりと予習することになるのですが、意外にこの新たな分野との出会いが楽しいものになることが多いです。

そして興味が沸くと情報収集もはかどり、通訳のパフォーマンスの向上にもつながります。

言い換えれば、好奇心旺盛な人であればあるほど、通訳という職業は向いているかもしれません。

 

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