貿易事務の仕事
私が貿易事務の仕事に就いた理由は、自分の細かい性格を活かせると思ったからです。
貿易事務の仕事は大変
大変なこと
- 書類作成やチェックが多い
- 貿易書類の多くが項目が多岐にわたり複雑
- 書類が間違っていると通関ができなかったり、お金が支払われなかったりするので、普通の仕事以上にミスが許されない

海運会社の面接
面接で聞かれたこと
- なぜ貿易事務の仕事を選んだのか
- 貿易事務の仕事をする上で大切なことは何か
- トラブルになった時にどのように処理をしたか
複数社の面接を受けましたが、上記の3点は高確率で聞かれました。
実際にはそうでなくても、大雑把そう、トラブルに弱そう、ミスが多そうと先方に感じさせると、面接は上手くいきません。
わからないことを聞かれたら、知ったかぶりしないことも大事です。

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貿易事務は女性が多い職種ですが、海運業界は保守的でまだまだ男性を優遇する会社も多いです。
そのことに留意して面接に阻んだ方が良いと思います。
職場の面接で見学ができる場合は、電話が多く鳴っているかはチェックしておいた方が良いです。
配属される部署にも寄りますが、トラブルが多い会社は電話も多くなる傾向があります。

その日の状況・曜日によって変わってくる貿易事務の仕事内容
私がしていた仕事内容
- コンテナ船の着船通知の書類の作成送付
- 問い合わせの電話やメールの対応
約二年ほど勤務し、その間輸入の書類作成チームに所属していました。
曜日によって入港する船の規模と数が違い、月曜日と火曜日は忙しく、水曜日と木曜日は暇でした。
金曜日は船が遅れていると忙しかったですが、遅れていない場合は暇でした。
会社にもよりますが、輸入は週の前半が忙しく、輸出は週の後半が忙しい傾向があります。
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天気が悪くなると船が遅延し、それに伴って問い合わせの電話も増えます。
大半が国内のお客からですが、たまに海外の支社から英語で問い合わせがありました。
だいたい営業に取り次ぐだけなのですが、慣れていない時は焦りますし、メールも大半が英語なので最初は大変でしたが、数か月もすると慣れてきました。

勤務形態
勤務時間:9時から17時
出勤日:基本的に平日出勤、船の遅延の関係で土曜日出勤もあり(片付けなど)
残 業:月曜日と火曜日は高確率で残業
土曜日出勤になった時は代休が出ましたが、いつ出勤になるかわからないので、基本的に土曜日に予定は入れられませんでした。
年始も船の関係でゆっくり休めず3日から出勤しました。
貿易事務の仕事をして思う事
大変だったこと
仕事をしていて大変だったことは、天気に左右されるので、台風の時はコールセンターのようになったことです。
会社に船の情報が入るのが遅く、問い合わせてきたお客様の方が詳しいこともありました。
一度台風によって積み荷に被害が出た時も、一カ月ぐらい問い合わせの電話が鳴り続けて困りました。

嬉しかったこと
嬉しかったことは、船の運行情報を教えると、例えトラブル時でも電話口で「ありがとう」と言ってくださる時です。
悪い情報でも正直に伝えて謝罪すると、大抵の方は快く許してくださいました。
貿易の仕事はイレギュラーな対応を迫られる時も多く、臨機応変に問題を解決できたときなど達成感がありました。
社内には外国の方も多く働いていたので、日本にいながら国際交流ができて面白かったです。
社内のコミュニケーションは日本語、英語、中国語でした。
片方は英語なのに、片方が中国語で会話していることもあり、なかなか刺激的な職場でしたね。
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基給料は手取りで約20万ほどだったので、それほど悪くはありませんでしたが、残念ながらボーナスはありませんでした。
仕事が楽しかったので、私はそれでも満足していましたが。
もっと続けたかったのですが、最後は会社の業績が悪くなって契約を打ち切られてしまいました。
あまり良い辞め方とはいえず、暫くは納得できずに悩みましたが、そこでの経験があったお陰で、後日もっと条件の良い会社に就職することができたので、そこでの仕事経験はとてもいい思い出です。